カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 72 中国の現状

2015年11月02日 08時18分45秒 | アジア

文化大革命〔1966-1967〕や天安門事件〔1989〕で

多くの中国人が自国の中国共産党に殺されました。一説では、1000万人~8000万人の犠牲者だとされますが、いっさい公表しないどころか、事件さえなかったことにする中国共産党を、あなたは信じられますか(笑)。

中国共産党は、これら自らが起こした事件を、致命的な汚点だと考え、「なかったことにしたい」「隠蔽したい」とし、いま中国人がこれを知ろうとすると厳しく罰せられます言論弾圧で歴史を正視させない真骨頂ですね(笑)。

そして実にみじめなことですが

自国のつい先日の歴史さえ直視できない中国共産党が、日本に遠い過去の歴史の直視を要求する」という支離滅裂な国是。

その未熟社会が手に取るように理解できますね。

こんなおもしろい落語を作ったのは誰か。それは中国共産党だ、と私は考えています(笑)。

昨日(2015/11/01)

ソウルで久しぶりに行なわれた日本・中国・韓国の首脳会談で、堂々と「歴史の直視」を述べた李克強には、笑いを禁じ得ませんでした(笑)。これがいつもの中国共産党のやりかたなんだ、と思いながら。

「中国共産党の方針以外の発言を徹底した弾圧で禁ずる姿勢」を、世界の誰も認めていない

ことに、気付かねばなりませんが、でき得ないとすると、崩壊しかありませんね。 


本書は、改革開放後の新しい中国社会に生まれた成金と、現代中国を覆う拝金主義の実態について、かなり詳しく紹介してきた。

ただ、こうした事実や手法を知ることは中国社会の理解には役立つが、それに学ぶことは無用である。

文化・伝統も社会構造も違う日本と中国で、中国のやり方をマネしたところで、何の役にも立たない。また、本書で述べたような中国人の悪どい手口を日本人がマネできるとも思えないし、マネしたくもないだろう。

日本人には恥の文化がまだ残っており、中国人のような度を超えた厚顔無恥な行為はできないのだ。しかし、中国人にとってはそれが常識であり、恥じらってなどいたら生きることさえ危うくなる場合もある。

そもそも中国建国の理想は平等であり、そのために「人類解放」「世界革命」「国家死滅」を目標としていた。では、中国は平等へと向かって邁進しているか。実態はその正反対で、不平等を是認しているのだ。

貧富の格差は広がる一方であり、平等の精神はこれっぼっちもない。それでもなお中国は、社会主義の「4つの原則の堅持」を掲げ続けている。しかし中国人は、この理想と現実の矛盾を恥じらうことなく、正当化するのである。このような芸当は、日本人にはまずできないだろう。・・・・

かつて中国は、一世紀以上にもわたり改革、維新、革命などを行なっては失敗してきた。これらの運動は、自己否定、自力更生の運動であった。しかし、これらがすべて失敗したことによって、中国は自力更生から他力本願の改革開放へと路線変更したのである。

この路線変更が功を奏して現在の経済発展を実現できたわけだが、近代的な経済基盤も政治的民主化も近代国家としての市民意識も未成熟の中国が、今後もスムーズに成長し続けることがはたして可能だろうか・・・・

今日の繁栄を代表する成金たちを見ても、現下の中国社会が正常ではないことは誰にでもわかることだ。これが、中国の経済、ひいては中国社会繁栄の本質なのだ。

:おわりに 黄文雄「日本人が知らない中国人の本性」徳間文庫 2007年11月5日


日本国籍がある台湾生まれの

黄文雄〔こう ぶんゆう 1938- 〕が冷静に中国を見つめながら著述した書籍の、最後の部分から引用しました。

台湾と言えば柏楊(はくよう ポーヤン ボーヤン 1920-2008)

中国大陸生まれで、中国共産党が国を制圧してから台湾へ移住した作家で、その明敏な知性は間違いなく後世へ受け継がれることでしょう。

偉そうなことをいう私ですが、実は柏楊〔ポーヤン〕の著作として「醜い中国人」しかもっておりません(笑)。

ただし大昔に読んだあと誰かに贈呈し、後日になり必要性が生じて、同じもの(改訂版か)をネット販売で購入するという、2回にわたる購入経験があります。きっと私にとってそれほど価値があったのでしょう。

「醜い中国人」という書名としては

  • 柏楊 著・・・・絶版でネット古書でのみ入手可能か
  • 黄文雄著・・・・いまでも入手可能らしい

の2種類があり、私は黄文雄の書を読んでおらず、柏楊〔ポーヤン〕の和訳本を保有しているだけです。

このように台湾からは明晰な頭脳がでており、かれらが大陸の中国をありのまま事実として書いています。

  • 事実をそのまま伝えることは、「嫌い」の証明ではありません。しかし「事実」を述べると「嫌いだ」と思う人がいるらしいので、いちおう弁解しておきましょうか。

嫌いであっても、真実を言わない」のは、「好きでないのに好きそうに振る舞う」のと同じ。

そうい人にとっては、事実を述べるのはマナーが悪いことになるようで、たっぷりに厚化粧して述べるか、それとも事実に触れないこれが立派な処世訓なのでした。

生きるって、つらいことですね。えっ、金儲けのためには当然ですって? まぁそうかも知れませんね。

  • 私の処世訓は、「人や人の発言を自分の好き嫌い」で判断しないことで、人が「自分の好き嫌いだけで語っている」と安易に断定しない、ことも含まれます。

そして「醜い中国人」が

昨今の中国共産党の「ありのまま」を証明していることに注目しています。誰もがこの本で中国人の本質を理解できるのではないか、と思うのです。

当ブログでもいくつか引用させていただいています。

時代は変わっても民族の本質は変わらないようですね。

もちろん「醜い中国人」

台湾や日本で出版されたものの、北京では発禁処分となっています。

なぜ「醜い中国人」が中国で発禁処分になったかと言えば、

中国共産党に不都合な言論は、国家転覆罪にあたる

からです。弾圧国家とは、はいまぁ、おそろし~ですね。

中国がまだ、こんな底辺をうろついていることをお忘れなく! そしてまた、その事実を知らない日本人があまりにも多すぎるのも、落語のようですね。


引用した「おわりに」は

著作「日本人が知らない中国人の本性」の末尾に添えられた言葉です。

黄文雄の言う通り、この本の内容を知っておくのは大切ですが、おぞましい中国人の言動をマネする必要はまったくありませんし、また日本人がマネできるはずも、ありません。

中国4000年の歴史は、残虐そのものであり、

庶民にとって「いい時代」などなかったようで、そんなおりに、理想に燃えて成立したのが、例の共産主義政党で100年前に中国共産党が結党され、66年前に中華人民共和国が建国しました。

正確には

1921年結党の中国共産党が、1949年に中華人民共和国を建国しました。

中国共産党が中華人民共和国を建国したことを、お忘れなく! 

中国では、党が国を作ったのであり党の存続が最優先なのです。

中国でなぜ国民より党が優先されるか、これでナゾがとけましたか? 中国で選挙とは、限られた共産党内部での権力争いの場にほかなりません。

中国も最初は

ソ連にヨイショして、そっくりの共産主義を取り入れましたが、やがて主に財政的な負担に耐(堪)えかねたソ連は修正主義に転じます。

それをみて、中国はソ連を口汚く「修正主義者」とののしり、ソ連は中国を「原理主義者」とののしる次第。

その後ソ連が崩壊しましが、なんと中国共産党は「ののしってきたソ連の修正主義主義・経済開放」を演じ、自ら腐敗を招き、今では崩壊寸前です。

こんなおもしろい話はなさそうで、似た話で思い出すのが立川談志〔1936-2011〕。

若い頃ヨイショして駆け上がった談志でしたが、そのヨイショ相手の腐敗や限界を見るや突然毒舌に豹変し、晩年になり清廉潔白ぶりを演じながらも独善的な腐敗に至りましたが、これを思い出さずにはいられません。

談志が中国そっくりだと、思いませんか(笑)。

こんな笑いの対象「中国」や「談志」を信じている日本人が多いのも、また興味深いものですね。

  • 突然日本の慰安婦などを掘り起こした国もありました。
  • 今でもその国の中で生活している売春婦や米兵相手の慰安婦・さらにはベトナム戦争時におこした数多くの残虐行為の醜聞が韓国為政者自らに降りかかってきていますが、これをなんとか隠そうとしている現在の韓国と、似ていませんか。それでも自分の加害者性には耳をふさぎ被害者性のみを強調して「慰安婦問題はなくならない」と頑張りますか。ならば自らの尋常以上の醜態もやはり「なくならない」となりますが、それでもいいのですか。何を主張してもいいけれども、必ず後になって自らに降りかかってくる、という自然の摂理を理解したいものです。
  • そうです、相手を口汚くののしると、ブーメランの如く必ず我が身に戻ってくる、という教訓でしょうか。私は中国や韓国に、それを見てしまうのです。自らの歴史を覆い隠して他国攻撃にうつつを抜かして悦に入っていると、そのうちにとんでもないことが起きる、そういう「いやな予感」がする昨今です。

中国共産党政府は

「崩壊などあり得ない」と必死で経済数値をねつ造しているようで、偽りと思われる多くの証拠にもかかわらず、「GDP年成長率が7%を切った」などと統計数値を堂々と公表していますが、「6%どころか実体はマイナス成長ではないか」ともささやかれています。

中国では、同じ国とは思えないひどい国内経済格差を生み

混沌とした腐敗の中から、無数の超貧困層を犠牲にしてほんの一握りの超富裕層が誕生しました。

ご存じの通り、

共産主義は「美しい言葉」で国民をだますという宿命をもっております。世の中の不満を吸収するには、どうしても必要なのでしょう。

そのだまし方は、尋常の非共産国を遥かに凌ぐ勢いでした。

なぜそんなのが通用したか、といえば

共産主義が発達した地域では、その直前に、あまりにもひどい搾取の時代があったから、民衆は「美しい言葉」にコロリとだまされたのです。しかしその共産党に搾取されるとは、・・・・ああ無情

救世主と思えたのが、新しい悪魔だったとは・・・・。

相次いで支配者が変わって長く搾取されてきた東南アジアの悲しい歴史を思い出します。

時代の変り目で、いつも「解放された」と喜んだものですが、なんと「新しい搾取者がやってきただけ」だったのですね。

このように「解放」とは美しい言葉。そして中国では、だれも解放されたいとは思うはずがない「人民解放軍」という中国共産党の私兵がいて、不幸なことにこの軍が今まで通り共産党の支配下にあるとは言えないと見られるようになってきました。

今シリアが

三つ巴(あるいは四つ巴?)の内戦状態にあるとされます。

  1. アサド政権がかろうじて存続し
  2. 反政府勢力(これも複数個あるらしい)
  3. クルド人勢力
  4. IS〔イスラム過激派組織〕のことですね。

中国でも

  1. 中国共産党政権がかろうじて存続し
  2. 人民解放軍
  3. 民主派
  4. ヤクザ(かつての軍閥か)

が、それぞれが正当だとして対立しているようです。

  • ロシア帝国を崩壊させたソ連共産党
  • 内戦に明け暮れて殺りくが常態化した中国で「旧日本軍との戦いで蒋介石率いる軍が衰退する」のを見越してから蒋介石の旧国民党を台湾へ追いやった中国共産党

そして中国共産党が「戦勝国づら」して歴史をねつ造する中国でした。なんとでも屁理屈をこねなさい!

そして、ここが大切ですが、

ソ連も中国共産党も、どうもがいても「腐敗の地獄に落ち込んでしまった」、のでした。 

イスラム過激派が跋扈する地域では 

あまりにも時代遅れで、閉鎖的な今のイスラム社会を変えようとして、美しい言葉でイスラム教を飾り立てております。そして世界中から若者が集まったのですが、現実を知って、単なる過激派集団に過ぎなかったと、がっかりさせました。必ず組織は腐敗するのでした。

共産主義者やイスラム過激派が、なぜ好戦的に構える運命を背負っているかと言えば

理想を達成するためには、「開放する」という真っ赤な偽りの名目で「外国を侵略」して、領土を拡張し、これによって財務状態をよくすることでしか組織・国を運営できない

からでしょう。

共産主義者やイスラム過激派は、まるで、ネズミ講、不法なマルチ商法、などの無限連鎖の夢物語を説いているようなものでしょうか。

人は、もっと地味に生きていかねばならないものと言えます。

共産主義者やイスラム過激派の実体は

  • 「やる気などまったくない腐敗した官僚主義」
  • 「汚職・腐敗をなくせない構造的な欠陥をもつ」
  • 「美しい言葉の裏にある、権威主義、差別意識」

などであり、もう役目を終えた「過去の思想」ですね。

  • 事実、共産主義やイスラム教でうまくいっている国は、ないでしょう。あっても石油の恩恵に浴して気が付いていないだけのことです。そんな国では、必ず言論の弾圧・独裁があり一部の人たちだけが利益を享受しているのです。
  • まだ目が覚めない人は、その「美しい言葉」に目がくらんでいます。現状の不満を拾い集めるには「美しい言葉」がどうしても欠かせないのでしょう。
  • しかし、どう考えても「腐敗」せざるを得ないのです。共産主義も過激なイスラム教も、その美しい理想は、現実からは遠い彼方へ飛んでいったのです。

いうまでもなく、

  • 宗教は個人の心の中にあるうちは、何も問題がないのですが、それが広く国を統治することに関連し始めると、危なくなってきます。キリスト教国家もイスラム教国家も、この例から洩れません。宗教色をうすめるしかないのであって、薄めたからこそヨーロッパの中でEUが成り立ったのです。
  • その意味では、「現在の世界の混乱は一神教に原因がある」とも言えます。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、そして共産主義さえ私には一神教に見えます。

中国の現状を憂えるあまり、話が共産主義から宗教にまで飛んでしまいました。

私は勇気をもってこう語りたいと思います。

  1. 中国共産党は一日も早く崩壊し、この地域に「弾圧のない、まともな国家」ができて欲しいこと。
  2. それが中国人にとって最良の道であること。
  3. ただし新しくできた国・国民は、世界中から警戒され馬鹿にされるのではなく、世界各国と共存し、いい意味で競争しあえる仲であること。

こういうことを私は、本書「日本人が知らない中国人の本性」から学んだのでした。