風の備忘録~ ~ ~

風は林に色や形や音を運んできます
忘れないうちに 忘れないように
短い言葉でメモ memo   
       

私の好きなイギリスの詩人 クリスティナ ロセッティとつながる人々

・画家・詩人ダンテ・ガブリエル・ ロセッティは兄 ・西條八十 ・三井ふたばこ(西條嫩子) ・宮澤賢治  ・金子みすず

② クリスティナ・ ロセッティ の詩  「のぞみ」 (二種)

2005-02-15 | クリスティナ・ロセッテイ関係
何十年も前に、好きな詩を書き写したノートが見つかりました。
詩「のぞみ」はうろ覚えだったものとは かなり違っていました。
ネット検索では まだこの詩「のぞみ」は全く見つかりません。

「のぞみ」   クリスティナ・ロセッティ

目にみえぬ 空のかなたゆく
一わの小鳥になりたい。

ただ一度きいたのち
いくたびも思いだされる
歌になりたい。

そよ風にゆれる
ゆかの上のしらゆりのかげに
なりたい。

すぎたむかしのすべてに値する
愛のことばのこだまになりたい。

わすれはてて二度と
生まれこぬ希望の
その記憶になりたい。
    
             三井ふたばこ訳

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
訳の三井ふたばこさんは 次のURLで
「風」を訳した西条八十の娘であることがわかりました。
三井ふたばこさんについてのURL

追記:コメント欄に2005-02-19 18:53:59 書いたものをこちらにも写しました。

初めに書いた「のぞみ」のノートとは別のノート(絵入り)が見つかりました。
二つは微妙に違います。
後からのほうを「のぞみ」(ノート2)とします。
(ノート2)のほうが いいような気がします。
3連目の「そよかぜ」が「そよ風」だと なおいいのですが。

同じ詩を書き写したのでしょうに、どうしてこんなに違ってしまったのか、
不思議です。
何の本に どのように書いてあってあったのか思い出せません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   
「のぞみ」
     クリスティナ・ロセッティ(三井ふたばこ訳)
 (ノート2)

  
目に見えぬ 空のかなたゆく
一羽の 小鳥になりたい

ただ一度きいて
幾たびも思い出される うたになりたい。

そよかぜにゆれる
床の上の白百合のかげになりたい

すぎたむかしのすべてに値する
愛のこだまになりたい

わすれはてて 二度とかえりこぬ
希望のその記憶になりたい。
             

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