缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

夢のコラボレーション! シーチキンコンビーフ登場

2018-08-05 16:16:03 | 総菜

読者諸賢よ!

本日8月6日にリリースされた新商品「シーチキンコンビーフ」を日本最速で実食紹介したい。

その名の通り、シーチキンとコンビーフがミックスされた、まったく新しい缶詰なのだ。

シーチキンははごろもフーズの商品で、コンビーフは国分の商品。

ゆえに両社のコラボレーションということになる。

あるいは、マグロと牛肉のコラボレーションともいえる。2年の月日をかけて開発したそうで、8月20日販売予定であります。

 

さあ開缶!

コンビーフの繊維の合間に、ツナの白っぽい身が見える。

配合割合は1:1である。

ツナと牛肉が、あくまで対等な関係なのである。

まずはひと口、いただいてみると、実に面白い。

今まで食べたことがないのに

「ま、ふたつ合わせればこういう味になるだろうな...」

という、至極当然の味がする。噛んでいるうちに脂をともなったうまみが広がり、それが素朴だけど重層的で美味しい。

缶所は香り。香りがすごくいい。ツナの魚臭さとコンビーフの牛臭さが、互いに打ち消し合ってる。

 

かくのごとし。日本最速の缶たんレシピ「シーコンのなめろう」であります。

ねぎ、しょうが、炒り白ごまをシーコン(シーチキンコンビーフ)に混ぜこんで、大葉に乗せただけ。

大葉でくるんで食べてみると、実にウマい。ビールにもサワーにも合いそうですぞ。

 

 

内容量:80g

原材料名:コンビーフ(牛肉、牛脂、その他(ゼラチン含む))、まぐろ油漬(きはだまぐろ、大豆油、その他)、大豆油 / 調味料(アミノ酸等)、カゼインNa(乳由来)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)

原産国:日本(販売:国分グループ本社) 

参考価格:税別360円(限定販売予定)

 

 

 


レバノン「フムス」の缶詰

2017-02-15 11:04:52 | 総菜

本日はレバノンの缶詰を紹介申し上げたい。

中身は「フムス」という豆料理であります。

フムスは中東諸国で広く食べられている伝統的な料理で、茹でてすり潰したひよこ豆にゴマのペースト、すり下ろしたにんにく、レモン汁と香辛料などを混ぜ合わせたものだ。

肉や魚を含んでいないのでベジタリアンにも非常に人気があるらしい。

 

レバノンであるからして、アラビア語表記も書いてある。というよりも、こちらがラベルの正面でありましょう。

実にエキゾチックな佇まいで、開ける前からわくわくしてしまう。

 

イージーオープン式のフタを開けるとこの通り。

乳白色のべとべとしたペーストがたっぷり詰まっている。

 

中東風の食べ方としては、だいたいこんな缶じらしい。

平らな皿にあけ、中央部をくぼませて、周囲を高く盛り付ける。

中央部にオリーブオイルをたっぷり注ぎ、好みの具と一緒に食べるのだそうな。

この盛りつけをやっているあいだ、僕の頭の中には映画「未知との遭遇」のシーンが浮かんできた。

リチャード・ドレイファスが演じる主人公は、UFOを目撃してから、ふとした瞬間に我を忘れてしまう。

忘我のまま、このフムスのようなクレーター状のものを作り上げてしまうのだ。

シェービングクリームとか、ケーキの生クリームを見ると、とたんに意識はどこかへ吹っ飛び、こてこてとクレーター状にしてしまう。

やってみると難しいもので、だんだん姿勢が前のめりになり、なぜか興奮状態になり、僕自身もリチャード・ドレイファスのようになっていた。

 

かくのごとし。

食べてみたら、予想以上に酸味が利いていた。酸っぱいといってもいいくらいだ。

本来のフムスがレモン汁を使って作られるから、その通りの味なのだとも思うが、おそらく各家庭、お店によって味付けは様々でありましょう。

ゴマのペーストが入っているので、かなりねっとりした食感で、例えばマッシュドポテトなどよりもずっとねっとり感が強い。

だからとても食べ応がある。一度にそんなにたくさん食べられないほどだ。

 

実にユニークな体験が出来た。今度は自分で豆缶を使い、フムスを自作してみようと思う。

 

 

原産国:レバノン

原材料名:ひよこ豆、ゴマペースト、水、塩、酸味料、クエン酸

 

 


ギリシア、ムサカの缶詰

2016-10-07 09:26:50 | 総菜

10月10日は缶詰の日であります。

その所以は、缶詰の商業生産が本格的に始まったのが明治10年10月10日だから、であります。

単なる語呂合わせなどではない、本式・本物の記念日なのであります。

その缶詰の日を迎えるにあたり、当ブログではギリシアの缶詰にご登場願った。

中身は「ムサカ」というギリシアを代表する郷土料理であります。

 

ぱかっと開缶。

焦げ茶色に見えるのが茄子で、それをベシャメルソースが包み込んでいる。全体はギリシア特産のオリーブオイルに浸っている缶じだ。

 

皿にあけるとこんな缶じ。

ベシャメルソースがちゃんと上にかかった状態である。

つまり、缶詰のフタを開け、それを逆さまにして皿に盛りつけると、正しいお姿で盛りつけられるようになっているのだ。

陽気で大らかなイメージのあるギリシア人だが、実はとても神経が細やかな一面もある。その一端を見るようであります。

 

かくのごとし。

ムサカはミートソースと茄子などを重ね、ベシャメルソースをかけ、最後にチーズをふりかけてオーブン焼きする料理だ。

こてっとしたボリュームのある家庭料理で、それがこうして缶詰になって、ギリシアのスーパーなどで売られているんであります。

しかし、もともと家庭料理であるから、ギリシア人は家で作って食べている。あるいは外食で食べることもある。

だからこの缶詰は主に観光客向けに作られているのだと思う。

彼の国で調査を行ったときも、こういった総菜の缶詰は観光客が集まる地域で売られていた。地元の人が通っているような小さな商店には並んでなかったのだ。

 

さて、缶心(かんじん)のお味はというと、ベシャメルソースの風味がすっかり抜け、酸味が出ていたのが残念であった。

なぜそうなのかといえば、賞味期限を5年も過ぎてから食したからであります。

大事に大事に取って置いたおかげで、こんな失態を犯してしまった。

読者諸賢よ。缶詰は賞味期限内にいただきましょう。

 

 

内容量:280g(だったと思う)

原材料名:ギリシア語のため不明

原産国:ギリシア

 

 


高知の新しい缶詰が登場!

2014-11-02 11:12:17 | 総菜

Img_2915
2014年8月14日から発売されている

 読者諸賢よ!
 高知に新しい缶詰工場が誕生した。その名も[黒潮町缶詰製作所]であります。
 同県の幡多郡黒潮町は、これまで
「防災備蓄用の缶詰を作ろう」
 と取り組んできた。それというのも、南海トラフ地震が起きたときに、同町で最大高34.4メートルの津波が発生するという予測が出たからだ。
 出てしまったからには、しょうがない。
 対策をするまでである。
 ブランド名は34M(34メートル)。津波の高さを名に与え、
「決して備えを忘れてはならぬ」
 と決意表明している。これも同町の
「震災が起きても犠牲者ゼロを目指す!」
 という強固な意志の表れであります。
 素晴らしい取り組みではないか。
 上の画像にあるのは[カツオとキノコのトマト煮][とりどり旨煮豆のトマト煮]。今回は前者を取り上げる。




Img_2921_2
開缶! カツオにしめじにトマト。予想以上にゴーカ




Img_2927

 かくのごとし。
 常温のままだと、カツオから特有の匂いが出る。これは温めればきれいに消える。
 まずはカツオをひと口…。
 むっ。なまり節のようなみっしりとした歯応えがある。そこに、トマトなどのうま味が染み込んでいる。
 しめじは歯触りがしこしこして、玉ねぎの甘味も絡んでおり、実に美味しい。
 ということは、ブロック状のカツオを崩し、しめじなどを絡めながら食べるといいわけだ。
 塩気は強くなくて穏やか。全体的に自然で優しい味付けであります。




 内容量:90g
 原材料:しめじ、かつお、トマト、玉ねぎ、ケチャップ、食塩、塩麹、砂糖、サラダオイル
 原産国:日本(高知・黒潮町缶詰製作所)
 参考価格:410円(税込)









これが噂のたこ焼き缶

2013-09-29 12:40:30 | 総菜

20130819img_1032

 缶詰バー[mr.kanso]オリジナル商品。第2弾は何と、たこ焼きの缶詰。
 同社は大阪の会社だから、地元の名物を缶詰化したわけであります。
 特性ソースに浸かったふにゃふにゃ状態だが、食べると確かにたこ焼きの味がする。不思議であります。
 中に入ったタコがもっと大きいと良かったなァ。
 現在、同社のサイトには出ていないけど、店舗に行くと売っていることがありますぞ。