缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

伊太利亜の缶詰事情

2006-11-28 23:51:02 | 缶詰旅行

Itcans280

 この画像は、エッセルンガというフィレンツェ郊外のスーパー内なのであります。
 とうとう缶詰ブログも、海外に進出したのであります。

 何となれば。
 私、二週間ほどのイタリア旅行に行っておりました。半ば無理矢理に、すじを通さず、人情通して。

Itcans400_1
こちらは別の食品店

 シチリアとフィレンツェしか見ていないので、『イタリアの缶詰事情』などと、あまり大きなコトは言えないのですが。
 なにしろ、かの国も日本と同じく、南北に長い国土を持っているのであります。
「北のやつらはキチ○イだ、働いてばかりいて」もしくは
「南のやつらはムカつくよね。働きもしないでさあ」
 などという定番の愚痴があるように、地域によって人柄もまったく違うんですなあ。

 ともあれ...。
 私が行ったスーパーや商店では、缶詰さんの種類は少なかった。そして、定番のものしか置いていないようなのだ。すなわち、

 ツナ缶
 トマト缶
 オイルサーディン缶
 アンチョビー缶(瓶詰めのほうが多い)
 牛肉のゼラチン固め缶
 サラダ缶
 トリッパ缶(缶詰blogで紹介済みのものはリンクしてあります)

 といったところ。あとは果物のシラップ缶とか野菜の素材缶なのであります。
 元来、イタリア人は自然に近いものを食したがる傾向があるので、缶詰はあまりないのだろうと予想はしておりました。

 次回より、イタリア缶詰を織り交ぜて、ますますパワーアップの缶詰ブログでございます。読者諸賢よ、乞うご期待!

 

五香肉丁

2006-11-10 22:47:59 | 

Porkcubes1400

 さあ、ご覧あれ!
 こんなに怪しい缶詰さんも、滅多にないでありましょう。
 これは懐かしの人色か(人工着色)!? さあ、こうっと、ご覧あれ!


Porkcubes2400_1

 英語表記を読んで、やや安心する御仁もおられよう。どうやら、我らの愛すべき“ぶーちゃん”のようであります。


Porkcubes3400

 ああっと、またやってしまった。
 この気温の低い時期、肉関係の缶詰を開けると、脂肪分が固まっているのである。極めて不味そうな画像となってしまった。すまんすまん。
 しかしこの色合い。やはり怪しいではないか。
 一口いただいてみると...。
 んーんんん...美味いです。香ばしくて、びりりと辛くて、しかも八角のかほりがしております。こりゃあ美味いですよ。
 そんならば。
 昼時で、腹も減っていることだし...。


Porkcubes5400

 かくのごとし。ピンぼけにて失敬ですが、チャーハンです。
 ややっ。ポーク君たちが、だいぶ縮んでしまったではないかい。おーい、どうしたんだあ。
 肉が縮むということに、いまだに衝撃と深い悲しみを感じるワタクシ。しかしまあ、ずいぶんと加熱したのだから当然のことなのである。
 そのかわりに、どうだ。このポーク君は。その旨みを、惜しむことなく放出しているではないか。飯たちに旨みを引き渡しているではないか。エキスを吸った飯の美味いこと、美味いこと。
 嗚呼。我が身を削って、やせ細って。
 能力のある人物なのに、自身は人前に出ることをせず、じっと引き立て役に甘んじている。
 有言実行ではなく、常に無言実行。多くを語らず、いつもただ、微笑んでいる。
 何だか泣けてきた。

 と言っても、私が強要したのだけれどね。げひひひ。

 

 内容量:42g
 原材料名:猪肉、辣椒、香料、醤油、砂糖
 原産国:中国


花生麺筋

2006-11-08 14:03:20 | 総菜

Kasei1300

 我、不思議的缶詰発見。
 可能読字、不可能読解。
 阿Q想、缶詰世界是広大。日中相互理解進捗歓迎。色即是空、空即是色。
 いや、実はですな。前回ご紹介したバリからの贈り物の中に、こんな缶詰さんが入ってたのである。

 花生麺筋

 って、いったい何?


Kasei2400

「何だろう...」と疑問を抱いても、そこで辞書を引いたりしてはいけない。ネットで調べたりしても、いけない。
 ここはまず、開けてしまうことが肝要なのである。そうして、食ってしまうことが最優先されるべきなのである。
 私はそうして、これまでの月日を生きてきたのだった。
「無鉄砲!」と言われながら、そうして生きてきたのだった。
 るーららー


Kasei3400

 かくのごとし。
“花生”とは、どうも落花生のようである。それが煮てあるのだ。
 我が国においても、塩ゆでの落花生が千葉県八街地方で散見されるが、ありゃあすごく美味いものである。それがショーユで煮てあるようなものだ。
 そして気になる“麺筋”だが、これは油揚げとしか思えない。見た目も、食感もそうなのだから。
 それにしても“麺筋”とはすごい名前ではないか。油揚げが筋肉のようにも見えてくる。
 こうして、中身は判明したのであった。
 しかしここで、またしても不思議に出くわすのである。それは全体のお味のことなのである。
 ショーユで甘辛く煮付けてあり、色合いもショーユ色が程良く染みている。そうなると「これは和食の味なのでは」と判断したいのだが、どうもどこかが違う。
 ダシが利いてないという感じもするが、旨みは確かにある。じゃあ、これで飯を食えるかといえば、そこまでおかずっぽくはない。かといって、これが中華総菜なのかというと、そんなパンチもない。味付けはしっかりと甘辛いのだが、実にビミョーなお味なのである。
 するってえと、これを使って料理をすればいいのか知らん? 何かと一緒に煮含めるとか?

 最後まで想像力を駆り立てられる缶詰さんなのであった。



 内容量:170g
 固形量:115±10(どういう意味だ??)
 原材料名:麺筋、花生、醤油、糖、味精
 原産国:台湾でした!