ワタクシ、以前から目論んでいたことがあります。
それは、缶詰だけでのフルコースというやつであります。
スープに、サラダに、パスタもあって、メインがある。
デザートまで、つけちゃう!
これは、缶詰さんを買い揃えれば、可能なことなのです。サラダだって、あのイタリアのインサラティッシメがあれば無敵だし、あるいは中国製の妙な葉っぱの缶詰なんかを使ってもいい。
ま、しかし。
それは何かの企画のときに行うことにして、本日は北海道産缶詰シリーズの総出演パーチーなのであります。
かくのごとし。
手前のスープは、前回ご紹介したうにクリームスープでありますね。
このほか、さんま水煮缶、鮭の中骨缶、つぶ貝缶、かにみそ缶などを用いたのであります。
ここには写ってませんが、台所ではかにみそ缶でご紹介したパスタも茹で上がっております。
この翌朝は、もちろんあのオートミールを食したわけであります。
これらはすべて、北海道産缶詰という大仕掛けでありました。
来月でとうとう4年目を迎える缶詰blog、その前祝いでござったよ。
威風堂々と、ご登場。
行ったことはないけれど、札幌ロイヤルホテルの缶詰であります。
ホテルの名を背負った缶詰といえば
「○○ホテルのポタージュスープ」
「○○ホテルのビーフカリー」
などなど、高級かつ華やかなイメージがある。
そう思って見ると、このうにクリームスープ缶も何やら後光をまとっているように見えてくる。
ペコッと、威厳が感じられないプルタブでの開缶。
それにしても。
熱々にして食べる缶詰というのは、常温で開けた折りには、非常に寒々しく見えるものですなあ。
どろりと澱んだ黄褐色(当たり前だけど)。
透明度ゼロの、底知れぬ佇まい(底はあるけど)。
五色沼もかくありき、という色合いであります。
かくのごとし。
きちんと、鍋で熱しております。
あまつさえ、乾燥パセリなぞを散らしております。
何と言っても、ホテルの缶詰さんなのだ。不味かろうはずはないのだ。
ではでは失敬して、一口すすると...。
ええ~と、何と申しますか。
こってりと濃くて、旨味が大変に強いです。
うにのかほりも堪能出来ますが、それよりも旨味調味料的なかほりが濃厚に味わえます。
喉の奥にとどまるような甘さも味わえますです。
原材料名を見てみると、じつに多くの加味を行って出来上がったスープなのだということが、分かります。
その手間には頭を下げずにはおれません。
お味をひと言でまとめれば、「これ微妙っしょ!?」
内容量:160g
原材料名:たまねぎ、にんじん、うに、生クリーム、牛乳、バター、ブランデー、小麦粉、食塩、しょうゆ、植物油、みりん、日本酒、砂糖、魚しょう、でん粉、かつおぶし、香辛料、調味料(アミノ酸等)、着色料(クチナシ)
原産国:日本、札幌