九十八年の夏、僕はいそいそとキャンプに出掛けた。すなわち、山麓のとある小村に向かって、キャンプ道具を満載したセダンを走らせたのだった。
車は山道を登っていき、しまいにはすれ違うことも困難なほどの細道となった。
路肩には松葉が厚く堆積していて、タイアはしばしば空転した。僕はアクセルに乗せる重量を出来うる限り減らした。スピードメーターは二十キロを示していた。
標高が千メートルを超えた頃、目の前が輝いた。鬱蒼とした樹林帯を抜け出たのだ。
白く輝いていたのは、コンクリートで舗装された路面だった。地方の古いままの道路には、こんなコンクリートの路面があるものだ。
僕は期待に満ち、そこからあの白樺の林へと入っていったわけだ。
了
あてはめるのは野暮と思った
だからといってあえてソレを試みることも
野暮の上塗りであることも知っていた
・・・そう、ワープロソフトに流し込み
一気に縦書きに変換・・・
書かれた文字が「ことだま」として
そこには蘇っていたのです
PSでも難解でした
yumeguriさんのコメントには、いつも底深さを感じております( 'o')b
「私」だったら・・・・・・
ずいぶん違いますね!
最近、「私」を使わなくなってしまった。何だかカッコつけているようだから。
ブログ書いてると、いろんな変化があるのですなぁ。