風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

八経ヶ岳でテント泊練習の巻 その2

2011年07月13日 07時18分23秒 | ハイキング・登山

林道との合流点からふたたび山道に入ると前方にバスで一緒だったおじさんを発見。
けっこうゆっくり来てたのに追いついてしまったのはおじさんがだいぶゆっくりだから。というより
ゆっくりしか歩けないようだ。もしかしたら病み上がりなのかな?

抜きつ抜かれつってのもいやなので、尾根に出たところで休憩することに。行動食にはいつも
なら薄皮クリームパンが定番なんだけど今回は見つけられなかったのでバターレーズンスティック
で。おいしいけどやっぱりそれでもパサパサするからクリームパンがいいなあ。

10分ほど休憩して歩き出したのだが、ほどなくまた追いついてしまった。しょうがないので先
に行かせてもらい、あまりアップダウンのない道を進んでいくと行程の約半分である栃尾辻に
到着。11時45分。



天川からのスタートが9時13分だったので、約2時間30分でここまで来たことになる。私の日
本百名山の地図帳にある時間では2時間50分になっていてちょっと拍子抜け。どうもこの地
図はだいぶゆっくりめに設定しているようだ。なんにしてもここから狼平まで2時間、弥山まで
+1時間なので3時には着けるかも。荷物も重いし4時~5時に着ければいいなくらいに思って
たのでうれしい誤算である。

狼平でまた休憩を挟み11時55分に出発。少し急斜面を登るとまた平坦な道が出てくる。
すっかり杉はなくなって、ブナやカエデ、そしてシラビソなどの森に変わっていた。



シラビソの甘い香りが心地いい。剣山でもシコクシラベがいい香りだったなあと思う。

鞍部では大普賢岳の縦走でも見たような広いステキな森が広がる。地図にはヒメシャラも
あると書いてあったがどこにも見当たらなかった。



ここから頂仙岳まではけっこうきつい登り。いままで平坦だったからなおさらちょっと堪えます。
登り切ると狼平までは下りとなる。

その途中に明星ガ岳(八経ヶ岳の奥)へ直接行ける道が出てくるが道の状況もよく分からない
ので予定通り狼平に下りることにする。



下りはたった30分なのに、なんだか長く感じた。疲れてきたかなあ?
と思ったところで小さな流れがあって、水も冷たかったので手ぬぐいを濡らして顔を拭き、頭に
巻いたらちょっとすっきりした。ついでにここで今夜の食事用の水を汲んでいくことにする。

そうして下りきったら狼平です。13時50分。



思っていたよりこじんまりとしたところだった。小屋は立派。でもすでに小屋では今夜泊まるらしい
人たちがゴロゴロしていた。きっと小屋はいっぱいだろう。もし弥山まで無理そうだったらここに
泊まろうと思っていたが、小屋の周りはけっこう狭いのでテントを張れても2~3張りという感じ。

ここで靴を脱いで川で足を浸し疲れを取った。思ったよりぬるい。上で水汲んで正解だった。
そうして14時05分、弥山に向かって最後の登りです。