缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

缶つま★レストラン 牛肉のバルサミコソース

2011-08-28 12:20:21 | 

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 牛肉と聞くと心がときめく。
 鶏肉、豚肉も大好きだが、牛肉は格上の感がある。
 今では、量販店に行けば、100グラム150円程度でいい輸入牛肉が売られている。
 国産の銘柄豚のほうが値段が高いのだ。
 それでも牛肉のほうにありがたみを感じるというのは、おかしな話でありますなァ。
 その牛肉が、さらにバルサミコ酢で味付けされて缶詰になったというから、タダゴトではない。
 すなわち、国分の新たなシリーズ『缶つま★レストラン』から、『牛肉のバルサミコソース』という缶詰が登場したのであります。




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開缶! バルサミコはイタリアのブドウ酢のことだ




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これで1缶の半分くらいの量

 かくのごとし。
 牛肉なのだから、がつがつと食べるわけにはいかぬ。ひとかけをつまみあげ、愛おしさを募らせながらじっくりと味わってみる。
 やっ。意外にも味付けが洋食っぽくない。和の調味料で甘辛く煮て、仕上げにちょっぴり酢を加えたような、そんな味わいなのだ。
 赤身の肉を噛みしめると、奥の方からバルサミコ酢の甘さとコクがじわっと出てくる。
 思いついて台所からバルサミコ酢を持ってきて、ひと垂らしして食べてみた。すると俄然、味わいがはっきりとしてきた。
 バルサミコ酢と牛肉、合うもんですなァ。
 添え物にはオリーブとかピクルスなど、酸っぱいものがいいようであります。




 内容総量:150g
 固形量:90g
 原材料名:牛肉、砂糖、ブドウ糖、食塩、調味料(アミノ酸)、増粘剤(グァーガム)
 原産国:日本(東京・国分




新しい缶詰本♪

2011-08-26 16:35:26 | 日記

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 敬愛なる読者諸賢よ!
 おかげさまで来月、2冊目の著作本を上梓できることになった。そのご報告を申し上げたいのであります。
 タイトルは『缶詰博士 黒川勇人の缶詰本』。
 どストレートなタイトルだが、内容はすべて3行レシピの缶詰クッキング。
 丼ものからパスタ、サンドイッチ、酒肴、デザートまで“缶単”レシピ50種類を揃えてみた。
 辰巳出版から9月20日に発売予定なので、ぜひご覧になっていただきたいと思うのであります。






バンバンジー缶で油そば

2011-08-13 22:16:04 | 

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ノザキのピリ辛バンバンジー



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けっこう辛くてウマみもたっぷり

 初めて油そばを食べたのは学生のときだった。
「つゆの入っていないラーメンがあるんだよ。油そばっていうんだ」
 友人が言った。
「つゆが入ってないって、焼きそばということ?」
 僕は尋ねた。
「いや、普通に茹でたラーメンだけど、丼の底にタレが入ってて、それをまぶしながら食べるんだ」
 友人は説明する。
「うーむ。てことはあれだな。盛岡のじゃじゃ麺みたいなものか」
「えっ、じゃじゃ麺て何だ?」
「いや、普通に茹でたラーメンだけど...」
 ともかく、油そばであります。これが当時すごく気に入って、今でも好物だ。
 それをノザキの[ピリ辛バンバンジー]で作ってみようと、こういうわけであります。




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まずは生タイプのラーメン用太麺を茹で、冷水でしっかり洗う




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その間に丼にラーメンのタレを入れておく
めんつゆとラー油を混ぜても作れますぞ




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 かくのごとし。
 よく水を切った麺にごま油を少しまぶし、タレを入れておいた丼に入れる。
 そこにピリ辛バンバンジー1/3缶、シナチク、大葉などを盛りつけて缶成であります。
 ではでは、早速にひと口...。
 むっ、文句なしに美味いです。
 汁気のない麺をタレに絡めて、一寸濃い味を愉しむ感じ。
 ピリ辛バンバンジーがけっこう辛くていいアクセントになってる。
 ここに赤いクコの実なぞ入ると、もっと本格的だ。
 夢中で食べ終えると、やがてじわっと汗が出てきた。夏はやっぱり辛いものがウマい。




 内容量:45g
 原材料名:鶏肉、大豆油、ラー油、食塩、香辛料、ポリリン酸Na、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)
 参考価格:税込147円
 製造販売:川商フーズ






冷蔵せよ!

2011-08-11 09:48:10 | 魚介

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アンチョビ缶は種類が多い

 このブログにもたびたび登場しているアンチョビ缶。
 これが本当は缶詰ではないって、知ってましたか?
 アンチョビ缶は、缶詰の定義である「加熱殺菌」を行ってないのだ。
 生のカタクチイワシをフィレにして塩漬けし、それを今度は油漬けにして缶に入れただけ。加熱は行われない。
 我が国の塩辛と同じようなもんであります。
 だから、今度アンチョビ缶を購入したときは、ラベルをじっくりと眺めていただきたい。
 必ず「要冷蔵」とか「8℃以下で冷蔵」などと書いてあるはずだ。




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 これが正常なアンチョビ缶。つまり、ちゃんと冷蔵したもの。
 身がしっかりしているのがお分かりだと思う。色合いも透明感がある。




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 これが正常でないアンチョビ缶。常温(戸棚の中)で保存したものだ。
 身が溶けてしまっている。色合いも透明感が失われ、黒っぽくなっている。
 こういった状態になると、匂いも明らかに発酵臭がしてくる。捨てるのも忍びないので、たいがいニンニクと一緒に加熱したりして、ソースに使っている。
 でも、アンチョビ缶はやはり冷蔵されたものが美味しい。生で食べれば塩辛や生ハムのように楽しめるのだ。
 読者諸賢にもぜひ、冷蔵保管をオススメしたいのであります。