缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

4/26発売! インドカレーの名店「新宿中村屋」が缶係するサバカレー缶

2021-04-27 13:26:24 | 飯の友

缶にちは! フジテレビ「99人の壁」を突破できなかった缶詰博士の黒川です。

今日はサバカレーの話題であります。この数年でサバ缶は国民食になり(誇張してます)、サバ缶を使ったレシピもまた、国民食となった(誇張してます)。

中でもメジャーなのが、サバカレー。

よく目にするレシピは、サバ水煮をほぐしてカレー粉、玉ねぎなどと一緒に炒め、キーマカレーにするもの。

サバ好きには美味しくいただけるが、苦手な人、とくにサバ特有の青臭い匂いが嫌いな人には向かないようだ。

スパイスと香味野菜を駆使し、魚の出汁をベースにしないと、サバの匂いはマスキングできないのであります。

そこで本日紹介したいのが、プロが作ったサバカレー缶。

日本で初めてインド式カレーを販売した新宿中村屋と、素材へのこだわりで知られる清水食品が共同開発した「サバカリー」がそれであります。

 

サバカリーには「インドカリー仕立て」と「本格麻辣仕立て」の2種類がある。まずは「インドカリー仕立て」を食べてみよう。

ココナッツの甘い香りがまずあり、

(あんま辛くないだろうな)

と推測できる。

でもそれだけでなく、複雑なスパイスの香りが絡み合っている。

ひと口いただくと、辛さはほどほど。後を引く甘みがあって、白ごはんに良く合う。

すごいのは、サバ特有の匂いが気にならないこと。

 

もうひとつの「本格麻辣仕立て」は、さらにスパイス類の使い方が複雑。

豆板醤やトウチの酸味とうま味まで加わって、ちょっと中華チックな雰囲気もある。

でも、トータルではちゃんとカレーなのだ。不思議だ。

「不思議だ不思議だ...」と呟きつつ食しているうちに汗が流れてきた。

辛さはインドカリー仕立てよりもずっと強い。

 

2品に共通するのは、どちらもサバの匂いをなだめ、誘導し、カレーの美味しさとして取り込んでいること。

その手段を、新宿中村屋の開発担当者にお聞きしたところ、ひとつだけヒントを教えてくれた。

「モルディブのフィッシュカレーは“モルディブフィッシュ”を使う。これもそうです」

モルディブフィッシュというのは、カツオの荒節のようなもの。日本のカツオ節の原型という説もあるほど似ている。

このサバカリー缶も、カツオ節を加えることで、サバの風味とカレーの整合性を取っているわけだ。

4月26日に発売された新商品であります。 

 


春の新商品! 入れ炊く・国産桜えび

2013-02-27 12:10:24 | 飯の友

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国分の入れ炊くシリーズに新商品登場
3/14発売予定の限定生産品だゾ

 この頃、気持ちが先走っている。
 何に先走ってるかというと、
「間もなく春だ...」
 この思いであります。
 2月も末。気温はまだまだ低い。
 しかし、近所の河津桜は、つぼみがいくつかほころんできた。
 コブシのつぼみも大きく膨らみ、今にも白い花を広げそうだ。
 そんな折、缶界では春の新商品が発表されている。
 本日はその中から、炊き込みご飯のもとが入った缶詰を紹介申し上げたい。
 国分の[入れ炊く]シリーズから、国産桜えびであります。




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開缶! 愛しき桜えびちゃんが浮きつ沈みつしている



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こやつを研いだ米(2合)、水と合わせて炊飯



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炊けました。エビの香りが台所中に広がる




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 かくのごとし。
 大葉千切りを天盛りしております。
 箸を持つのももどかしく、まず、ひと口...。
 むっ。
 これはウマい。
 エビや昆布の出汁がたっぷりと味わえ、かつ塩分少なめで品のいい味付け。
 たまらずふた口目を口中へ。
 桜えびは春が旬。何となれば、この香りは春を告げる香りなのであります。

「3月になったら、由比にでも出掛けてみるか」
 ぱくり、もぐもぐ(炊き込みご飯を食べている音)。
「そうしたら桜えびのかき揚げを食べよう。釜揚げも美味なんだよな」
 ごくりっ(飲み込んだ音)。
「そうだそうだ、春になったらもっといろんなところへ出掛けよう。冬はもう終わりなのだ!」
 がたんっ(立ち上がった音。なお上記はすべて独りごと)。

 空想旅行で興奮し、思わず立ち上がってしまったが、窓外は無情にも冬の雨である。
「ちぇっ。春はまだ先か。そういや、カクテイシンコクも終わってなかったな...」
 ごとごと(椅子を引き、再び座った音)。
 ああ、春よ。早く来ておくれでないかい!




 内容量:190g
 原材料名:たけのこ、だし(こんぶ、そうだかつお、いわし)、みりん、桜えび、清酒、食塩、えのき茸エキス、ごま油、しょうゆ、砂糖、酸化防止剤(ビタミンE)
 原産国:日本(販売・国分




国分 おさかなでごはん缶

2010-12-28 16:17:18 | 飯の友

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国分の新商品、おさかなごはん
サンマ炊き込みご飯が簡単に出来る

 この記事は『缶詰まにあくす』の“入れて炊くだけ おさかなごはん しょうゆ味”にトラックバックであります。

 本日の缶詰は国分さんの『入れて炊くだけ おさかなごはん』。今年10月に発売になったものだ。
 国産サンマに蔬菜を合わせたもので、柚子胡椒味、しょうゆ味、カレー味の3種類がある。




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筆者が気に入ってるのは柚子胡椒味
気温が低いため缶汁が固まっている




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さんまは骨ごと筒切り。カルシウムばっちりである
2合の米と合わせ、通常の分量の水を入れるべし




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炊きあがりまでしばし待つこと。
何人たりとも蓋を開けてはならぬ




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 かくのごとし。
 お焦げの部分から香ばしい匂いがしている。
 ああ、炊き込みご飯とは何故にこれほど人を幸せにするのだらう。
 などと感慨に耽りつつ、箸を取り上げてひと口...。
 やっ。柚子胡椒がよく利いてピリッと辛い。これはオトナのお味である。
 サンマが美味い。血合いのエガラっぽいとこ。腹の脂のとこ。骨のほろほろするとこ。
 部分によっていろいろ味わえるのが、魚のいいところだ。
 焼きサンマを飯にまぶしたものも美味いが、こうして最初から炊き込むと、魚のうま味を米が吸い込むからいい。
 最後まで飽きずに食べられるのは、味付けの塩梅がいいからである。これは簡単でオススメであります。




 内容総量:225g
 固形量:85g
 原材料名:さんま、にんじん、こんにゃく、みりん、砂糖、食塩、でん粉、柚子胡椒、柚子果汁
 原産国:ジャパーン!(販売・国分、製造・岩手缶詰
 希望小売価格:240円