缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

granRagu パスタソース

2006-09-28 10:04:16 | 汁物

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 久しぶりの汁物、イタリアのパスタソース缶をご紹介させていただきたいのである。
 フィレンツェ在住のブログ仲間、albero4さんが送ってくださったもの。
“ポルチーニ茸と肉がたっぷり”入ったソースで、フィレンツェではメジャーな缶詰さんだそうである。ついでに値段は2.8ユーロだそうである。
 焦げ茶色の背景に浮かび上がる、肉をまとったスパゲッティの写真が印刷されている。まさに秋にふさわしい、暖かみのあるパッケージデザインと言わねばなるまい。


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 プルトップ式なのだが、このプルタブがやっかいであった。缶にぴったりと貼り付いていて、引き起こすことが出来ないのである。
 このような事態は、読者諸賢も経験されたことがあると思う。こんな時は無理に爪で引き上げたりしないほうがよろしい。その辺に転がっているペーパーナイフとかドライバーを使った方が安全である。
 


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 フライパンに開けて加熱。冷蔵庫の隅にあったセロリの葉を投入してみた。
 私は生来の貧乏性で、野菜は先端から末端まで使わないと気が済まない。食べられる物を捨てると、バチが当たりそうな気がするのである。


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 かくのごとし。
 この撮影のタイミングは、毎回慌ただしい思いをしてしまう。何しろ出来たての料理を前にしているのである。腹が減って手が震える。接写するとレンズが曇る。細君の腹も鳴っている。
 さて、肝心のお味である。肉とキノコは確かにたっぷりと入っていて、食べ応えは充分である。味付けは若干薄目。何となれば、塩とオリーブオイルを振ってみたら断然美味くなった。
 何事もお任せ状態ではいけないのである。ジンセイは自分で切り拓いていかないとならないのである。
 妙に哲学的な気分になるイタリア缶であった。


 内容量:180g
 原材料名:ポルチーニ茸、肉、トマト...
(あとは読むのが面倒になってしまった。失敬!)
 原産国:イタリア


ある日の風景 カレー恐ろし... 

2006-09-16 07:43:42 | 汁物

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 何となく、カレーが食いたい日というのがありますね。
 こうなると、他にいくつか候補として上がっていた料理は、ことごとく敗退するのであります。「今日はカレーかな!」と頭に浮かんだが最後、もう代替えはきかないのであります。
 ここにカレーという料理のやっかいさ、執念深さというものを目の当たりにし、私は身も震えるような思いです。

 

Cansyellowcurry2400

「しかし調理する時間がないよう~」という場合、我が家は缶詰のカレーを食するのであります。
 理由は、具や調味料を足すのがラクだから。レトルトだと、加熱した後すぐに盛りつけとなるので、あまり手を加える余地がないのですね。
 ひき肉を“じっくりと”炒めてから缶詰カレーを投入。
 牛臭さが目立つので、セロリの葉を投入。
 脂が多すぎたので、スプーンですくいとる。
 何となくヨーグルトを足して様子を見る。
「やっぱり新鮮なスパイスが欲しいよな...。カルダモンとコリアンダーを挽いて入れるか...」
 気がつけば、ずいぶんと時間が掛かっている。これなら最初から好みのカレーを作っても良かったのではないかという、後悔に似た気持ちもわいてくる。

 どうも、カレーというのはやっかいなものですな。



 今回のYellowCurryは昨年登場した缶詰さんと同じものです
 内容量:410g
 原材料名:ココナッツミルク、ジャガイモ、パイナップル、玉ねぎ、大根、ヤングコーン、カレーパウダー、大豆油、チリ、砂糖、食塩、ニンニク、レモングラス、調味料(アミノ酸)
 原産国:タイランド


MIRASOL®アンチョビ入りオリーブ

2006-09-11 13:22:30 | 果実

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 とうとう、朝から秋の虫が鳴くようになった。
 昨日までは、そうではなかったのである。日中はセミ達、日暮れ頃からコオロギ達と、つつましく時間帯を分け合っていたのである。
 それが今日はどうだ。
 郵便局に行くために浜辺を歩いていたら、セミの声が聞こえないのだ。そうして朝の10時から、コオロギたちが鳴いているではないか。
 自然の歯車が、音を立てて輪転したのである。文弱の私は、その歯車のきしりに飲み込まれそうであった。
 るーららー。


Cansmirasol2400

「だから何だ?」
 こう問われると、まあ、格別に言う言葉を持たないのでありますが。
 しかしまあ、こうして澄明な大気の季節を迎えると、やはり飲む酒も変わってくるのでありますな。
「ビールビール!」と騒いでいた声も、ややしっとりと落ち着いてくる。
「ジャックダニエルでももらおうか...」
 というように、「でも」「...」が出てくるのである。そうすると肴だって、小粒でどこか粋なものが欲しくなる。
 何となれば、アンチョビ入りオリーブオイルなんでありますな。
 こいつは輸入食材屋さんにいくと、ずいぶんと高い値がついて売られている。その場合は瓶詰が殆どだ。
 しかし今回のような缶詰だと安く買えるのである。さらにスペイン産だと、もっと安く買える。
 中身の10%くらいは身が砕けていて、詰められているアンチョビの分量も少ない。いかにも安物のこいつを“ちょいと”つまんで、蒸留酒を口に含む。
 その一瞬、二瞬。
 未練たらたらしがみついていた夏が、去っていく音がする。るーららー。



 原材料名:オリーブ、水、食塩、アンチョビ・ペースト~うひゃあ、何てこったい! 本当に安物だ!~《アンチョビ、安定剤(アルギン酸ナトリウム、)、香料》、酸味料(乳酸、クエン酸)、酸化防止剤(ビタミンC)
 内容総量:300g
 固形料:130g
 原産国:スペイン