104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

ベスト8の激闘

2014年07月05日 07時58分49秒 | Weblog
ドイツがフランス振り切り4大会連続4強(日刊スポーツ) - goo ニュース


 さてさて、今朝も1時と5時に起きましてW杯を観戦。ベスト8まで来ますと見応えのある試合ばかりでした。第1試合のドイツ-フランスは1-0でドイツの勝利。第2試合のブラジル-コロンビアは2-1でブラジルの勝利となりました。結果だけ見れば順当なんですが、試合内容はもう壮絶の一言に尽きます。早起きして良いものが見れました。


 まず、ドイツ-フランス。ラ・マルセイエーズのカッコよさとは対照的にフランスは静かな立ち上がり。ドイツはメルテザッカーを抜いたりクローゼをスタメン起用するなど少し布陣をいじってきていました。ポゼッションとカウンターを使い分けるドイツと堅守速攻を貫くフランス。どちらも良いところまでは行くんですが、フィニッシュまでは持っていけない感じでしたね。


 試合が動いたのは前半13分。クロースのFKにフンメルスが頭で押し込んできれいな先制点。実力が拮抗している場合、勝敗を分けるのはこういうセットプレー。その後もドイツは堅実で正確なプレーでフランスゴールを脅かします。特に、ラームのパスコースを切ってからのボール奪取はシビれましたね。密集地でのショートパスもしっかりと決まっていました。


 対するフランスはベンゼマやグリーズマンを中心に攻撃を仕掛けますが、そこに立ちはだかるのはドイツGKノイアー。世界最高のGKの前にナイスセーブを連発されてました。これ、並のGKだったら2~3点は取られててもおかしくありません。片手で弾いて危機を脱する、最後までノイアーはボールを良く見ていたからこその無失点だったなと思います。


 その後、スコアが動くことはありませんでしたが、最後まで一進一退の攻防が続き、目が離せない試合でした。再三ゴールに迫ったのはフランスが目立ちましたがやっぱりノイアー神を崩すことはできませんでした。リベリーがいればと言うのと、ジルーの投入がもう少し早ければ、また違った結果だったかもしれません。ドイツはベテランと若手が上手いことかみ合っているなという印象。しかもイエローも少ないし、やっぱ強いわ。



 続いてのブラジル-コロンビア。W杯における南米選手権第三弾ですね(笑)。PK戦で薄氷の勝利を納めたブラジルと90分で決着をつけたコロンビア。直接対決となりましたが、試合展開はブラジルが優勢でした。


 序盤からネイマールを中心とした攻撃陣がしっかりと機能していたブラジル。これまでの戦いが嘘のように選手間の距離も良く、細かいパスがしっかりと回っていました。また、1トップに入ったフレッジが左サイドで深く切り込み、マイナス方向のパスでチャンスメークするシーンがよく見られたかなと思います。言わばノリノリでしたね。


 対するコロンビアはブラジル相手と言うこともあるかもしれませんが、どうにも動きが固い。ハメス・ロドリゲスやグアルダートが攻撃を仕掛けますが、高い位置でボールを奪われるケースが多かったかなと思います。ブラジルのショートカウンターに手を焼いていましたね。


 試合が動いたのは前半7分。CKからブラジルDFチアゴ・シウバが頭で押し込んでの先制点。こちらもセットプレーからの得点ですね。後半にもダビド・ルイスの絵に描いたような無回転FKが決まり、2点をゲット。ブラジルはCBの2人がセットプレーをモノにするという何とも珍しい展開でした。


 コロンビアは後半になってようやくエンジンがかかってきたなという印象。前半と打って変わって高い位置でボールを奪えたり、ハメスを中心に何度もブラジルゴールに迫りましたが、オフサイドで2点ぐらい幻となってしまったなという印象。これはブラジルのラインコントロールが上手でした。なんとかPKで1点を返し、後半ロスタイムまでパワープレーを仕掛けますが力及ばず敗退となりました。



 これで準決勝はブラジル-ドイツという事実上の決勝戦と言ってもいいカードとなりました。累積警告もリセットされますので、ドイツはフルメンバーが使えます。ブラジルは今朝の勝利の立役者であるチアゴ・シウバが累積警告で出場停止。また、ネイマールも試合終盤で負傷交代してしまいましたので、相変わらず不安要素が残ります。ただ、開催国の意地とネイマールの復帰でブラジルが抜けそうな気がします。攻守の要が2枚落ちならばドイツでしょうね。これからも楽しみです。