
新しい年であります。缶詰ブログも、三年目を迎えたのであります。
お雑煮をいただき、「どれどれ」なんてつぶやきながら年賀状に目を通す。
ふと、窓から空を眺めると日本晴れ。
もったいないほどの、穏やかな正月でありました。
この冬は暖冬らしいですね。
しかし、風が吹く日は手袋が手放せないし、風呂の湯も熱めがちょうど良い。
酒も熱めの澗が良く、肴は炙ったイカでいい。
ああ、待ち遠しいのは灼熱の太陽なのであります。椰子の木の下で昼寝をしてみたい。

出来そうもないことを夢想するのは、そろそろやめにしたほうがいいだろうなと思いつつ、ココナッツミルクの缶詰を開けてみる。ココナッツと言えば椰子の子供ですね。
甘いかほりが立ち昇る。
何故だろう、このかほりには切なさを憶える。胸が苦しくなる。
私の前世は、南の島で暮らしを送ったのかもしれない。そこで甘く切ないロマンスを経験したのかもしれない。
「南の島つーと、やはりハワイかな。いやハワイまで行かなくても、グァムとかサイパンでもいいな。ともかくポイントは椰子の木だな。その根元でナニかしらコトが起こったのかもしれないな...」
こうなると、夢想は果てしないのであります。
冬の書斎に閉じこもった四十男の夢想は、果てしないのであります。
ありもしないことを夢想するのは、そろそろやめにしたほうがいいかもしれない。

どばっと、トマトソースに投入。
本日のメニューはエビカレーなのであります。
何となれば、ココナッツミルクが必要でありました。
南の島がどうだとか、ロマンスがどうとか、いっさい関係なかったことがここで判明するのですね。事実は単純なものでありました。
酸味のあるトマトソースが、優しい甘さに包まれていきます。
台所もトロピカル臭で満たされていきます。

かくのごとし。
加熱した後も、ココナッツの甘さとかほりは残っております。それを味わっていると香辛料が顔を出して辛くなり、その後は甘い辛いの二重奏で攻めてきます。
「この、甘さの中にも辛さが利いているというやつ、含蓄があるな。こういう料理をさらりと作ってしまう俺は、やはりただならぬ前世を送ったかもしれないな...」
すべては缶詰のおかげであることをすっかり忘れ、またまた夢想が始まるのであります。
今年の抱負。
夢想癖をなくすこと。
内容量:400ml(カレー4人分は出来る)
原材料名:ココナッツ(おお、これだけ!)
原産国:タイランド
明日はタイ料理屋さんにいこうかな。
一応、こちらインディアナポリスにも
タイ料理屋さんがあるのです。
こちらの書店でちょっと面白いもの見つけましたので、
それ持って、今週末には帰りまーす
インディアナポリスと言うと、インディ500ですな。
ぜひアメ車をかっ飛ばして、タイ料理を食べてくだされ。
帰国をお待ちしてますぞ。
うちは夫がココナッツだめなんで、
タイ風カレーは作ったことないです。
ココナッツは南の島の..日焼け用ミルクのかほり..
>ココナッツは南の島の..日焼け用ミルクのかほり..
さうか。切ない想ひはそれだつたのだらう。
(と、しばらく遠い目になる)
創作には妄想も必要ですよねー。
え?
タイ風カレーは食べたことないです。
ハヤトさんが作ってらっしゃるものは、
いつもおいしそうです~。
いつかご馳走してください。
あ、カレーなら、ジップロックに入れて、
送ってもらえるかな?
いや、いいです。(プルプル)
こぼれた時が怖いです。(笑)
宅配業者にとっても。
ぷるるっ