カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

亡命者

2017年05月23日 07時16分00秒 | 海外

「亡命」の

「亡」は「なくす」の意味で、「命」とは名籍のことらしいので、「亡命」とは母国での戸籍を捨て去って異国へ移ることでしょう。

しかし「命(いのち)」を「亡(くす)」わけではないのに「亡命」というのも、不思議といえば不思議です。

いま世界を賑わしている「亡命者」は次のような人たちでしょうか。


アサンジ

オーストラリア生まれですが、今イギリスのエクアドル大使館へ逃げ込んでおり政治亡命を受理されたままのようです。大使館外へ出ると逮捕するとイギリス警察は言っております。

ウィキリークスの創始者で、秘密情報を暴露することで喝采を受けたものです。

しかし中国などの独裁国家では逆にこの暴露で得た情報をもとに、ろくに調べもしないで拘束者を出しております。

直接ウィキリークスに関連しないかも知れませんが「内部告発者の暴露」には危険がともないます。だからこそ、これを助けようとする団体も生まれるのです。

例えば、中国の公務員からの天安門事件の記念日に関しての電子メールを公表したことで、中国人ジャーナリスト師涛(中国語版)は、2005年に懲役10年の刑を判決されている。:Wikipedia

スノーデン

アメリカ生まれ。エクアドルへの亡命を考えているようですが、今はロシアに滞在中で、何回か滞在許可を更新しているとのこと。

米NSAの手口を書類で暴露し、これまた喝采を得たようですが、やり過ぎとの意見をもった人も少なからずいたようで、暴露を私的に利用している、という批判もあります。 


かつての亡命者なら、いくらでも例をあげることができます。

黄長燁(ファン・ジャンヨプ 1923-2010)

北朝鮮・金正日(キムジョンイル 1941-2011)の側近学者で、チュチェ思想(主体思想)の提唱者でしたが、北朝鮮を見限って1997年韓国へ亡命。本人は韓国で北朝鮮の真実をバラせば支持されるはずと考えていたようですが、バラされてはマズイと考えた金正日が韓国大統領をだまして太陽政策をとらせ、その代わりに黄長燁を干すことを要求し、まんまと成功しました。黄長燁は亡命の3年後に死去し、その1年度後に金正日も死去しました。

その後継者として金正恩が若くして受け継ぎ、兄の金正男を国外で殺害するなど、北朝鮮が亡国の一歩手前にさしかかっているのは、すでに皆様ご存じの通りです。

マルコス大統領(1917-1989)

中国やソ連の支援を受けた反政府組織と戦い、アメリカの属国としてのフィリピン国存続に貢献しましたが、ついに民衆から嫌われ1986年ごろアメリカのハワイへ亡命しました。亡命から3年ほど後に同地で死去。

一応納得できるアキノ大統領時代を経て、今では不可解なドゥテルテ(祖母が華人か)が大統領職につき、超法規的に麻薬殺人を自慢したり中国に接近したりしますが、「南シナ海で石油掘削をすると戦争だ」と中国共産党に脅されており、中国共産党の正体が見え始めたことに気づくかどうか、ドゥテルテもいよいよ正念場ですね。

李承晩大統領(1875-1965)

韓国の初代大統領(1948-1960)で、これまた、あまりにもひどすぎました。朝鮮戦争(1950-1953)での失態もあり、1960にはアメリカのハワイへ亡命し、5年後には死去しています。

このころからすでに韓国の大統領は、最初は熱狂的に迎えられるものの、暗殺されたり、大統領職を離れたあかつきには本人逮捕・死刑・恩赦、あるいは周辺で逮捕者が続出するなど、哀れな晩年をむかえるのが恒例になっています。

全斗煥は死刑・盧泰愚大統領は懲役判決を受けましたがいずれも特赦、盧武鉉は自殺、朴槿恵も大統領職を罷免され汚職容疑で逮捕される始末。

リトビネンコ(1962-2006) 

プーチンと同じで元ソ連KGB職員。2000年にはイギリスへ亡命。徹底的にプーチンを批判してきたので、2006年イギリスの寿司屋で一緒に会食したらしい人物に薬物を飲まされたようで22日後に死去。

ソルジェニーツィン(1918-2008)

ソ連に生まれ、1974年にソ連を追放され、西独→スイス→アメリカと亡命を繰り返し、ソ連が崩壊してロシアになってから1994年に帰国しています。エリツィンとの確執・プーチンを絶賛するなど、問題も多かったようです。 


このように

政権にからんで亡命は繰り返されているようです。それだけ「政治の裏で金がからみ、名誉が失墜すれば、何でもする」ということですね。つまり国家の財産を美しい「愛国」の言葉でごまかして食いつぶせるのでした。

愛国無罪の風潮は、中国・韓国・ロシアで常識になっているようで、恐ろしいことです。トランプになってからは、アメリカにさえ見られるようですね。

とはいえ、いつでも選挙で落とせる「はず」の民主国家でメディアの腐敗した宣伝によって「落とせる」権利が阻害されているとするなら、これは情けない。投票率が低いのがこのことです。

尤も、投票率が高くても、洗脳された状態での投票だけで、異論が許されない韓国などには別の問題が発生しますが、投票率が低すぎるのもまた「落とせる貴重な権利」を放棄しているとも言えます。

さてさて、皆様はどう思われますか。


ツバメの巣

2017年05月23日 06時17分46秒 | 野生

春まっさかりのこの時期、話題になるのが「ツバメの巣」です。

日本では

  • ツバメは昔から、人通りが多い場所を選んで巣をつくります。それも「あんなところによくぞ」と思われるような場所なんですね。
  • ツバメは、卵・ヒナをエサとみなすカラスやヘビがやってこないところを営巣場所に選んでいます。ツバメに聞いたわけではありませんが、「カラスは人を恐れている」ようですから、ツバメは「カラスが来ない」「ヘビが入りにくい」場所、つまり人通りがある場所に巣を作るのでしょう。
  • カラスは、まれに人の通行が激しい場所に巣を作るのですが、人は相変わらず通行しているので、近づく人を「ヒナを守る」として威嚇攻撃します。これは通行人には何の責任もなく、そんなところに巣をつくったカラスにこそ問題があるのでしょう。埋め立てて「ここは中国の領土なので守るのは当然」とばかり軍事拠点化するので周辺国ともめていますが中国共産党はカラスにそっくり」そっくりですね(笑)
  • 日本人はツバメを益鳥(えきちょう)とみなしているので、ツバメはきっと「人間は自分を攻撃しない味方であり、カラスはヒナを襲う敵である」と理解しているのでしょう。 
  • 私はかつて、1羽のカラスが2羽のツバメに追われているのをこの目で見ました。大きさは遥かに小さいツバメですが、飛ぶのが速すぎるツバメ。きっとカラスがツバメの巣の近くへ寄ってきたのを追い払おうとしていたのでしょう。まったく音もなく(鳴き声が聞こえません)、静かにしかし何回も繰り返して巣の周辺からカラスを追い出したツバメの動く姿が15年近く経過した今でも、脳裏から離れないのです。音もなくほんの10秒足らずの出来事だったので、うっかり見逃していたら、永久に知らないままだっただろう、と思っています。

こういった「いいことばかり」のようですが

  • ツバメのヒナは、自分が出したフンを巣の淵から真下へ落とす習性があるようで、真下を通行中の人が被害を受けることになります。放置していると巣の真下が、「糞だらけで、100年前のソウル・北京のようになってしまいます。Wikipedia

こういった100年前のことを韓国人・中国人は「不都合なので否定」します。否定するため、この本が売れる、という循環です。

儒教では「改善」が禁止されているので、制度の効率化などあり得ず、セウォル号沈没後に「責任をなすりつけあい動けない」韓国行政府の仕組みが、被害をより大きくしました。

視野が狭すぎるこれを生んだのが「改善できない」体質それを可能にしたのが「儒教」

という順序です。

少し飛躍して言うならば

政府が「改善を禁じる儒教を支配の道具にしている」限り、韓国・中国などに信頼性など生まれるはずがないのです

ごまかしが得意中の得意ですから、すぐにはそうは見えません。しかし、やがてきっとバレるはずで、「いつ気づくか」の問題なんでしょう。

糞だらけの悪臭ただよう100年前の李氏朝鮮を「理想的な国家だった」と「ねつ造」し

たとえ根拠があっても、他者の主張を「ねつ造だ」と一蹴

こういった「ねつ造」大好き人間が今でも「歴史」をゆがめて頑張っています。こういった国が日本に対して「歴史を直視せよ」とは、もうお笑いの世界としか言えませんね。

都合が悪いと何でも「ねつ造だ」と声を荒げて否定するのは韓族の特徴であり、これは避けることができない「国民病」ですから、ぜひとも早めに治癒されますよう希望します(笑)。

ウソをつくのが当然という地域では「ねつ造」は日常茶飯事ですから、「ねつ造」させまいとして泡を飛ばしてケンカに明け暮れます。

「ねつ造」を繰り返す人たちが、他者の発言を「ねつ造」だとするのもまた「いとをかし」。 

  • ツバメの話に戻りますが、幸い日本人は、ツバメの巣の下に落ちたヒナのフンを、衛生面からも毎日清掃する習癖があるので、ヒナはまるでこれを知っているかのように、毎日フンを落とし続けます。ただしこれは永遠ではなく、ツバメのヒナが巣立ちするまでの短期間に過ぎません
  • ツバメは、その辺を飛び回ってエサとなる虫をたくさんとってヒナに与える益鳥というので、虫をとってくれることで直接恩恵を受ける人ではないのに、フンの清掃をしているのです。つまり田植えした人ではない人の家の軒下に巣をつくるのですが、田に関係のない人であっても、フンの清掃をするのが実にすばらしい。  

私は

ツバメが巣を作る家の人と話をすることがありましたが、みんなボヤキながらもヒナの成長を見守っているようで、感心したものです。

さてフン対策ですが

テレビニュースでは次のような取材をしていました。

まえもって道具を設置しておくと親ツバメが警戒するので営巣しませんが、営巣して卵を産んだ後、巣の下約数十センチのところにフンを集めるための「巣より少しだけ大きい」道具を取り付けるのがいいようです。こうすると下を通行する人に直接被害が及ばないのでしょう。

これについて連想したことがあります。

雑誌に掲載された「人気の場所」に集まり「決まった時刻」に通過するSLの撮影に没頭している人がいます。

しかし当時の車体の特徴ですが、乗客がトンネルに入る時に、開けていた窓を閉めなければならなかったのです。SLのススによって乗客の顔が真っ黒によってしまうからです。よって私は今でも、夏場にトンネルが多い場所ではSLに魅力を感じることができません。そうとも知らない人たちが、SLが乗客にかける迷惑に気が付かないまま、SLの写真撮影を趣味として、またそれに乗ることを誇りに思うという、不思議な今日このごろでした。

今ではSLが引っ張る客車にも冷房が完備していて、窓を開け閉めできなくなっているのかも知れませんが、窓を開けて撮影しにくい時代になったとも言えます。ちょうど新幹線の窓が開かないので窓から駅弁を買うことができなくなった時代のように・・・・・・。

どんな「いいよう」なことでも裏には苦労がある、ということですね。 


ツバメと言えば、プロ野球ではヤクルトですが、今年はまだ投打共に元気がなさそうです。

さてさて、皆様はどう思われますか。