風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

とおいとおい青龍寺

2006年01月30日 08時45分01秒 | 2003年おへんろ日記(高知編)
 塚地峠下でゆっくり休憩させてもらって、峠を登る。

 おばさんから元気をもらったので、峠道もがんばれる。
 が、思ったより峠までは短く、あっという間に峠を通り
越して下りになったので、ちょっと拍子抜けしちゃった。
            

 さらに下っていくと、とうとう海に出た。
 車道を10分ほど歩くと大きな橋が見える。宇佐大橋
だ。
 次のお寺はこの橋を渡って2キロ先にあるんだけど、
橋の袂にある汐浜荘に泊まるので、いらない荷物を置い
て行こうっと。

            

 宿に荷物を置かせてもらって、納経帳とペットボトル
とお財布だけポリ袋に入れた。
 大きな橋もあるし、杖も置いていくことにして、身軽
になった。

 もう一度橋の方に戻って宇佐大橋を渡り始めたら、
かなり盛り上がった橋で、欄干も低め、強い風が吹いて
けっこう怖い~!
 しかし絵になる橋だなあ。

 荷物が無くて身軽なんだけど、清滝寺の登りですっかり
体力を使い果たしてしまって足取りは重い。たぶん端から
見たら「ずるっずるっ」って感じで歩いてたと思う。
            

 海はとてもきれいで、それが唯一のなぐさめか、、?
 30分ほど歩いてやっとこさ青龍寺が見えてきた~!

 青龍寺へ続く道にはお地蔵さんだかミニ八十八カ所なん
だか分からないけど、石仏がいい感じに並んでいて独特の
雰囲気があった。


 やっと着いた~!と思ったら階段だ~!!うそー!

 足は重く、ひーひー言いながら登ってお参り。
 もうへろへろ。納経所に行く足取りも進まない。
 まだこれから宿に帰らないといけないんだなあ、、、。

             

 お祭りがあったらしい広場を横目に一人とぼとぼと、
元来た道を戻っていく。
 だんだん日も暮れだして、早く帰らないと!とは思う
ものの、時速は3キロくらいじゃなかったかしら?
 途中の休憩所でも腰を下ろして足を休めたりして、
たぶん宿に帰ったのは5時前だったんじゃないかなあ?
 ま、夕飯までに帰れて良かった。

 夕食は昨日に引き続き「かつおのたたき」。
 それも半端じゃない量だぞ。
 噂には聞いてたけど、高知に入ると毎夕食かつおの
たたき攻撃になるとは本当だったんだな、、、。

           

 私は海育ちだけどそんなに刺身とかは好きじゃないん
だな。焼き魚や煮魚は好きなんだけど、、。
 というのも、うちの田舎に帰ると「魚」攻撃に合うから
で、、。「まんじゅうこわい」みたいな。(笑)
 周りにそのことを言うと、「いいじゃん、田舎に連れてっ
て~!」とかみんな言うけど。

 でも、一度友達を本当に連れてったら、着いた日の夕
食に死ぬほど刺身を食べさせられ、次の朝もおみそ汁に
までお魚が入ってて(おかずももちろん焼き魚。(笑))
さらに地元の友達に車を出してもらってお昼に平戸に行った
ら、評判のお店はもちろん魚料理の店で。
 友人はそこで一言。
 「魚になりそう、、、。」(笑)