三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

三弦は三弦。

2021年07月31日 | 三味線のはなし
ですが、三味線ではない楽器。
三味線を小さくしたような形で弓で弾く楽器。
胡弓。

いちばん最初に触ったのは
もう随分前のことですが、
それから何年も全くやらないまま過ぎて
去年はコロナで公演延期、演目変更などもあり
結局お蔵入りのままだった胡弓。
ついに舞台デビューする日がやってきそうであります。
本番は来月なので、まだどうなるか予断を許さないところではありますが、
本日、下浚えにてプレデビューを果たしました。

着物だとちょっと楽器が安定しないなとか
今後の課題も見えたので
手を緩めずに頑張っていかねば。。

胡弓も三弦だから「三味線三昧」に出してみたいけど
一人では何も弾けないので残念である。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 8月7日・8日 はじめての義太夫!体験教室@高津宮
 8月27日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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今月も三味線三昧。

2021年07月30日 | ライヴ日記
毎月恒例、三味線三昧ライブでした。


この間のパナクティ公演での「太棹の魅力」でもそうだったけど、
津軽三味線を弾くときの安心感、こなれ感といったらもう…
キャリアが違うから当たり前のことだけど、
やっぱり楽器の身体に馴染む感じとか
狙ったタッチ、音色を引き出せるとか
シンプルに演奏する愉しさに浸れる。
今日はとくにそんな感じだった。
最初の「古調アイヤ節」の落着いたテンポ感とか
唄と三味線の絡み具合とか、自分で心地よかったな。
うまく見せよう、とか
ここでテクニックを披露しよう、とか
自己顕示欲はどこかしらにあるものだけど
今日はきれいさっぱり消えてた。
なんだか爽快感を味わった。



最後に全員セッションで締めるのも定番になってきて
今回は夏らしく「海の声」に挑戦。
来月は何かな~
次回は、8月27日(金)の予定です!


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 8月7日・8日 はじめての義太夫!体験教室@高津宮
 8月27日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
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音楽は何処へ。

2021年07月28日 | 読書
常日頃から考えていることだけど、
コンサートでも舞台でも何でも
一回きり、その場限りの「楽しかった!」「よかった!」を超えて
「また行きたい!」「もう一回聴きたい!」と思わせる”何か”について。
それは、自分が演者としての場合も、観客の場合も、どちらもある。
その”突き抜けたもの”を掴みたいよね、という話をしていて、
数日前に読んだ岡田先生の文章を思い出した。

 
『人の心を動かすことができなければ、芸術ではない』所収
岡田暁生「音楽は何処へ 19世紀から振り返る21世紀」

この中で、”音楽の神様が降りてくる”ようなコンサートについて
その判断基準として
「その演奏会が終わって30分経ったときにもうそのことを忘れているか、
それとも二日、三日、ときには一週間とか10日のあいだ、
頭の中で何かが鳴り続けているか」、
つまり、「何かが降りてきて取り憑く」ような体験だという。

この感じ、すごく分かるなーと思いながら読んだ。
その時はそれなりに満足感があっても
家に帰ってくるころには醒めてる時もあるし、
数日間、余韻に酔う、残響が響くような時もある。

とても難しいことではあるけれど、
パフォーマーとしてはやっぱりその”何か”が欲しい。
そして、それは、もう他の皆が上手にやってることにはなくて
自分にしか出来ない何かであるわけで、
それを表現できるようになるために一生懸命になってるわけです。

葛藤はある。
まだ何かの形になりきっていないものでも
出し続けていかなければ、それは”無い”のと同じだ、という考えもあるし、
でも、ありふれて見向きもされないようなものなら
出したって出さなくたって大差ないような気もするし。

それはさておき、
学生時代には本当に苦手だった岡田先生の文章が
最近、すごく腑に落ちる感じがするのは
時の流れをちょっと感じる出来事であったりします。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
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久々の開催。

2021年07月24日 | 三味線のはなし
コロナ感染拡大を受けて4~6月はお休みしていた
一心寺での義太夫体験教室、久しぶりの開催でした。

今回から三味線コースは少し内容を変えまして、
三味線だけのメリヤス部分ではなく
語りと合わせる部分に挑戦して
より義太夫らしい三味線を体験していただけるようになりました。

語りコースも久しぶりだったので
「五条橋」の最初から復習。


次回は8月18日(土)開催予定です。
まだ当分は状況をみながらの判断になりますが、
来月も開催できるよう祈りながら。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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ART歌舞伎。

2021年07月22日 | 鑑賞
「ART歌舞伎 花のこゝろ」映画館上映を観てきました。


ART歌舞伎は
コロナ下で劇場公演ができなかった昨年に
歌舞伎俳優・中村壱太郎が中心となって作られた映像作品。
通常の歌舞伎と異なり、
音楽に津軽三味線、二十五絃箏、和太鼓、琵琶が使われたので
やっぱり観ておこうと思って。

「三番叟」の鈴振を津軽三味線と二十五絃箏で
超高速アレンジした曲が面白かった。
この間のパナクティ公演で、鈴振を義太夫と津軽で弾き比べる企画を
やったところだから、なおさら面白く。
あの時、私が津軽で弾いた鈴振でさえ、師匠に「速い!」と
言われてたから、こんな速いの聴いたら大笑いかなー。
でも、アレンジするなら、これくらい振り切らないと面白くない。

後半、琵琶語りが入って、具体的な物語になるんだけど、
全編通してもっと抽象的でも良かったなと思う。
幸せだった女が物狂いになる、
その原因まで説明しなくても作品として成立したんじゃないか、
というのは個人的な好みも含めての感想。
でも、舞踊も映像も、さすがの美しさでした。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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フェイクスピア。

2021年07月20日 | 鑑賞
NODA・MAP「フェイクスピア」観劇。


正直に云うとく、
高橋一生目当てのミーハーですすみません。
いやいやでも、やっぱりステキな役者さんですよね。
役者とかダンサーとか、自分の身体一つで舞台に立って
表現できる人は、もうそれだけですごいなと思う。

奇しくも物語のキーワードの一つは”声”でもあったけど、
高橋一生、白石加代子、橋爪功、
声の使い分け、切り替えで違う人物が浮かび上がる。
やっぱり”声”って大事なんだよなぁ。

そして、生の舞台っていうのも、やっぱり良いよね。
出かける前のワクワク、ソワソワした感じから
もう非日常の時間が始まってて、
あの暗がりで舞台の熱とか呼吸とか震えを感じられてこそ
何かを観た、って感じがする。
外出にも気を使いつつだけど、いろいろ観たいなと思う。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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『苦海浄土』。

2021年07月19日 | 読書
長編小説に挑戦してみようと思い立ち。
石牟礼道子『苦海浄土』全三部を読了。

 
安らかにねむって下さい、などという言葉は、
しばしば、生者たちの欺瞞のために使われる。

当たり前だけど
ものすごく重い気持ちになるというか
重いものがお腹に溜まっていく感じがするというか。
でも、読み進めずにいられない力のある文章。

読んでいる間中、もうかなり最初の方から、
これは水俣病の話だけれど水俣病だけの話じゃない、と感じ続けた。
公害病だけの話でもない、
たとえば原発問題とも同じ話で、
昔の話でもなく
地方に限った話でもなく
今だって同じ構造はあちこちに存在して
何なら今のこのコロナ下の状況とも重なる部分がある。
そのことに、何より衝撃を受けました。

不幸を書くには人は幸福を知らなければならない。
そうでないと何が失われたかがわからない。

とは、池澤夏樹の解説文の一節。
確かに、確かに、読んでいて胸を刺されるように痛むのは
患者さんたちが奪われたものを思うから。
かつての不知火海の豊かさや輝き、
そこに寄せる思いの深さが伝わってくるから。

これが「日本文学全集」ではなく「世界文学全集」のシリーズに
入っていることもポイントだなぁと思う。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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【お知らせ】青少年向け義太夫体験教室。

2021年07月15日 | お知らせ
もうすぐ夏休み?
青少年向けの義太夫体験教室を8月に開催します。



8月7日(土)・8日(日) 
高津宮にて。

義太夫についての簡単な解説と実演、
三味線、語りの体験など。
小学生から30歳以下の方まで、無料です!
詳細は瑠璃の会ホームページをご覧ください。

夏休みの思い出に、いかがでしょうか。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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地唄×ピアノ「黒髪」。

2021年07月12日 | 鑑賞
Eテレ「にっぽんの芸能~レア楽器大集合!」で
藤本昭子さんの唄・三絃と、佐藤允彦さんのジャズピアノの
コラボによる地歌「黒髪」を聴く。

まず、この組合せの企画、チャレンジが面白いと思う。
洋邦のコラボ、というと器楽になりがちで
邦楽の声を生かす試みは少ないんじゃないかと思う。
もっと攻めたアレンジも今後出てくるといいな。

 
私も、何とかもうちょっと地歌を頑張りたいなと思うところ。
ただ古典曲を並べた演奏会、というのは
自分でもあんまり足を運ぶ気にならないから(笑)
何か一工夫、一ひねりして考えたいけど、
そういうときに、やっぱり師匠の唄から学びたいなと思う。
それが正統かどうかは分からないけど
今の感覚で素直にいいなぁと感じられる唄でやりたい。
ちょっと唄サボってたけど、気合入れ直します。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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パナクティで聴く娘義太夫 vol.2。

2021年07月11日 | ライヴ日記
「パナクティで聴く娘義太夫 vol.2」
お天気にも恵まれ、無事終了しました。
ありがとうございました!



今回も素敵なお花をご用意くださいました♡


さて、本日は出番多し。
最初は「五条橋」、
次は「尼ヶ崎の段」の解説、
そして「太棹の魅力」のお話。



義太夫三味線と津軽三味線、
同じ太棹でも音が全然違うこと、その違いを生む道具の違いなどを
実演を交えつつお話しました。
最後は「三番叟」の鈴振を、義太夫と津軽で弾き比べ。
構えだけでも全然違いますよねー。

小ぢんまりとした会ですが、
とても楽しかったです。
こういう和やかな雰囲気で義太夫を身近に感じてもらえたらと思います。
次は大阪で、豊澤住造一門の会、11月27日の予定です。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
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「ねむらないひめたち」。

2021年07月10日 | 鑑賞
京都市交響楽団×藤野可織「ねむらないひめたち」を
配信で観ました。



作家・藤野可織の短編を川栄李奈が朗読、
物語の合間にフランス音楽を中心としたオーケストラ演奏が入る構成。

まず、物語に引き込まれた。
現在のコロナ禍と重なるような、謎の病が蔓延する世界で
9歳と13歳の姉妹が生き抜いていく。
不安、不穏、迷いを経て力強いラストへ。
朗読も演技過剰でなく、音楽とも自然になじんでいたと思う。
選曲も良かった。「亡き王女のためのパヴァーヌ」で終わるのが
なんかいいなぁと思った。

こういう作品をやってみたいと思っている。
古典曲を物語と組み合わせて一つの作品を紡いでみたい。
西洋クラシック音楽ではなくて
ジャパニーズ・クラシックたる邦楽古典曲を使って、さ。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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ゆっくり弾くこと。

2021年07月08日 | 三味線のはなし
ゆっくり弾いているつもりでも
録音を聞いてみると、自分で思っている以上に速いことがある。
もっとたっぷり間をもって弾いた方がいいなと思う。

と、これは、津軽三味線の話。
津軽三味線は早弾きがウリとも限らなくて、
曲によっては、ゆっくりたっぷり弾いた方がいいものもある。

でも、そういう、お腹にしっかり間をもって弾くとか
自分で思っているよりもたっぷり、とかは
義太夫三味線で常々言われていることで
それが津軽三味線にも通じるんだなと思っている。

三味線三刀流、とか言って
そんなに違う三味線を弾いてて混乱しない?と訊かれるけど
最近はそうでもなくて、むしろ、共通する部分に気づく方が多い。
あ、これって、こっちにも通じる話やな、と思うと面白い。

早弾きの話で最近面白かったのは
ギタリストのマーティ・フリードマンのインタビュー。


すごく肯ける内容だけど、
早弾きが瞬間的に人の心を掴むのも事実で
そういうアピール力も三味線というマイナー楽器には
求められる要素ではあると思う。
早弾きも出来る、けど、渋いヨサレ節も弾ける、てのが
最強だと思うんだよなー。そこを目指したい。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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不完全燃焼。

2021年07月04日 | ライヴ日記
女流義太夫勉強会 栞呂会 第5回で
「弁慶上使の段」を弾かせていただきました。



弾き出してすぐから
二の糸の調子ちょっと違うな、サワリ足りないかな、、と気になり
気になると、ずっとそっちに気を取られてしまった。
もうちょっと弾ける筈だったんだけどなぁ。
昨日の稽古の時は弁慶の撥もキマッタのに。
これでは寧ろ、前回の一門会の時の弁慶上使の方が良かったかも…

まぁ兎にも角にも最後まで無事に完走できたので
次、頑張ります。
次、1週間後ですから。
頑張るしかない。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
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『未練の幽霊と怪物』。

2021年07月03日 | 鑑賞
前から気になっていた岡田利規の作・演出、
そして前から好きな森山未來出演、
ということで観てきました。


能の形式をベースにした2つの作品「挫波」「敦賀」。
ワキ=観光客が現れて場所の説明をする→
前シテとのやりとり→アイ=近くに住む女の語り
→後シテの舞、という流れ。
明るい未来図の夢だったはずが、いつの間にか
夢の中身が変わり、人々から批難される存在と
なってしまったものたちの物語。

「挫波」は、ザハ・ハディドの設計した幻の国立競技場がテーマ。
物語の舞台は2018年だけれど、それを五輪をめぐって
しっちゃかめっちゃかになってる今現在のタイミングで観ていることに
何とも言えない気分になります。
とにかく、後半、ザハの幽霊として現れる森山未來が圧倒的。
もうこれを観られただけで満足、てくらい素晴らしい。

「敦賀」のテーマは、高速増殖炉もんじゅ。
これは、前に「福島三部作」を観たときにも感じたけれど、
今の視点で容易く過去の夢を批判することの暴力性を考える
こちらも後半の「核燃料サイクル政策の亡霊」の踊りが迫ってきて
だんだん切なくなってしまった。

全体を通してとても良かったけど
最終的に森山未來!!に尽きた。。
本番前日だけど行って良かったーー
さて、明日に向けて集中。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月4日(日) 女流義太夫勉強会 栞呂会 第5回 @千日亭
 7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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映画「いとみち」。

2021年07月02日 | 鑑賞
女子高生×メイドカフェ×津軽三味線=「いとみち」

の映画を観てきました!


原作第1巻のストーリーがベースな感じでしたが、
より”家族”の物語に焦点があったように思います。
人見知りに悩む高校生のいとが
メイドカフェでのアルバイト経験を通して成長し、
幼い頃に死んでしまった母への想い、
父や祖母との少しぎこちない距離感が変化していく様子が
穏やかなトーンで描かれる。

西川洋子さん演じるおばあちゃんが
しょっちゅう孫に「これ食べ」みたいに言うところとか
いとを見る眼差しが慈愛に満ちてて、
でも、いとは素直にそれを受け取れないでいるのが
自分のおばあちゃんと重なって、ちょっと苦しかった。
終盤、いとが三味線の練習を再開して
おばあちゃんと二人で弾くシーン、
本当に楽しそうで嬉しそうで幸せな場面で
あたたかい気持ちになりました。

ただ、家族に重点があった分、メイドカフェの人たちが
ちょっと描き切れなかったのかなーという印象も。
シングルマザーの幸子に亡き母の面影を重ねるシーンが
何度かあったものの、智美さんとかオーナーも
もうちょっとエピソードが描かれると良かったのかなぁ。
原作を先に読んでいた身としての感想です。
原作のこの3人、すっごくステキで何回も泣いたので
ぜひ原作もあわせて読んでみてほしいです!
 


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 7月4日(日) 女流義太夫勉強会 栞呂会 第5回 @千日亭
 7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
 7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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