ナイスちょっとな健康維持

健康維持がテーマ。健康維持は日々の積み重ね。気楽にちょっとずつ続けてナイスでいよう。薬剤師が発信します。

iモード事件

2008-05-06 01:49:27 | 本や映画
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iモード事件 (角川文庫)
松永 真理
角川書店

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「iモード事件」という本を半分位まで読んだ。著者であり主人公でもある松永真理さんがNTTドコモにリクルートから引き抜かれてiモードのサービスを立ち上げていく話。

はなしのおもしろさは、松永真理さんは、リクルートでの編集時代に、新規事業立ち上げを得意としてきたものの、ITやネットや携帯ヘビーユーザーでもないのにドコモから引き抜かれても、戸惑いひとつないという大物感が伝わってくる点。そんな大物なのに「新規事業とはこういうものだ」という押し付けがない点。さらに、ドコモがプロジェクトに雇った理論うちあげ派のマッキンゼーに対して、現場で修羅場をくぐった人間としての意見をぶつけていく姿。

ジグソーパズルを組み上げてみて最後ピッタリ合うものはいいが合わなければパズルが悪いと判断するタイプの人には、新規事業は難しいだろうが、ジグソーパズルは最後ピッタリ会うようにピースを成型しながらでも組み上げていくタイプの人には、新規事業ほどわくわくするものはないだろう。

また、新規事業は、事業毎に描かれるスケッチも違い、ピースの大きさや数や形がちがうから、「新規事業とは○○だ」なんて言いきるのもおかしい。

ピースの成型だなんて簡単に言ったが、一つ形を変える事で、近隣のピース一つとは限らず、場合によっては複数のピースの調整が必要となる。これが松永真理さんが言う「現場の修羅場」と言ったところだろうか。

後半の見所は、彼女は結局何に「達成感」を得たかという点。想像通りなような気がするがよみすすめてみる
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瓦屋根

2007-08-11 15:19:02 | 本や映画
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出版社で編集をしている友人から本をもらった。NHK美の壺。放送はNHK教育テレビの「NHK美の壺」。金曜日の22時~22時25分。

この本は、番組そのものの取材とは別に、出版のための取材をしているそうだ。映像と写真の撮影は意味が違う。映像からは本にできる画像はとれないらしい。

本来、ライターも一緒に取材に走り、ライターが書き上げるのだが、この「瓦屋根」に関しては、ライターなしで結局自分が書き上げたとさらっとその友人は語っていた。成り行き上そうなったという説明だったが、もしかしたら、彼にとって意味ある一冊となったのだろうと感じた。ライターや作家がかけば、本に名前が載るだろうが、編集をしている彼の名前はどこにものらない。

出版の世界では、作家やライター、カメラマンやデザイナーが表舞台。その裏舞台に編集者がいる。本の帯ひとつ決めるのにも、作家とデザイナーの仲介としてどれだけ苦労しているかという話は何度も聞いた。一つの作品に関わる複数の人々の思いを一つに纏め上げなければ作品を誕生させる事ができない。編集という仕事は地味なようだがその計り知れない奥深さに興味をもった。

瓦屋根 (NHK美の壺)
NHK「美の壺」制作班
日本放送出版協会

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おかげさまで増版なんだ、と、いつもどおり控えめな一言があった。なんだかわたしもうれしかった
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リクルートのDNA あれこれ

2007-05-08 15:16:28 | 本や映画
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12日間の非日常を得た。久しぶりに、本を読む時間ができそうだと、成田空港の本屋を物色していたら、釘付けになったタイトルがあった。

リクルートのDNA―起業家精神とは何か

角川書店

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まず、本能的に「DNA」というアルファベットに条件反射して釘付けになった。中学の時に「DNA」について教わった際に、なんだか世界観が変わったというか視野が広がったというか、めちゃくちゃポジティブな衝撃をうけたからだ。さらに、「リクルートのDNA」という語感のインパクトが脳裏に強烈なフックをかけた。久しぶりに勢いをつけて読み上げた。インパクト通りの内容だった。「住宅情報」の危機を乗り切った話が印象に残った。己の強みを最大限に活かす事の重要性を肝に銘じておく。

サイエンス的視野では、DNAといえば、細胞分裂時に時にコピーを間違う事がある。だが、間違ったコピーであっても仮にそこにスイッチがあるなら、そのスイッチが「OFF」であればとりあえず大勢に影響がないとか。あるいは、間違ったコピーは、リスクとなる事がほとんどだろうが、たまにはその逆もあるだろう。江副さんがあえてDNAとタイトルをつけた理由をあれこれと勝手に想像する。。。

本屋の店頭で釘付けになった際、ところで、江副さんは今なにやってるのだろう、、、?と、ぱらぱらと本をめくったら、なにやらオペラの活動をしているようだ。オペラ?なぜ、オペラなのかは本編にもかかれていなかったが、私の中でずっと疑問だった事がここでつながった。

リクルートのDNAと聞いたら、とっさに、身近な友人を思い浮かべた。そして、オペラという文字をみて、さらにオペラ界にいる友人を思い浮かべた。この共通の友人が以前(というよりかいつもかな?)江副さんの話題で妙に盛り上がっていた理由がここで初めてわかった。さらに、共通の友人の中に、マスコミ系の友人がいるので、ここにマスコミ系が加わると、毎度かなり深い飲み会になるわけだ。これまでは、傍観者でしかなかったが、今度からはもう少しだけ話題に入っていけるかも
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勝つためのインターネットPR術

2007-02-22 08:56:59 | 本や映画
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ひとりブレストの数時間。ブレストって普通は一人でするものじゃない(笑)。だが、私は得意な方かもしれない。例えば、ランニングマシーンでは自然に一人ブレストモードになる。

昨日のひとりブレスト。行き詰まり感があったわけではないが、やはりブレストはひとりでは寂しい。私のデスクの脇に大きな本棚がある。そしてそこにはぎっしりと本が詰まっている。ふと本棚が気になった。

「そうだっ、本棚の本にブレスト参加してもらおう」

立てかけてある本を隅から隅までチェックした。ブレスト友達を探した。すると、堀江貴文の著書があったので無意識に掴みとった。


勝つためのインターネットPR術

日経BP出版センター

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オーケー、オーケー、ナイスタイトル。堀江貴文が著者となると、気になるのが出版日。早速初版の日付をチェックしたら2005年6月27日。という事は、堀江貴文が1年半前に書いた本。そうと知ったら、ますます興味がわいた。既に22時近かったが関係ない。1年半前に彼が語った事と1年半後の今を比較したいと思ったら急にわくわくしてきた。内容は、うんうん、いけてる。結局自宅まで持ち帰りストレッチポールでストレッチしながら読んで、気づいたら眠ってしまって朝になっていたが、、、役に立ったわ。ナイスブレストフレンドでした
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口コミ2.0 正直マーケティングの本当の活用

2006-12-12 01:57:00 | 本や映画
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表紙に「特色」を使っているから直感的に本気本だと思った。ショッキングピンクまではいかないが、あのピンク色はインク代が高そう。

口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~

明日香出版社

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ニューシングのマイネットジャパン代表上原仁さんの最新著書。久々に勢いがある本に出会った。何が違うって、著者が本の中で活きているって事。伝えたい本質が、客観的傍観者なのではなくて、著者が主観で語っているところだ。そして、私にとって特別だった。私が今直面して、考えるべき課題を、みごとに列挙し、みごとに掘り下げて、そして、見つめるべき新しい視点をちらちらと見えかくれさえさせている。なので放っておけない。だが上原さんは決して答えなんて出さない。きっと、それは、意地悪ではなくて、答えが無いから。いや、答えを語る議論ではないから。あぁ、なんてラディカルなんだろう。脳細胞のシナプスのあたりが落ち着かない。

今日、私たちの会社のファンだと前置きしてくれるパートナー企業様と熱い会話をした。よくある「ファンだから忠告する」というやつだ。何度もファンだと言ってくれた。そして忠告はありがたい。でも、さらにありがたい事に、今日の忠告はちょっとだけ解釈が違った。なので、そりゃ訂正しなきゃという事になった。私は、ほんの一瞬だけど、長さにして7秒くらいだけど、この本が語っていた「正直マーケティング」に共感したと伝えた。そして、この正直マーケティングのシーン同様に、仮に、企業と消費者のマッチングの場をつくるならば、それは、企業が本音を表現できる場を、消費者が訪れて企業の本音に触れて心地よい場を作りたいと話した。すると、とてもうれしい瞬間を迎える事ができた。それだったら共感できると、熱い瞳でうなずいてくれた。あぁ、ちょっと(というかかなり)違うけど、これで、正直マーケティングをちょっとだけ活用できたと思った。本の中の上原さんが主観で語っている姿がみえれば、私はそれを客観的に話すことができるわだ。上原さん、ありがとね!
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秋の夜長にハウルの動く城

2006-09-11 12:27:06 | 本や映画
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秋の夜長、昨晩落ち着いて分厚い本を読もうと思っていたら「ハウルの動く城」DVDを見つけてしまった。あれっ、こんなの持ってたっけ?と思いつつ、ちょっと観てみたらどっぷり世界に入ってしまった。本はそっちのけ状態でハウルにずっと釘付け。城が動いているせいか、ストーリーに常に動きを感じた。機械をストップさせる事はできても気持ちをストップさせる事はできない。

ハウルの動く城

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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宮崎駿作品の中ではこの「ハウルの動く城」の一般的な評価は低いほうのようだが、私は、他の作品よりもインパクト強かった。単純にわかりやすかったって事もあると思う。魔法が題材だと、ハリーポッター時代に生き抜くには、ちょっと弱いかもしれない。魔法というよりは「こころ」が題材だと思えば学ぶべき事も多いわけだ。

最後までみて、キャスティングの中に「木村拓也」を見つけて、ついついリピートしてしまった。ハウルの声は木村拓也だったんだね。イメージもぴったりじゃない(笑)
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ヤフー・ジャパンはなぜトップを走り続けるのか

2006-07-21 08:35:13 | 本や映画
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こんな本があるそうです。先ほどアマゾンからメルマガでこの本だけの案内が来ました。それって怖くない?アマゾン流WEB2.0活用の裏技?


ヤフー・ジャパンはなぜトップを走り続けるのか

ソフトバンククリエイティブ

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引用:出版社/ 著者からの内容紹介
これがヤフー・ジャパンの真の姿だ。
創業わずか10年で経常利益798億円を達成。その飛躍的成長はいかにしてもたらされたのか。競合他社の追随を許さない圧倒的な強さの秘密は何か。そして、Web2.0への新たな取り組みは? 徹底取材で初めて明らかになるヤフー・ジャパンの真実の姿。
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ロングテールと積分

2006-06-10 23:18:09 | 本や映画
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半年程前だったか、日経の連載で「グーグルの脅威」といったタイトルのものがあり、一応注目して読んでみたが、まったく意味がわからなかった。「えぇ?あの検索エンジンのグーグルでしょ?」という感じ。何か新しい事がおこっているんだなぁ、という余韻が残って。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

文藝春秋

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グーグルがどのように既存のビジネスを破壊するのかを説明する際に、ロングテールの説明は非常にわかりやすい。本書では、デジタルコンテンツのネット流通においては、「ちりも積もれば山より高い」が現実に起こっていて、これまでのマーケティング理論だった「パイレーツの法則」を済し崩すという説明がある。

私は、本書を読んでいて妙な所で感動した。このロングテール現象を説明する際に「積分」という言葉がでてきたから。数Ⅲ受験をしたので、微分積分は受験科目だったが、計算ルールを覚えていただけでで、本質は、まったく理解しておらず、「積分、、、面積」と言われても「それがどうしたの?それを計算してどうなるの?」というレベル(^_^.)その積分という言葉から離れて久しいが、ロングテールの説明における積分という一言でロングテールと積分の双方を同時に理解することができた。

本書のあとがきにとても重要な事が書かれている。、

「古い日本社会ではインターネットの新しいイノベーションを無視している人が多いが、グーグル的な権威は世界を覆いつつある、という認識は持たなければならない」

ここで押さえておくべきことは権威を持つのは「グーグル」ではなくて「グーグル的」と書かれている事。実際はグーグルが制覇するだろうプロセスを説明しているが、訪れてくるものの本質は、グーグルという一企業がどっちを向いた、という末節のレベルではない、という事だ。WEB進化論の中で梅田梅田望夫氏がWEB2.0に代表されるインターネットイノベーションを一般の人に説明する為に費やす労力はこれまでインターネットテクノロジーを説明する際に費やした労力より格段に増してきた、とちょっと嘆いている。きっと、わからないから見ない、知らない、関係ない、という人がいよいよ増えてくるんだね
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炎のゴブレット

2006-03-16 23:28:36 | 本や映画
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ハリーポッターシリーズ、第4作目だったとは知らなかった。ハリー・ポッターと炎のゴブレット。映画を見てると原作を読みたくなってくる。素直に「魔法っていいなぁ」と思って観ている自分がいる。そして、魔法の領域でも、もって生まれた能力や努力によって得た知識の量や深さにが評価の基準になる、という点や「悪に英雄は無い」と言い切るように道徳的な基準においても、魔法使いとはいえ、「人」という領域を外していない点がとても気持ちよく見ていられるのだろう。ストーリーそのものを深く理解しないですべて結果オーライになるだろう、と、ライトな感覚でみていたが、ハリーが仲間を失うという試練の部分では冷やっとした。飛ばしてしまった中の2作も是非観てみたいと思った。24のシーズンⅢ見終わったら^_^;みるわ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ワーナー・ホーム・ビデオ

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博士の愛した数式に感化されて

2006-02-09 22:45:14 | 本や映画
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昨日はスポーツクラブに行ってないのに「18111歩」も歩いてた。立派な有酸素運動の結果だ。なので、目をつぶったらすぐに眠ってしまうくらいぐったりだった。が、寝る前にこの数字を確認したら、急に、「あっ、もしかして18111は素数では!?」と思い立った。そしたら止まらない。素数であるかの確認作業に入った。暗算は苦手なので、電卓、いや、携帯で計算をした。1の位が1なので、下1桁が3か7か9の2桁の数字で順番に割っていった。これが正しい方法なのかわからないが、このルールのいかなる数字で割っても整数は出てこない。意外な数字で整数がはじき出たら気持ちいいだろうな、と作業を続けたがダメだった。そして、1と18111以外のどの数字で割っても割り切れる数字がないという状態で眠りについた。

博士の愛した数式

新潮社

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割り切れる数が無いって意外と気持ちが割り切れる。数字との対話も悪くない
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