カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

全国最低気温

2015年11月25日 14時32分36秒 | 科学(気象)

2015年も11月末となると、寒くなってきましたね。

とはいっても、ここ石垣島ではまるで天国のよう。まだ室内では冷房をいれておりますよ。信じられますか(笑)。まぁ。屋外に出るとここちよい風が吹いていて、気温25~26℃というところ。

 天国いいとこ 一度はおいで

酒は旨いし ねぇちゃんはきれいだ ほゎほゎ~ 

さて本年度も

都道府県庁所在地(いくつかの例外あり)の気温データを気象庁から入手して、「1セル1都道府県の色分け全国最低気温一覧」にしてご紹介する季節となりました。

昨年2014年12月の例は、こちらです。

ただし「最低気温」とはいっても、まれに朝よりも昼のほうが低温になることもあるため、何時現在の本日の最低気温か、にご注目いただければ幸いです。

では本日12時現在の最低気温を御覧下さい。

あくまでも目安として御覧下さいね。

これにざっと目を通すと、やはり日本列島は北東から南西へのびる細長い島国で、右上が寒く、左下が暖かい、と言えそうです。

ただし気圧の状況によっては、一概にそうも言えないことがあり、例外的ですが興味深いところです。

なお沖縄県庁所在地ではありませんが、ここ石垣市の最低気温を、番外 22.8℃ として21.7℃那覇市の下に記しております。これについても常識的には那覇よりも石垣のほうが高いものですが、まれに逆転することがあるのですね。

それと、広い都道府県の場合、域内温度差が激しい場合もあろうかと思いますが、日本全体の傾向としてとらえるのを目標としています。

気象庁から数値として毎時のように公表されていますが、これを1セル1都道府県としたところ「だけ」に、本ブログの価値があるのでした(笑)。これをみて、より詳しくを知りたくなれば気象庁を訪問すればいいのですね。

私も、ニュース記事で、全国的に寒波が到来した時など、思わずこの図を描いてしまいます。

気象庁のサイトを訪問すれば、10秒後にはこの図ができあがっており、ペイントへコピーしアップロードすれば1分以内に皆様が御覧いただける仕組みです(笑)。ただしこのような文章を書くため、そう短時間とは言えませんが。

作成するまでには、そこそこに時間がかかりましたが、できあがってしまえば、簡単ですね。

さて温暖化が進んでいると言われる昨今。

  • 海水面が上昇して、島が水浸しになり住めなくなるところが出てくるかと思えば
  • ヨーロッパでは、西側を暖流が北へ向かって進んでいるため、高緯度の割には暖かいとされていますが、温暖化が進むと、イギリスの北のアイスランドのそのまた北にあるグリーンランドという島の氷が溶け出し、北極の氷も溶けるため、ヨーロッパの西側を北へ向かって流れていた暖流が北へ進みづらくなり、結果的に「ヨーロッパでは、温暖化の影響で寒冷化するのではないか」という研究もあるようです。〔こちら
  • 一方日本近海には、アリューシャン列島なるものがあり、 北から冷たい海水が流れ込んできて南からの暖流をさえぎることがないため、温暖化と共にどんどん気温も水温もあがり、500年も経過すると、北海道でもサンゴ礁が見られるかも。そして沖縄近海でも、高温に強い新種のサンゴが表われてやはり一面のサンゴ畑になっているかも知れません(笑)。
  • 一方では、間氷期なる今が終わり、やがて氷河期が訪れるのかも知れず、化石燃料を使いすぎた人間の影響で温暖化に拍車がかかったとされていますが、それより遥かに大きな定期的気候変動があり、極端に寒くなる可能性もあるとのこと。

一体どれが、正しいのでしょうね!

さて寒くなってきた日本列島。

「こたつ」というのは、電気代も相当かかるとはいえ、部屋全体を無駄に暖房するのではなく、集中して暖房するため、効率がいいともいえます。

朝鮮半島のことをまったく知りませんが

かなり古い時代から「オンドル」という部屋全体の床暖房設備があるそうですね。どれだけの燃料費がかかるのかも知れませんが、かつては煮炊きした熱や煙の有効利用とされましたが、電気が発明されて煮炊きが終わった相当あとの時間まで起きているようになると、やはり煮炊き以外でも何か〔木材・石炭・石油〕を燃やし続けなければならないはずで、床全体を温めるむだも考えあわせて、もはや効率的とは言えなくなり、さらに家屋の老朽化で一酸化炭素が部屋に侵入する心配もあります。

ニュースでは、韓国でも高価な日本式のこたつを使う家も出てきたようです。使う段階では、部屋全体ではないため効率が良く、しかも安全性が高いのですが、その電力を生み出すのに、あの危険な原子力発電や化石燃料を使うとすると、考えてしまいます。

さて皆様、この寒い冬を、元気よく乗り越えようではありませんか(笑)。


EUの醜聞03 宗教に頼りすぎないで

2015年11月25日 08時20分50秒 | 海外

ヨーロッパ諸国を「EU」と一括して述べております。個々の国の問題もありますが、全体に関係する場合こう表現しています。

EUは、日本から見て遠くにある地域ですが、EUに所属する国々の対立から、何か重要な問題点が見えてきて、私たち日本人にも考えさせる何かがあるかも知れません。

ギリシャ財政問題、加盟国のEU離脱問題、域内の各国対立、それに新しく難民問題とISテロ対策が加わったのでしょうか。


仏「イスラム国」拠点空爆 英と連携強化で一致 

【ロンドン舟崎雅人】英国のキャメロン首相は23日、パリでフランスのオランド大統領と会談し、過激派組織「イスラム国」の拠点があるシリアへの空爆強化で連携する方針で一致した。

キャメロン氏は、シリア対岸のキプロスにある英空軍基地の使用や、戦闘機への空中給油の協力を申し出た。フランスは同日、シリア沖に派遣している原子力空母シャルル・ドゴールから複数の攻撃機を発艦させた。AFP通信によると、イラクの「イスラム国」拠点を空爆した。今後、シリアも含む大規模な空爆作戦に踏み切る可能性が出ている。:北海道新聞 2015/11/23 


1年以上も前から

アメリカ有志連合に加わって小規模な空爆に参加してきたフランスでしたが、2ヶ月ほど前にロシアが空爆に新規参入しすぐにロシア機へのISテロ爆破があり、パリでの同時多発テロもあり、フランスとして攻撃の口実ができたようで、一層激しい空爆が予想されます。

そして、それに対する更に激しい自爆テロも心配されます。

私がみるところ

      • 難民受け入れ(人道的)
      • IS空爆(誤爆や道連れを招くため、非人道的)

についてEUとしての整合性がないまま空爆を続け、テロ攻撃を受け、その仕返しで空爆を強化しています。

イギリスが、シリアの真西250kmほどのキプロス島に空軍基地をもちながら

イギリスが「難民問題には責任がない」と言うのも許せませんが、イギリス議会でIS空爆を否決された今では、フランス軍へキプロスの英軍基地使用を提案するのが精一杯というところでしょうか。

シリアの混乱・対立・内戦状態にすべての原因があり

自分たちに整合性を問うべきではないと反論するのでは、あまりにも情けないと思うのです。

EU諸国が、遠くにある中国主導のAIIBには参加しながら、遠くでの中国の埋め立てなどの横暴を見て見ぬふりをするのにも整合性がなく、相変わらずの二枚舌、三枚舌ぶりです。

そもそも「EUのいう普遍的な価値」にさえ疑問が出てきます。

それは、キリスト教を「普遍的な価値観」とすることに対する疑惑でした。

EUは、キリスト教的に宗教色を薄めた結果、統合できたと言えますが、実はそれは「土台としてのキリスト教」の宗教色(派閥の違い)を薄めただけのことであり、自分たちのキリスト教がイスラム教より優れているという傲慢さが存続する限り、イスラム教との対立は永遠に続くのではないか、と心配されます。

宗教上の恨みは、それはそれは恐ろしいものですが

だれかが率先して解決しなければならない重大な問題です。

私には何もできませんが、せめてその糸口の、さらにきっかけになれば、とこう記しているところです。

きついことを言うようですが

全世界の人々が、宗教で儲けている人の言うがままではなく、全世界の人のことを少しでも考えるようになってもらいたい、その一念です。

言われるがままにある種の宗教に頼っていてはいけません。「自分の宗教に頼りながら他の宗教に寛大になる」なんてことは、まずできないからです。

えっ、できないことをしようとしている、っていうのですか。そんなのは無理で、それよりも「頼らない」ほうが大切ではないでしょうか。頼らなければ、まだ望みがあるのです。

私は、誰かに対して「宗教を捨てる」よう主張しているのではなくて、宗教に頼りすぎないで、と主張しています。

くれぐれも、宗教で儲けている人をのさばらせない、ようにしましょう。宗教で儲けている人が宗教間の対立をあおるのは、自分の金儲けのために必要なことなのです。そんなのに頼っていて宗教対立が緩和するはずがありません。ここで言う「宗教」とは、すべての「宗教」のことを指しています。

ただし、こういいながら、

宗教に頼らないようにするには、相当の知性が必要ではないか、とも思っています。宗教指導者は、多くの場合知性の高い人ですから、それより更に上を見ることができないと、「頼らない」のは無理だからです。知性の高い人は、あの手この手で「頼る」を強要するはずです。がんばって「頼らない」でください。

これは独裁国家を連想させますね。

独裁国家が、独裁者が死亡するとか財政的事由で、破綻すると、より一層の混乱が予測され、今よりも混迷を深めるだろうから、独裁弾圧とは分っていながらも制裁できない、という場合に、同じことが言えそうです。

独裁者に頼らないで、という程度でしか言えないのでしょうね。

何もしない人より、かすかですが、前進していると思うのです。

      • 私に過度な期待をしないで下さい。ただし希望のないことを言っているわけではありません。
      • そんな程度のことは過去に多くの人が言ってきたことだ、と一笑に付さないでください。いま新しい時代を迎えているのです。

今こそ、何かを言わねばならない時でしょう。

何か、新興宗教の教祖みたいなことを言っているように聞こえますが、私は一切そういうものと関係がなかったし、これからもない、と宣言できます!

宗教対立を目の当りにして、一言申し上げました。