缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

GILLE®ジンジャークッキー

2007-02-25 12:33:40 | 菓子・スイーツ

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 メリー・クリスマース!
 え?
 南房総では菜の花が見頃というが、我が家にはクリスマス調の缶詰さんが参上したのであります。
 何でも、ジンジャークッキーが入っているらしい。



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 かくのごとし。
 これは食べかけではありません。開けたてなのですぞ。
 クッキーがそのまま、ごちゃっと入っております。クッション材は一切なし。
 よく壊れないなあ。
 それでは早速、いただいてみましょう。
 わわわわ。スパイスの香りが強烈です。これはクローブの香りですね。ジンジャーよりも、クローブのほうがずっと強く感じられる。一寸驚くほどの強い匂い。
 味としては程良い甘さがあって、歯ごたえも良い。しかしながらスパイス調合に情熱を注ぎすぎた部分には、問題ありと言わねばならない。
 そういうキャラクターは、実社会にもいますね。
 仕事は確かに速いのに、いつも自己主張が強くて鼻につく人。
 期日はきちっと守ってくれるけど、急場でなければ二度と頼みたくない人。
 このジンジャークッキーも、二枚目にはどうしても手が伸びなかったんであります。



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 一度そんな風に思ってしまうと。
 この絵も、何とな~く、嫌がるトナカイに無理強いして食べさせているようにも見えます(どこが?)。



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 ということで、我が家においでくださったジンジャークッキーさんは、お台場に群れ飛ぶゆりかもめのえさとなったのでありました。
 想い出なので色調もセピアであります。
 合掌。




 内容量:500g
 原材料名:小麦粉、砂糖、マーガリン(ココナツオイル入り)、シロップ、膨張剤、スパイス(シナモン、ジンジャー、クローブ)、香料
 原産国:スウェーデン




MONTANA® 牛肉の缶詰

2007-02-15 11:29:51 | 

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 本日は、イタリア缶を使ってパスタ料理を作っていきたいと思う。
 ご登場いただいた缶詰さんは、牛肉をゼラチンで固めたものだ。イタリアではポピュラーなものである。
 このMONTANA®という商品は、ゼラチンがマルサラ酒とはちみつで味付けされている。
 



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 ボウルに全量を開ける。
 缶内側が白一色なのがお分かりだろうか。
 これはポリエステルフィルムをラミネートしたもので、内容物に金属臭が移るのを防いでいるのだ。
 イタリアの缶詰たちも、すっかりモダンになったものである。



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 バターを“ごろっ”と投入。
 この牛肉は、そのまま食べるとコンビーフそっくりの歯触りである。
 しっかりと塩味がついているが、コンビーフほどしょっぱくない。牛肉臭も特になし。



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 その上に茹であがったペンネを投入。
 出来うる限り、急いでかきまぜる。そこに胡椒をたっぷりと振る。



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 その前に、パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりと擦りおろしておくのがうまい手である。
 皿に盛ったパスタの上に、このレッジャーノを振りかける。



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 かくのごとし。銘々、熱いうちに、皿の上でよくかきまぜること。
 さて、牛肉缶詰から思いついた即興の料理だが、味はと言うと...。
 大変こってりしている。チーズをたっぷりと使ったわけだが、その量に比例してこってり度が増すようだ。
 同じこってり系列ではカルボナーラがあるが、その比ではない。
 もう、コッテコテである。
 繊維状の牛肉が、適度な歯ごたえを与えている。そこはますますコンビーフに似ている。
 非常に空腹で、他のメニューが野菜だけのときには、いい料理かもしれない。

《まとめ》
 この料理は、コンビーフで作ってもだいたい同じようなものが出来上がるであろう。




 内容量:90g
 原材料名:濃縮スープ、牛肉、はちみつ、ゼラチン
 原産国:イタリア




米入りツナサラダ

2007-02-09 14:33:07 | 総菜

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 読者諸賢よ!
 ここに、一つの物議をかもした缶詰さんを、紹介させていただきたいのであります。
 それは、ある雑誌が企画した対談で起こったのでありました。
『魅惑の缶詰たち』(仮題)というタイトルのもとに、内外の缶詰さんが数十種類集合したのであります。
 対談は銀座の缶詰バー(仮名)で行われ、著名な料理研究家Kさんと、エッセイストのYさんが集ったのであります。



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 物議は、この蓋部分について起こったのでした。
 この缶詰さんは、下部はアルミ缶でありながら、蓋はアルミ箔のような薄い素材を使用しているのであります。
 その形態に疑問を抱いたYさんは、声も高らかに追求したのでした。すなわち
「一寸待って。これは缶詰の範疇に入れていいの?」
 Yさんの疑問はもっともなことでありました。缶詰と言えば、固い金属で覆われているのが普通のお姿ではあります。
 そこで私はどう答えたかというと、
「はい、缶詰ですね。缶詰ブログで紹介したことがあるので、缶詰です」
 我が缶詰ブログにおいては、缶詰さんの定義はすごく広いんであります。
 過去においては、こんなものも缶詰として扱っております、はい。



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 かくのごとし。
 不意に弾劾が起こった対談でありましたが、結末はじつにまあ、何と言うか、丸く収まったのであります。すなわち
「このサラダ、すごく美味いね!」
 Yさんのこの一言で、存在の定義に関する問題はどっかに行っちまったのであります。
 かなり酸味が利いているけど、それをオリーブオイルが中和しているという味付け。
 パラパラの米と、程良い歯ごたえを残す野菜類(イタリアでは通常、野菜をくたくたになるまで加熱する)。
 バジルを主とした、過不足のない香り付け。
 ああ、読者諸賢よ。美味い缶詰さんは、イデオロギーやレーゾンデートルを超越するのでありますなあ。





 内容量:160g
 原材料名:あれれ、表記がないけどコーン、インゲン、パプリカ、ツナ、米が入ってます
 原産国:イタリア


 追記:一昨年の記事でも、違うメーカーのものを紹介しております。