実にひさしぶりのぐるぐるトラックバックであります。
『不埒な天国~Paradiso Irragionevole~』の“Il Colore del Cielo”に心底「ハッ...」とさせられ、さらにその記事のトラックバック先は『J'sてんてんてまり』の“なにいろのそら”だったのであります。
何に「ハッ...」としたのかと言えば、それは
>飛行機の中から見えた
>いつまでも暮れない夕暮れの空
と表現された2枚の写真なのでした。
その写真を見た瞬間、拡大クリックするまでもなく、高高度を飛ぶジャンボの中の雰囲気を想い出したのです。
さらに作者albero4さんの
>機体の外は凍りつくような寒さだから~(以下原文参照)
という文章を読んで、その表現の妙に一人「そうそう...」と声を出してうなずく。僕ぁ飛行機など、たった一回の旅行でしか乗ってないけど、それはそれは強い記憶となって残っているのです。
小さな座席でままごとのような食事をし、ソ連(当時)の上空ではカーテンを閉められたりして、延々何時間も過ごした特殊な空間。
成田に向かう機上では、「ああ、このあとは日本に帰るだけなのだ...」とやや残念な気分だけれど、みんなが寝ている中で一人窓外を眺めると、雲の上の世界というのはいくら眺めていても飽きることがなかった。こここそが、死ぬほど来たくてたまらなかった、成層圏の世界なんだなあ、と。
僕は学生のときにハンググライダーをやっていたのだけど、あれはいくら上空を目指しても、高空の雲の上までは行けないのですね。エンジンを持たないグライダーというのは、上昇気流に乗ることで上昇するのだけれど、その気流のてっぺんというのが低空の雲だからです。
高く、高く どこまでも、どこまでも
もっと高く もっと、もっと さらに高みへ、空気が吸えなくなるまで(死んじゃうよ)
おそらくそこは、神の領域なのですね。それが蒼い成層圏。
『J'sてんてんてまり』では、その蒼を連想させる青空の写真が載っています。でっかい空であります。
唐突に、こんなインスパイアを楽しめるのが、ブログの面白さでありますねぇ。
追:そうそう、ヒコーキと言えばこの人、dii-chaiさんであります! 何となれば『チャイディーな世界』“空の上から”にもぐる~っとトラックバック。こちらの航空写真も「いやっほう」です!