さらにバスに揺られること1時間。
I姉さんに起こされて十津川村役場前下車。(笑)
途中で登下校の子ども達が乗ってきたところまでは覚えてるんだけどな・・・。
バス停には今日泊まる湯泉地温泉「湯の里」からお迎えの車が来ていたので,
そのまま車に乗って宿へ。
湯泉地温泉の日帰り湯である「泉湯」とかはバス停の近くにあるようだけど,宿は
歩くと30分くらいかかると言っていた。
確かに他の宿と比べても一番奥の,川沿いにぽつんと一つ立つ離れ宿。
宿に着いて玄関にはいると,下駄箱の上に巨大なさるの腰掛けが!さるの腰掛け
にさらにいくつものさるの腰掛けがくっついて,人間も座れるんじゃないの?って感じ。
部屋は結構広くって,窓の横(下?!)はすぐ河が流れている。
そしてこの部屋,河に出っ張ってる!
さて,お茶を飲んで一服したら,さっそくお風呂に行くぞ~!
(部屋には浴衣とバスタオル,お風呂セットもありました。)
お風呂は地下に降りてさらに奥へ・・・。いったいどこに連れて行かれるの?!
と思うくらいちょっと怖げな(古いとも言う。)通路を通っていくと最奥が女湯だった。
ものすごいシンプルな(簡素とも言う。)お風呂でしたが,露天も河の真横で
いい感じ~。
ここの温泉は源泉かけ流しで温度が55度と高めなので,内風呂は熱くて加水
しなければ入れないほどだったけど,露天は外気のおかげでちょうどよい湯加減
なのだ。そしてたくさんの湯ノ花が舞っていて,いいお湯だと分かる。
あんまり奥に行くと道路から丸見えだけど,浸かってれば見えないかな。(笑)
1時間ほどゆっくりして部屋に戻ると,喉が渇いてしょうがなかったのでお水を
お願いしたらポットに氷水を入れて持ってきてくれた。
この後も,夕飯後,朝食後とお湯とお水のポットがサービスされたのはとても
良かったです。
そしてお待ちかねの夕飯だい!
階下の食事専用の個室に通されると,ものすごい数の料理!
わ~い!!
さすが,料理と温泉で評判のお宿です。
左から,いたどりのごま油炒め,
タケノコの木の芽みそあえ,干し柿(松ぼっくり風),ふきみそです。
なにがびっくりって飾り切りのすごさ!すごい器用~。 そしてこれは日本酒
でしょうってことで,ビールの後に日本酒オーダー。(冷や,燗とも。(笑))
あまごの作り~。
山菜等の天ぷらになめこおろし。
なめこおろしの横に付いてた菊の花に見立てた春雨?もすごい~!
そして南紀(?)名物めはり寿司も。
あめごは塩焼きもあるよ~!
炊き合わせもきれいに盛られて。
印象はとにかく盛りつけがきれいで,飾り切りがすごいなあと思いました。
もちろんごはんは食べきれなかった。(というかめはり寿司あったし。)
う,動けない・・・ってくらい食べたら,腹ごなしにまたお風呂へ。
夜の露天も平日の夜だからか貸し切り状態で,ゆっくり浸かりました。
帰りに秘湯の会の趣旨が書かれたものが飾られてて,秘湯の会の本があった
ので,ぱらぱらと見ていると,またどこかに泊まりに行きたくなりました。
朝ごはんは8時と遅めにしてもらったものの,起きたら7時30分だった。(爆)
そのたった30分しかないところでさらに朝風呂に。
お風呂好きねえって思うでしょうが,温泉地にいったらやっぱり3度は入ります。
そのあとそのまま昨日と同じ食事場所で朝ご飯。
朝から鮎の甘露煮が出てきた。なめこのみそ汁がおいしい。
昨日食べ過ぎたのに入るのはなぜでしょう?
9時30分に宿を出る。女将さんが送り出してくれた。
お世話になりました。
十津川村役場にはバスの時間より1時間ほど早く着いて,役場横にある道の
駅で足湯に浸かることに。
たまたま日曜日ではないのに朝市が開かれていて,そこにコーヒーも出て
いたので,I姉さんと大喜び。
コーヒーを飲みながら足湯に浸かる。
ここの足湯は60度もあるので,10分も浸かると足が真っ赤っかに。
そして,近くにある道の駅でおみやげものをチェック!
すると,十津川で評判というきのこが。
ものすごい大きさ,重さ!
もちろん買って帰ったよ。
遠かったけど,楽しくおいしい十津川秘湯の旅でした