カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞26

2017年05月09日 12時29分36秒 | アジア

北朝鮮は、代表的な「でっちあげ国家」ですが

それを可能にしているのが言論統制・報道規制

であり、弾圧する中国の「朝鮮半島版」でした。

北朝鮮では国内対策として、異論を決して許さないという

言語道断・前代未聞・空前絶後 

の締め付けをしておりますが・・・・・・

国内での強引な言論統制・報道規制が功を奏したとみるや、その締め付けが国外に対しても通用すると錯覚するらしく、国内対策(主に為政幹部対策)としてあり得ない笑い話のような声明を発表します。ちょうどオウム真理教が幹部締め付け・信者統率手法として、あり得ない事でっちあげて実行したことを思い出します。

企業も大きくなると従業員の数もふえてくるので

  • 自社の従業員に自分が属している会社のいいところを宣伝しなければなりませんが
  • これの国家版というところです 

今、誰もがもっている関心事は

中国の北朝鮮制裁が「本気なのかどうか」

という点でしょうか。

「本気であるはずがない」という声があるのは承知しておりますが、アメリカの作戦が功を奏して国連制裁が続いており、

中国も本気で北朝鮮を制裁する」と装わねばならなくなりました。 

ただし読者を叱咤激励するのが日本のマスメディアの特徴ですので

次のような記事が、緊張感だけを醸し出します。

そうではなく「いつもの備えの一環だ」とする姿勢が、発信者のみならず受信者の側にも必要か、と思われます。 


朝鮮半島有事、在韓邦人の退避は日米で分担

政府が朝鮮半島有事に備えて検討している在韓邦人・米国人の退避に関する日米の役割分担の概要が分かった。

韓国の民間空港が閉鎖された場合、在韓米軍が南部まで日米の民間人を陸路で輸送し、海上自衛隊の輸送艦などで釜山(プサン)から福岡などの西日本まで運ぶことが柱だ。複数の政府関係者が明らかにした。ただ、5万人以上の在韓邦人を実際に退避させるには課題が多く、政府は詰めの作業を急ぐ方針だ。読売新聞 2017/5/6  


例によって

外国人なら「韓国人は、依然として中長期の視点をもてない」と判断するでしょう。

韓国人はあいもかわらず目前の大統領選挙と不祥事報道に対する不満爆発に明け暮れているようで、中国によるTHAADミサイル配備に関係したあらゆる制裁にさえ一言も何も言えないという情けない状態のまま、北朝鮮問題は最小限にして支持を上げるため不祥事追究と反日報道に徹して本日の大統領選挙へ突入するようです。

これからの韓国・朝鮮半島など、どうでもいいのですね。

特に北朝鮮問題があれだけ切羽詰まった状態なのに、文候補が

「北朝鮮が核を強化するならTHAAD容認」(2017/4/11 日経)と言ったり、「北朝鮮と対話を」とか「THAADミサイル配備も国会の承認が必要」と述べる(2017/05/03  TBS)かと思えば、今までの「次の政権で判断すべき」から大きく変わり、大統領になるためにはなりふり構わぬ姿勢を示しています。 


日韓関係が「過去最悪」と言われた2011~15年は保守政権だった。: 2017/03/13

韓国の保守政権で戦後最悪に陥ったのならば、左翼政権のほうがマシなのかもしれないと本日 2017/05/09 の大統領選挙を控えて思うのでした。 


北けん制か、中朝友好条約の見直し示唆…中国紙:2017年05月06日 読売新聞

もちろんこうした中国共産党の「示唆」などあてにできませんが、中朝(ちゅうちょう)あるいは朝中(ちょうちゅう)関係に、どうやら亀裂が生じ始めたようです。

北朝鮮側に大きな問題があったからだとは言えるものの、なぜ中朝間にもっと早く亀裂が生じなかったかとも考えられ、どちらが悪かったのか簡単には言えないものの、中国にも相当深刻な問題があったと思われます。

これを好機ととらえた安倍が憲法改正に触れたのは、総理大臣を含む閣僚に憲法順守を定めた憲法99条に抵触する恐れがあります。このために自民党にも憲法を改正する組織があるのですから。 


国境の中国軍に朝鮮語教育…「動けば撃つ」など読売新聞 2017年05月02日

中国人民解放軍が北朝鮮国境あたりへ配備されたらしいとするニュースは聞きましたが、朝鮮半島有事に備えて、現場の兵士に簡単な朝鮮語を教え込んでいるのが事実ならば、そうとう危険な状態なのかも知れません。

さてさて、皆様はどう思われますか。


ヨーロッパの醜聞19 ドゴールの毒舌

2017年05月09日 00時54分48秒 | 海外

揺れるEUですが、2017/05/07 に行なわれたフランスの大統領選挙で

EUを支持するマクロンが、EU脱退を宣言しているルペンに勝ち、大統領に当選しました。

こんな時に次の毒舌が参考になるだろうと思います。

ただし必ずしもフランスの現状を表わしているとは思いませんが。


フランスにおいて、左翼国家を裏切り、右翼国民を裏切る。(シャルル・ドゴール):P.233 ジェローム・デュアメル(吉田城訳)「世界毒舌大辞典」大修館書店


強引に今風に言えば

  • EUでの評価を気にする保身の政治屋が国家を裏切る・・・・・・左翼
  • 国民の味方を演じてはいても最終的には国民を裏切る・・・・・・右翼

という意味でしょう。

マクロン(大政党に属さないけれどもEUを支持)が、ルペン(国民の味方を標榜しながら実際には国民を裏切るはずの反EU)を破った、とするなら、今ぴったりではないか、と思い紹介した次第です。 


ドゴールの頃には「EU」がなく「EEC」だったと思われます。

ド・ゴール(1890-1970):大統領在位は1959-1969

1952年07月22日 欧州石炭・鉄鋼共同体 (ECSC)
1958年01月01日 欧州経済共同体(EEC)
1993年11月01日 欧州連合(European Union〔EU〕)


韓国では 

  • 北朝鮮や中国からの評価を気にし、国家を裏切る・・・・・・左翼
  • 国民の味方を装いながらも、結局は国民を裏切る・・・・・・右翼

当てはめてみましょうか、やはり

  • 国家を裏切り、北朝鮮・中国の顔色をうかがう文在寅(ムンジェイン)が左翼とすれば
  • ややその色は薄いとはいえ同じような安哲秀(アンチョルス)
  • 一方、日韓関係が戦後最悪に陥った右翼保守党で、国民の味方をしているようで結局は国民を裏切ることになる洪準杓(ホンジュンピョ)・・・・・・今の悲惨な結果をもたらしたのは朴槿恵でしたね。

誰が大統領になっても似たようなものですか(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。