三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

打ち上げ☆

2008年02月27日 | サロメのはなし
昨日は夢にまでみた(笑)サロメの打ち上げでした!

改めて、サロメやって良かったと実感。
もちろん、あの舞台に100%満足なわけじゃなくて、
反省とか不満とかもあるけれど、
でも、これだけ多くの人たちと一緒に舞台を作れたことは、
一生の宝物です。



実はずっと、大所帯って苦手だったんです。
バンドみたいに少人数だと安心なんだけど、
いろんな人が集まってるところに、うまく入っていけないというか。
幼稚園児の頃から集団不適応な子でした。
学校のクラスにも、あんまり馴染めなかったし。。
そんな私が、自分から未知の集団に飛び込み、ちゃんと居場所があると思える、
これって、ちょっとした奇跡なんじゃないのかと思うこともあるのです。
おおげさに聞こえるかもしれないけど、
これでも人知れず人間関係に悩み多き十代を送ってきたので。

そして、また新しい宝探しが始まります。

あ、その前にサロメのサントラ作ります!
お楽しみに~♪

次回作では、公演会場での販売を目指しますよ(笑)
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たま妓会。

2008年02月23日 | ライヴ日記
本物の雪が舞うのを背景に津軽三味線。

期せずして、そんな風流な会となりました。


津軽三味線の簡単な歴史のお話、
津軽名物のお話、
私自身の津軽三味線への想い、などを交えながらの約1時間。

ほとんどが定番の津軽民謡だったのですが、
実はいちばんウケたのは、「リンゴの唄~りんご追分」でした。。
これは、けっこう気に入ってるアレンジだし、
大衆音楽志向の私としては、ちょっとうれしい。
三味線、日本の伝統楽器、なんて構えないで、
気軽に聴いてもらいたいのです。
で、三味線って意外とおもしろいやん、とか、
また聴いてみてもいいかな、とか、
そんな風に思ってもらえたら、最高です。

その一方で、
私自身が一方ならぬこだわりを持って弾いている“竹山流”三味線。
流行らないのはわかってます、
地味なのもよくわかるし、難解なのも百も承知で、
でも、こういう津軽三味線もあるって知ってほしいのです。
この渋さの中にある魅力を、どうにかして伝えたいと、
「三味線よされ」も入れました。
私のMCはものすごく力入ってたはずなんですが、
やっぱり、なかなか難しいですね。。。
でも、これは私なりのこだわりですから。弾き続けます。


本当に寒い中、ご来場くださった皆様
ありがとうございました。
この御縁がまたつながっていきますように。
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そねざきしんぢゆう。

2008年02月20日 | EN
始動です。

サロメで一緒だった小梅さんと拓平さんと、
曾根崎心中の道行をやります☆

曾根崎心中。
ずっとやってみたかった作品です。
まさに、声に出して読みたい日本語、て感じ。

しかし。

もともと、三味線と声だけで完成されているものを、
ジャンル違いといえども、
同じ太棹と唄だけで挑むのは、大変!!
オペラの方が、なんぼかラクですよ…。

でも、私がやりたいのはやっぱりオリジナル作品です。
しんどいけど、楽しい。
民謡もいいけど、飽きちゃうのよね(笑)。

がんばります!!
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104。

2008年02月19日 | 三味線のはなし
1分間に四分音符が104個。

これが、手踊りのじょんから節の理想的テンポらしいです。

が、そんなのが、ぱっと弾けるわけがない。
私はピアノ弾いてた頃からメトロノームとは相性が良くなくて、
手踊りと一緒にやるようになって、もう何年め?ですが、
いまだに分からないのです。
だいたい、自分の限界一歩前ぐらいのテンポ、と思ってる(笑)

手踊りの音源を聞くと、そんなに早く聞こえない。
なぜなら、明らかに手数が少ないから。
私の弾いてるのの半分ぐらいしかない。
でも、手が覚えてるものを今さら変えられないしなぁ…


ま、そんなこんなで。
来月は和太鼓ドン自主公演にまたまた出演します(笑)
祝☆年の差2ケタ!
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ディナーショウ。

2008年02月18日 | お知らせ
のやうなものをさせていただきます。

今週の土曜の夜です。
coming soon* ですよ。


第12回 たま妓会

2月23日(土) @たま妓

開場;18時
開演;18時半
お食事付 7000円

お問い合わせ;たま妓 075-213-4177
     

京都 烏丸御池の「和ふれんち」のお店です。
今回は、「和おぺら」のようなものは一切封印して、
たっぷりどっぷり津軽三味線を演奏します♪
ワタクシ、これでも津軽三味線については、いろいろ語れますのよ(笑)
てなわけで、津軽三味線の歴史とか、私的こだわりの津軽とか、
そんなお話も交えていきたいと思っております。

私が古典的津軽をがっつり演奏することって少ないので、
珍しものずきな方は、ぜひお越しくださいませ☆
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潔いのが身上です。

2008年02月15日 | つれづれ
ばっさり。と。



切ってやりました。



公演が終わったら、斬るの斬られるのといってた、
そのことではなく(笑)。



かなり長い間のばしてた髪を、
それはもう思い切りよく切ったのです。
美容師さんも感心する迷いのなさで。

黒髪ストレートのワンレングスです。
赤い口紅が似合いそうな、
でも、かなり可愛らしくなっちゃったような。

あーすっきり☆
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あいみすゆう。

2008年02月14日 | サロメのはなし
きのう、サロメの打ち上げの夢を見ました。

    まだ、やってないのに。笑

みんなに会いたいです。

I miss you

youは複数形です。
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めずらしく内省的。

2008年02月10日 | サロメのはなし

サロメが終わって、一週間経ってしまいました。

終わっちゃったんだなぁ。
半年間、何よりも大事にしてきたサロメが。

もう遠い夢のような気がしてしまいます。

あの緊張感も、
満員の客席をみたときの胸に迫る想いも、
半ば自己陶酔しかけながら歌ってたアリアも、
最後の公演の絶好調だったタンゴも、
降りそそぐ花びらも。

みんなみんな夢だったのかもしれない。

相変わらず、腑抜けのような生活をしています。

なんだろう。三味線さわる気になれない。
三味線、組み立てたら、また、
サロメの稽古始めちゃいそうです。
まだ、ほかの曲を弾く気になれないんだ。
何より、ひとりで弾くのが寂しくてたまらないの。

こういう精神状態って、私にはすごく珍しい、
というか、有り得なかったといってもいい。
舞台に立ってる瞬間は最高に幸せで、
終ってしまったあとの寂しさを感じるのはほんのひとときで、
すぐに次に向かいたくなる方だから。
今回なんて、ありがたいことに、
もはや休みがなくなるほどライブの予定が目白押し☆なのに
なかなか前向きになれない。

多分、まったく同じものをやることはもうない、
というのがさびしいんだと思う。
これだけの時間をかけて作り上げたものが、
終わってしまったということが。
響喜とかだったら、
ひとつのライヴが終わっても、
また同じ曲を演奏することって普通だし、
すぐにでも次をやることが可能だし。

でも、いつまでも後ろ向きではいられません。

とりあえず、明日は絶対、津軽ものを弾くことにする。
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サロメ2日目のお客様へ。

2008年02月03日 | ライヴ日記
実名とか肩書とか入り混じっておりますが
おゆるしください。

>ナカタさん
 ありがとうございました!
 しばらくお会いしてなかったので、
 来ていただけるとは!!
 きちんとご案内も差し上げずに失礼いたしました。
 また、表稼業(笑)でも、よろしくお願いします。
 
>ツユグチさま
 お忙しい中、ご来場ありがとうございました。
 差し入れまでいただき、本当にありがとうございます。
 N邸にもぜひ、お伺いしたいと思います。

>和太鼓ドンのみなさん
 遠いところ、ありがとうございました!
 いつもの津軽三味線とは全然違うものでしたが、
 楽しんでいただけましたでしょうか。
 自主公演、よろしくお願いします!

>同期のお二人に
 響喜のライヴとはまた違うものでしたが、
 いかがでしたか??
 またゆっくり感想聞かせてね☆

>音楽科のみんな
 身に余るお褒めの言葉をありがとうw
 今回はクラシックをネタに使ってるし、
 耳の肥えてるみんなの本音トークを
 またぜひゆっくりと。。

>かみぷ
 前回といい、今回もゆっくり話できなくてごめんね。
 そのうち、遊びに行かせてね☆

>中之島まつり関係者さま 
 お忙しい中、ありがとうございました。
 前回より良い作品に仕上がったと思います、
 次回はさらに上を目指して頑張ります。

>チェルさん
 遠いところ、ありがとうございました。
 初めて聞いていただいた演奏が、
 三味線オペラというのも、何だか…という気がしますが、
 次回はきっちり津軽三味線を演奏しますので。
 よろしくお願いいたします!
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サロメが終わってしまった。

2008年02月03日 | ライヴ日記
あっという間に公演最終日。

まずは朝から、4場を通して最終確認。
はは、朝イチからオペラ全開なんて、
いいトレーニングですね(笑)

今日は節分。
ということで、お昼は恵方巻。

そして、2回目の公演。
昨日に引き続いての大入り。本当に有難いです。

この回は、オペラを歌ってる途中で、
実は、鞠が舞台上から飛んできまして。。。
本来なら、そこにある予定じゃなかった鞠が、
山賊さんの狂乱シーンで、こっちに向かって飛んできて。
幸い、足もとに当たったので、
何食わぬ顔して演奏し続けました、
鉄のポーカーフェイスですよ(笑)。
でも、ちょっとずれてたら、
マイクが倒れたりとか、顔面直撃とか、ね。
本番って怖いです。

今日は、昼夜2回公演。
やっぱり、間の時間を中途半端に持て余してしまいます。
なんか、ごはん食べる気にもなれないし。
といいつつ、本番前にお腹すいたーと言い出すんですけど。。

ついに、最終回。
長かったような短かったような半年が、終わります。

日曜の夜ということで、お客さんは少なかったですが、
噂の(笑)某国のお客様が来られる、ということで、
舞台裏はちょっとした騒ぎになっておりました。
多分、この回のオペラの最初の方は、
めちゃくちゃ子音が立ってるはずです(笑)
でも、途中からいつもどおり。
変に意識したって仕方ないですもんね。

本当に、本番が始まってしまうと、
あっという間です。
終わってしまったという実感を抱く暇もないくらい。

実際、感慨にふけってる暇はなく、バタバタと撤収作業に。
舞台メイクのまま、掃除機かけてました。



嗚呼。祭りの後。
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サロメ初日のお客様へ。

2008年02月02日 | ライヴ日記
そんなこんなで、
私の思い入れたっぷりの舞台を見に来てくださった皆様、
本当にありがとうございました。

緊張していたわりには、
ほとんどミスもない演奏ができました。
これもひとえに、お客様のおかげです!

はい。
では、去年と同じく。一言ずつ。

>先生
 遠方にもかかわらず、ありがとうございました!!
 3日に来てくださるというようなメールを
 いただいていた気がしたのですが・・・
 三味線でオペラをやることに、
 一抹の不安を抱えてはいたのですが、
 努力を認めていただけてうれしかったです。
 音の万華鏡、よろしくお願いします。

>けんちゃん
 前回に引き続き、ありがとう!
 パワーアップしてたかな??
 またゆっくり会おうねー。そして、おめでとうねw

>みほ
 久しぶりに会えてうれしかったです。
 ありがとうねー!!
 また感想など聞かせてください☆

>O田さん&O野さん
 いつも本当にお世話になっております。 
 せっかくのお休みにご来場くださいまして、ありがとうございます。
 こんな二重生活者な私ですが、
 今後ともよろしくお願いします。
 
>あっこちゃん
 ゆっくり話せなくてごめんねー。
 また、ぜひゆっくりごはんでも行きましょ。
 そして、今年こそ・・・♪

>まっち
 楽しんでいただけましたか? 
 って、実は私の三味線初めてやったんちゃう??
 いきなり、とんでもない三味線オペラやったけど、
 次は三味線ロックかもしれないんで(笑)
 また機会があれば見に来てね。

>父上のご招待の皆様
 お忙しい中、ご来場くださいましてありがとうございました。
 どんな舞台なのか、予想もつかないものだったのではないでしょうか。
 こんな三味線弾きに育ってしまいましたが、
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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サロメ初日。

2008年02月02日 | ライヴ日記
あいにくのお天気の中、
サロメ初日を迎えました。

思えば、去年のDOJYOJIのときも、ものすごい雨で、
また、あのときは楽屋が屋上にあって、
トタン屋根を叩く雨音が実に激しかったのを
懐かしく思い出します。

あれから約1年。

その楽屋で「次回作はサロメかなぁ」なんて
冗談半分本気半分で小梅さんと話してた、
それが今日、まさに現実となるのです。


お昼にゲネをやったところ、
いきなり冒頭シーンのスモークで、非常警報が発動!
とか、まぁいろいろありましたが。


いよいよ開場。

なんといっても、前回の倍以上のキャパシティーを誇る
一心寺シアター倶楽が会場です。
もしかして、客席ガラガラだったらどうしよう……と
ふたをあけるまで不安だったのですが、
受付に長蛇の列ができているらしく、10分おしで開演。
ほんとに、まさかまさかの満員御礼!!

そうなると、俄然、力が沸いてくるのです。
舞台袖では感じていた緊張も、
オケピに(笑)入った途端に、心地よいものに変わり、
BGMが落ちて、客席後方から一陣の風と共に
桜の花びらが降ってきた、
その瞬間に、自分の中で何かのスイッチが入ったといいましょうか。

今回の構想のきっかけとなった、のこぎりの幻想的な音色、
浮かび上がる切り絵の桜とサロメのシルエット。

この半年間、注ぎ込めるだけのものを注ぎ込んだ、
ENの「SALOME」が始まる。

これは決して、一人の力ではできなかった作品。
キャストのみなさんだけではなく、
本当に多くのスタッフの方の力をお借りして、
初めてそのすべてを現わすことができる作品。

苦しい思いもいっぱいしました。

なかなか思うような音を作り出せなかったり、
そもそも、どんな音がそのシーンにふさわしいのか、
まったく思いつけなかったり。
役者さんの雰囲気に圧倒されて、
合わせていくことしかできなかったり。
そうかと思えば、
曲を作りこんでしまって、それが気に入ってしまって、
役者さんに無理言って合わせてもらったり。
オペラをやりたい、なんて無謀なことをいって、
自分で言い出して、また迷ったり、
結局、本番1週間前まで手直しし続けて。

でも、そんな中で私が頑張れたのは、
一緒に悩んで、的確なアドバイスをくれて、
私のわがままなリクエストにも見事に応えてくれる
相方の存在があったればこそ。
本当に本当に感謝してます。
やっぱり、最高の相方だと再々認識しているのです。
そして、姐さんの歌好き~ と
うまいこと私を乗せてくれる(笑)小梅さんと。

「サロメ」と「桜の森の満開の下」を
生首を持つ女、というただそれだけの共通点で
結び付けようとした、私の思いつきが、
これほどの舞台となって実現しようとは
夢にも思っていませんでした。
関わりあってくださったすべての方に感謝感謝です。

あまりに長々とかきすぎましたので、続きは別便にて。
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