このブログで、同じ缶詰が二度登場することは、滅多にない。
その、滅多なことが起こってしまった。
2005年10月に紹介したタイの『I LIKE SPICY』が、再び登場したのであります。
中身はタイ米を使ったバジルライス。日本では未発売だが、とにかく激ウマの缶詰だ。
常温でも食べられるし、温めるなら熱湯に3分入れればよし。
電子レンジなら耐熱容器に移し、温度設定は中、それで1~2分加熱せよとある。
僕はだんぜん、湯せん派である。
この缶詰は内容量300グラムと大きい。ご覧の通り、片手鍋では缶の1/3が湯に浸からない。
そこで湯せん時間を5分にし、ときどき缶を立てたり寝かせたりした。
これが温まったところ。
このタイ米は玄米らしいが、表面がつやつやと輝き、いかにも柔らかそうである。
試しに耐熱容器に移し、電子レンジで加熱してみたら、タイ米独特のぱらりとした食感が失われ、べちゃっとなった。
かくのごとし。
バジルの芳香の中に、すこし酸味を感じられるのがエキゾチックである。
ひと口頬張れば...。嗚呼。
ピリ辛のタイ米はふっくらとしており、何やらタイランドっぽいスパイスが利いている。
食べ進むうち、いつの間にかじっとり汗をかくほどの辛さだ。
米の合間に見える肉っぽいのは、原材料によれば植物性タンパク質を加工したもの。
食感は肉のように弾力があって、食べ応えがある。麺筋というグルテンで作った台湾の食べ物によく似ている。
この缶詰はタイに行かねば買えなかったが、三幸貿易の伊藤さんが輸入できないか工作中である。
何とか実現して欲しいものであります。
内容量:300g
原材料:玄米、バジルの葉、炒った唐辛子、植物性タンパク質加工品(本文参照)、大豆ソース、植物油
原産国:タイ(KHUN PERM)