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職場での健康診断見直しのニュースが流れている。昭和22年に取り入れられたエックス線検査。40歳以上に絞り込むという。それ自体に驚きはないけれども、60年ぶりの見直し、という事に驚いている。結核患者が検査で見つかるケースが大幅に少なくなっているという。というか、結核患者が少なくなっているという事でしょう。
健康診断の見直しといえば、少し前に、メタボリックシンドローム対応の検査をするだのしないだのという話題があったかと思う。検査をするしないという以前に、判断基準の数値の是非が論じられていた。ある程度オフィシャルな新しい決め事をする時は、まぁ、意見が対立するのは仕方ないでしょう。でも、そんな議論をするよりも、例えば、民間のスポーツクラブなどをみたら、当たり前のように、体組成を基準とした健康維持プログラムを作っている。そして、診断後のフォローが商品にもなるからわかりやすい。健康維持の為の指導と、必要に応じて、治療のアドバイスまで。これからどんどん注目されてくるでしょう。
で、関連して、今日の日経に「肥満体質、ツメで判定」という見出しがあったのには笑った。バイオベンチャー
ノバスジーンという会社。リリース内容は
こちら。12,600円で「ダイエットサポート・肥満遺伝子分析キット」を薬局などで購入して、ツメを送り、遺伝子的に太りやすい体質かどうか29段階のいずれかを判定してくれるという。
肥満遺伝子検査キットというのは既に存在するけ。今日のリリースポイントはきっと、痛い思いをしないで「ツメ」で検査ができる、という点がうりなのでしょう。世界初らしい。
で、いずれにしても、検査するのはいいけど、超太りやすい遺伝子もってたら、どうすればいいの?そこまで解決してくれるのかしら?というか、解決して欲しいというか、、、検査したわけではありませんが。ダイエットフードの販売だけじゃぁ検査する動機にするには弱いなぁ。
肥満遺伝子検査、と聞けば「へぇ~そんなのあるんだぁ」と思う。検体がツメであろうと血液であろうと粘膜細胞であろうと、どれでも大差は感じないが、検査するなら検査結果の精度が高いものがいいと感じる。目新さという点で、どんな結果がでるものか怖いもの見たさはある。が、必要性という点では検査するまでの動機につながらない。でも、やっぱり気になる肥満遺伝子検査。おみくじを引くような気分である事は間違いないが(笑)。なので、検査はワンコイン、検査結果をもとにうけるアドバイスに対してはそれなりの対価を払うという構図がよろしいのでは