『Catpaw』“妄想旅行”にトラックバック。
普段の生活で森や山に行けずにストレスがたまってきたとき、僕は妄想の旅に出ることにしている。これはcatpawさんと同じように、かなり念入りに行うのだ。
金峰山の麓にキャンプに出掛けることにしよう。人数は5人。車は2台出すぞ。自分の供出する道具はデカテントとタープ1張り。倉庫用にワンマンテントも持っていくか。シュラフはスリーシーズンのものにしてと。遊び道具はフリスビーでいいな。ナショナルでワイン安くしてたから買っていこう。
当日は朝6時に家を出る。一旦桜新町に寄って1人拾い、中央道に乗って談合坂でもう1台と待ち合わせ。
やがて道は下って、広大な甲府盆地に入る。夏だ。陽炎が見えている。桃畑のあいだをひた走り、須玉インターで降りて国道141号線を一旦南下。大きなスーパーがあるのだ。そこで食料をまとめ買いして、引き返した途中の酒屋で地卵を買おう。あれは本当に美味い卵だ・・・。
ヘミングウェイの短編『身を横たえて』にも、前線で緊張のあまり不眠症になった兵士が記憶の旅に出るいい話しがある。少年の頃釣った流れを想い出し、下流から丹念に釣っていく。淀み、淵、大岩、それぞれのポイントで竿を振る。時には上手く鱒を釣り上げ、ときには落とす。流れは一本だけではないから何時間も妄想で釣りが出来るのだ。
開高健氏は、雨で出掛けられないときに部屋で妄想する釣師のことを“アームチェア・フィッシャーマン”というのだと紹介していた。
やっぱり人間はイマジネーションで生きている動物なのだ・・・おっとこれはぼうっとしている自分に対する言い訳。
参考文献
新潮文庫『ヘミングウェイ短編集(二)』アーネスト・ヘミングウェイ/大久保康雄
TBSブリタニカ『雨の日の釣師のために』D&G・パウナル/開高健
そして僕は素敵。
「想像してごらん、国境なんてないと、そんな難しいことじゃない」のフレーズを………。
『イマジン』
心に染みる、本当にいい歌ですよね。さっすがsoroさん、胸にグッときてしまいましたよ。
わたしは、よく行く大阪をイメージして、いか焼き食べて、いっぱい買い物して・・・。
てな、感じです。
>人間はイマジネーションで生きている動物なのだ・・・
音楽とか、映画とか、絵画とかは人間のイマジネーションから出来ています。
そう思うと、イマジネーションは人間の文化を象徴しているように思います。
うんと楽しい妄想ですね~。大阪って行ったことないんです。“食い倒れ”てみたい。そう言えばたこ焼きが食べられなくなるかもって話しだ・・・。