缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

缶詰はかせのかんづめ万博、スタート!

2012-02-24 10:55:09 | イベント・講座

 読者諸賢よ!
 昨年、大阪梅田で開催した「缶詰はかせのかんづめ万博」が、ついに東京でも開催なのだ。
 快哉、じゃなかった開催店は東急ハンズ渋谷店(6A)池袋店2階
 世界7カ国、国内メーカー22社で、合計ナンと120種類の缶詰を揃えてみた。
 コーフンせずにはおれない状況であります。

 トークショー&試食会もどーんと行う。
 2/25(土)~2/26(日)は池袋店で。
 3/3(土)~3/4(日)は渋谷店で。
 どちらも午後2時と午後4時の2回開催なのだ。ぜし、遊びに来ておくれ!




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ししゃもオス&メス缶

2012-02-21 11:29:53 | 魚介

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3月発売予定の缶つま新商品、ししゃも缶
何とオス&メス2種を商品化

 缶詰の勢いが止まらない。
 日本の缶詰メーカーのほとんどは、昨年の大震災によって資材・原材料が入手困難となり、減産を余儀なくされたのであります。
 その苦難を乗り越え、今、一気に新商品が出てきた。
 今回ご紹介するのは、何と本物のししゃもを使った缶詰。
「缶詰でおつまみ」をキーワードにしたK&K国分「缶つま」シリーズのニューフェイスなのだ。
 ニューもニュー、何しろ3月発売予定の商品であります。
 それを缶詰ブログでひと足早く、読者諸賢にお知らせしようと思う。




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 まずはメス、すなわち子持ちのししゃも缶を開缶。
 湯煎で温めるとふくいくたる香りが立ち昇る。
 ちょうど大兄・島地勝彦氏が来宅していたので、一緒に頬張ってみた。
 繊細な身肉を咀嚼していると、意外と強いうま味とコクがやってきた。
 卵もたっぷり詰まっており、粒々感が舌の上に心地よい。




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 こちらはオスのししゃも缶。身が細く、色合いが地味なのが分かる。
「子持ちじゃないのか、ちぇっ」
 こうバカにしちゃあいけない。通が好むのはむしろオスのほうだ。
 栄養分が卵に取られない分、メスよりオスのほうがうま味が強いと言われている。




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 かくのごとし。オスを半量ほど盛りつけてみた。
 こう紹介すると、オスばかり贔屓してるようだが、メスのほうは島地大兄と食べてしまい、画像が残せなかったのだ。
「さあオスだオスだ、メスより美味なオスだ」
 ひと口頬張ると、繊細な身肉が舌の上で崩れ、うま味を吸ったオリーブオイルとともに口中に広がった。
 ししゃも独特の、川魚に似た匂いが立ち昇る。
 確かにうま味が強い。噛みしめるたび完爾と微笑する。
 しかし、先日食べちまったメスのほうも美味かった。
 いや待て、ひょっとして、メスのほうがウマかったかも。
 確かメスのほうは、うま味がもっと柔らかく、オスよりもどこか温かみがある味で、ふくいくたるコクがあったのだ。
「オスが一級上!」
 このこだわりも缶詰となると、違ってくるのかもしれない。
 新たな事実の前には、思考も風に柳と、しなやかに反応しなければいけない。
 そういえばししゃもは漢字で「柳葉魚」と書くのであった。

  


 固形量:75g
 内容総量:100g
 原材料名:ししゃも、オリーブ油
 原産国:日本(販売:国分
 予価:オス950円、メス1400円
 ※国分担当者によると限定生産になる可能性もあるらしい。見つけたら大事に仕舞っておいて、ハレの日にこそっと出そう。









ふくちり缶も出たゾ

2012-02-10 10:34:15 | 魚介

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 こう寒いと、鍋が恋しくなる。
 熱々の鍋を囲んで、熱々の清酒をさしつさされつ。
 豚とほうれん草で常夜鍋。豆腐を味わう湯豆腐。変わり種でトマト鍋、豆乳鍋。
 さあそこで、缶詰の登場であります。
 下関市のマル幸商事が昨年12月に発売したふくちり缶は、文字通りふぐの身が入っている。
 同社のふく缶は以前ご紹介しているが、いわばその兄弟缶の登場なのだ。




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 開缶!
 椎茸、しらたきがぎゅうぎゅう詰めで嬉しい。
 しらたきをきちっと巻いてくれてるのも嬉しい。
 これ、自分でやろうと思うと、けっこう手間なのですよ。
 この豊富な具の下に、真っ白いふぐが隠れているのだ。




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 かくのごとし。
 同社担当者によると
「冷たいままでも美味しい」
 という。
 しかし厳寒の時期でもある。やはり熱々で食べようと湯煎すると、魚の匂いが強まった。
 これをぽん酢につけて、ひと口...。
 おっ、あのふく缶と同じであります。鶏のささみのようにモソモソ感があって、何度も汁に浸けながら食べたくなる。
 しかしそこを噛みしめてると、奥から滋味が湧き出してくる。いいダシが出てくる。
 何となれば、この滋味がにじみ出た缶汁もウマい。この汁だけで酒が1合すすむ。
 ちょいと外道ですが、ここにEXバージンオイルを垂らしてやるのが、筆者の好みです。




 固形量:90g
 内容総量:150g
 原材料名:シロサバフグ、こんにゃく、しいたけ、食塩、エキス(こんぶ、かつお)、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、水酸化Ca
 原産国:日本(山口県下関市、マル幸商事株式会社
 参考価格:500円(税抜)