缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ツナ賛歌

2016-10-10 11:04:49 | 日記

最近、テレビや雑誌でツナ缶の企画が続いている。

グルメ缶詰全盛の今、なぜド定番のツナ缶に注目が集まっているのか。

それにはさまざまな要因があると考えているが、字数上の関係もあり、とりあえず先を急ぎたい。

かくいう僕も、ツナ缶が大好きである。

この夏、ほぼ毎日のようにツナ缶を食べた。

夜にはサラダに使うのが定番である。苦菜やゴーヤ、にんじんなどと一緒に、酸味を利かせた味付けにして、もりもりと食べている。

朝食には、バターを塗ったトーストに、とっておきのツナ缶をのせる。

この写真でははごろもフーズの高級ツナ缶「シーチキンとろ」を使った。

ビンナガマグロのとろ部分だけを使っているので、脂が乗っていてジューシーである。

噛むと、マグロのうまみがじゅわっと出てくる。

ほかには焼いた野菜でも合わせれば、それだけで充分なのだ。

 

さて、なぜ今、ツナ缶が注目されているのか。

それをぜひ語りたかったが、紙面、じゃなかったWeb面が尽きたので、次の機会に繰り延べようと思う。

今日は缶詰の日。缶謝多謝。


ギリシア、ムサカの缶詰

2016-10-07 09:26:50 | 総菜

10月10日は缶詰の日であります。

その所以は、缶詰の商業生産が本格的に始まったのが明治10年10月10日だから、であります。

単なる語呂合わせなどではない、本式・本物の記念日なのであります。

その缶詰の日を迎えるにあたり、当ブログではギリシアの缶詰にご登場願った。

中身は「ムサカ」というギリシアを代表する郷土料理であります。

 

ぱかっと開缶。

焦げ茶色に見えるのが茄子で、それをベシャメルソースが包み込んでいる。全体はギリシア特産のオリーブオイルに浸っている缶じだ。

 

皿にあけるとこんな缶じ。

ベシャメルソースがちゃんと上にかかった状態である。

つまり、缶詰のフタを開け、それを逆さまにして皿に盛りつけると、正しいお姿で盛りつけられるようになっているのだ。

陽気で大らかなイメージのあるギリシア人だが、実はとても神経が細やかな一面もある。その一端を見るようであります。

 

かくのごとし。

ムサカはミートソースと茄子などを重ね、ベシャメルソースをかけ、最後にチーズをふりかけてオーブン焼きする料理だ。

こてっとしたボリュームのある家庭料理で、それがこうして缶詰になって、ギリシアのスーパーなどで売られているんであります。

しかし、もともと家庭料理であるから、ギリシア人は家で作って食べている。あるいは外食で食べることもある。

だからこの缶詰は主に観光客向けに作られているのだと思う。

彼の国で調査を行ったときも、こういった総菜の缶詰は観光客が集まる地域で売られていた。地元の人が通っているような小さな商店には並んでなかったのだ。

 

さて、缶心(かんじん)のお味はというと、ベシャメルソースの風味がすっかり抜け、酸味が出ていたのが残念であった。

なぜそうなのかといえば、賞味期限を5年も過ぎてから食したからであります。

大事に大事に取って置いたおかげで、こんな失態を犯してしまった。

読者諸賢よ。缶詰は賞味期限内にいただきましょう。

 

 

内容量:280g(だったと思う)

原材料名:ギリシア語のため不明

原産国:ギリシア