今シーズンは春からカヌーやっちゃいましょう!ということで行ってきました、美山。
いつものIさんと、カヌー2回目のKさんも誘って3人で。
まだ寒いだろうとは思ってたけど、まさか気温10度にも満たないとは・・・。
なのでウェットスーツの上下にジャケットも着こんで万全の体制で出発です。
この時期は鮎釣り解禁前なので、いつもの初心者コースではないところがいいけど沈はしたくない
というリクエストをしたら安掛から河原に車で降りれる場所があって、そこから午前中は緩い流れに
逆らって漕ぎあがり、ストリームイン・アウトやフェリーグライド、リーニングの練習をする。
大した流れじゃなさそうでも漕ぎあがりは漕ぎあがり。実は地味~に腕力を消耗しているのである。
1時間ほどやっていたら二の腕がだるくなって、これは午後のダウンリバーに影響が出るぞと思い
河原に上がりランチとする。
ランチの後はそこからダウンリバーです。水はきれいだけど水量が少ないため初心者には厳しい。
桜とカヌー
自分もそうだったけど、水量があれば岩が隠れてるので乗り上げることやカヌーが回転することも
ないので前傾さえ出来てればけっこう何とか下れるんだけど、ちょこちょこ岩が出てると操作がまだ
出来ない頃は避けることもできないから大抵沈してしまうのだ。
結局Kさんはゴールまでに4回沈してしまった。
2度も沈すると泳いだりカヌーから水出しするのに体力を消耗してしまって力が入らなくなってしまい、
あとは負の連鎖で沈してしまうんだよね・・・。
かくいう私も1回沈してしまったんだけど、絶対にガイドのクラミットゥーラのせい・・・。
「もうあとは何もないですよ~。」とか言ってて、チャラ瀬のエディで「おっとっと~」とか目の前で言う
から!あれに惑わされて思わずコースアウトしてしまったんだわ。許せん。・・・寒かった。ウェット
スーツ着てて良かった・・・。
で、夜は秀さん家にお泊り。グリーンカレー作ってたら、秀さんがまいたけご飯炊いててくれた。
なのでグリーンカレーは朝ご飯に・・・。
さらに春の味覚タラの芽をたくさん採っててくれて、てんぷらにしてくれた~!
さっくさくのほっくほく♪ 今年2回目のタラの芽。
大きなタラの芽を上品に1本ずつにバラして天ぷら粉であげてくれたんだけど、止まらなくって
4人で駕籠にあったタラの芽ぜーんぶ食べちゃった。(笑)
秀さんちの原木しいたけも天ぷらに。身が厚くて締まってて甘くておいしい!
ちょっと食べ過ぎましたね・・・。そしてけっこう飲んだ??(笑)
日曜日。秀さん家のあたりは思ったより寒くなかったんだけど、長冶谷まで上がると寒い!
まだ桜も咲いてません。そして雨が降っています。うーん、思ったより天気悪いな。
それでも楽しく出発です。季節は春というよりまだ冬が明けきらない感じで、木の芽吹きも
まだまだ・・・。トチの木も冬芽のまま。
道にはバイケイソウやトリカブトにハシリドコロなど、鹿も食べない毒草の新緑がまぶしいです。(笑)
これがハシリドコロ。食べると走り回って苦しむからハシリドコロというらしい・・・。お花咲いてるね。
トリカブトとニリンソウを比較してみたりしつつ進んでいく。
春でなくまだ冬だった芦生の森のさびしい色を癒してくれるのは野鳥たちだった。
今回見た野鳥は鮮やかな青色のオオルリ、木の幹を上下に行ったり来たりして忙しいキバシリ、
そして空を悠然と飛ぶクマタカなどなど。葉がないのでよく見えるのだ。
それでも今回の驚きの出会いはこちら!
アオバトちゃんです!!この子は弱ってたのか、それともクマタカに追われてビビってたのか
これだけ近づいても逃げないんだもん。秀さんでさえアオバトをこんなに近くで見たことないって。
アオバトちゃんは鳴き声が「オーワオワオーワオワオー」とすっとぼけた声で鳴くので、その声が
森から聞こえてくると思わず笑ってしまいます。この子も目の前で鳴いてくれないかなと、秀さん
と2人であほみたいに「オーワオワオー」と言ってみたけどダメだった。(笑)
でも帰りも同じところに止まってたからびっくり。この木を覚えていた秀さんにもびっくりだったけど。
芦生の森はまだ寒々しい。今回は特に寒くって霰も降るほど。尾根に上がると風と霰でとんでも
なかった。
だけど尾根沿いにはタムシバが咲いていた。大好きなタムシバ。タムシバの時期に来たことが
なかったけど、この尾根はタムシバロードだったんだな。タムシバの良い香りがして春を感じた。
今度は6月にまたカヌー&定点観測したいな