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普段連絡し合っているでもない、でも、わりと、いつでも気軽に連絡しあえる友人、しかも、わたしより相当若目の男性から突然電話がかかる。2ヶ月ほど前は、チャリティマラソン大会でマラソンはせずウォーキングに参加している最中だったり、また、この週末は、別の人から、これから晩御飯というタイミングだったり。電話で話してみると、主旨は共通している。
「風邪ひいてこの薬のんでるけど酒飲んで大丈夫?」
土曜日の場合こんな感じだった。
「久しぶりっ、あのさぁ、今日は薬剤師としての○○さんに、相談したい事があるんだけど」
から始まる。そして、
「風邪ひいちゃって、薬飲んでるんだけど、酒飲みに行って大丈夫かなぁ。飲んでるのは、えーっとぉ、咳止めのアストミンと去痰剤のムコダインと、あと、抗菌剤のジェニナック」
困った事に、アストミンやムコダインが何の薬かとか、それはわかるのだが、それらがアルコール禁忌なのかどうかは知らない。それを知る以前に、咳止め薬や去痰剤飲みながら、ビール飲む事が、致命的とは常識からして思えない。薬との関係がどうか、というより、そもそも、体が異変をきたしているから薬を飲んでいるわけで、それでも、酒を飲もうという元気があるなら問題ないのでは。
ただ、今回のお薬相談では、実は、「ジェニナック」という薬は聞いた事がなかったので、これは知らないと素直に答えた。後で調べたら、このジェニナック、昨年の秋から使われている大正製薬から出たキノロン系の最新の抗菌剤のようだから、知らなくて当然とほっとした。
そのジェニナックは、抗菌剤で、一日一回でいい薬だと聞いた。そして、話のついでに、実は数日前、39度の熱が3日ほど出て、白血球値も高くて、気管支炎になりかけてた、というから、酒飲みに行って大丈夫かちょっと心配になった。白血球が多いという状態は、炎症がすすんでいる状態だから、薬がどうのというより、体の状態が、アルコールを飲んでは悪化する状態だからだ。話していると、体調そのものはもうほぼ復帰していて、念のため飲むくらいの感じという。
「そんなに重症だったなら深酒だけはやめときなょ」
というアドバイスに落ち着いた。そして、先週、実際にあったわかりやすい例があったので、その話をした。招待された結婚披露宴の最中に、隣に座っていた男性の飲み物がウーロン茶だった。
「車ですか?」
と聞いてみたら、
「いやっ、実は、おととい親知らずを抜歯したんだけど、さっき、ビール一口飲んだら、痛くなってきて、、、」
と言いながら、いそいそと薬を出しロキソニンとメイアクトを飲んでいたのだ。
要するに、ポイントは、まずは体がどんな状態なのか、という事から考える。外傷や炎症がある時は、アルコールは顕著にリスクがあるので、それらがおさまるまではアルコールはNGだ。風邪などの一過性の症状に対して処方されるたいていの薬は、注意事項に「アルコール禁忌」とは書いていないような気がする。実際に、アストミンもムコダインも、最新の抗菌剤ジェニックスにさえ、調べてみたらアルコール禁忌の注意事項はなかった。
今後も、きっと、
「風邪ひいてこの薬のんでるけど酒飲んで大丈夫?」
と聞かれると思うので、アルコール禁忌の薬は、お薬相談を受ける身として別途調べておかなきゃ。
普段連絡し合っているでもない、でも、わりと、いつでも気軽に連絡しあえる友人、しかも、わたしより相当若目の男性から突然電話がかかる。2ヶ月ほど前は、チャリティマラソン大会でマラソンはせずウォーキングに参加している最中だったり、また、この週末は、別の人から、これから晩御飯というタイミングだったり。電話で話してみると、主旨は共通している。
「風邪ひいてこの薬のんでるけど酒飲んで大丈夫?」
土曜日の場合こんな感じだった。
「久しぶりっ、あのさぁ、今日は薬剤師としての○○さんに、相談したい事があるんだけど」
から始まる。そして、
「風邪ひいちゃって、薬飲んでるんだけど、酒飲みに行って大丈夫かなぁ。飲んでるのは、えーっとぉ、咳止めのアストミンと去痰剤のムコダインと、あと、抗菌剤のジェニナック」
困った事に、アストミンやムコダインが何の薬かとか、それはわかるのだが、それらがアルコール禁忌なのかどうかは知らない。それを知る以前に、咳止め薬や去痰剤飲みながら、ビール飲む事が、致命的とは常識からして思えない。薬との関係がどうか、というより、そもそも、体が異変をきたしているから薬を飲んでいるわけで、それでも、酒を飲もうという元気があるなら問題ないのでは。
ただ、今回のお薬相談では、実は、「ジェニナック」という薬は聞いた事がなかったので、これは知らないと素直に答えた。後で調べたら、このジェニナック、昨年の秋から使われている大正製薬から出たキノロン系の最新の抗菌剤のようだから、知らなくて当然とほっとした。
そのジェニナックは、抗菌剤で、一日一回でいい薬だと聞いた。そして、話のついでに、実は数日前、39度の熱が3日ほど出て、白血球値も高くて、気管支炎になりかけてた、というから、酒飲みに行って大丈夫かちょっと心配になった。白血球が多いという状態は、炎症がすすんでいる状態だから、薬がどうのというより、体の状態が、アルコールを飲んでは悪化する状態だからだ。話していると、体調そのものはもうほぼ復帰していて、念のため飲むくらいの感じという。
「そんなに重症だったなら深酒だけはやめときなょ」
というアドバイスに落ち着いた。そして、先週、実際にあったわかりやすい例があったので、その話をした。招待された結婚披露宴の最中に、隣に座っていた男性の飲み物がウーロン茶だった。
「車ですか?」
と聞いてみたら、
「いやっ、実は、おととい親知らずを抜歯したんだけど、さっき、ビール一口飲んだら、痛くなってきて、、、」
と言いながら、いそいそと薬を出しロキソニンとメイアクトを飲んでいたのだ。
要するに、ポイントは、まずは体がどんな状態なのか、という事から考える。外傷や炎症がある時は、アルコールは顕著にリスクがあるので、それらがおさまるまではアルコールはNGだ。風邪などの一過性の症状に対して処方されるたいていの薬は、注意事項に「アルコール禁忌」とは書いていないような気がする。実際に、アストミンもムコダインも、最新の抗菌剤ジェニックスにさえ、調べてみたらアルコール禁忌の注意事項はなかった。
今後も、きっと、
「風邪ひいてこの薬のんでるけど酒飲んで大丈夫?」
と聞かれると思うので、アルコール禁忌の薬は、お薬相談を受ける身として別途調べておかなきゃ。
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