カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

航空機事故

2014年07月24日 11時03分03秒 | 飛行機

相変わらず航空機の事故が続いております。

 

多くは着陸時に発生していますが、それ以外の意図的な事件事故もしばしばみられます。

Wikipedia〔航空事故の一覧 2014/07/24 07:22 〕 から抜粋してみました。

まずは昨夜の台湾澎湖諸島での事故から新しい順に。

 

2014年07月23日 トランスアジア航空222便

 

昨夜、台湾南西部の澎湖諸島の馬公空港近くで墜落し、乗員51人が死亡とのこと。

23日夜の事故と伝えられているので、下記地図によれば、台風10号が台湾を通過して中国大陸へ上陸した頃とはいえ、澎湖諸島の近くでは南風が強かったのでしょう。

なぜそんな時期に飛んでいたかも謎です。

  

私は、昨日7月23日(水)18時前から近くの店で一杯飲みながら大相撲をみていました。

今場所無敗の横綱白鵬が、関脇豪栄道と右四つに組んだあと強引に左上手投げを打とうとしたのですが右ひざあたりがよろけてしまい、逆に豪栄道が右下手風の投げをみせてこらえ、結局白鵬は「浴びせ倒し」でそのまま背中から土俵に倒れたころでした。白鵬は、このあと横綱日馬富士に勝った大関琴奨菊とともに、10勝1敗となり、翌日つまり本日の直接対決を迎えることになります。

不幸な台湾機の澎湖諸島での墜落事件は、この大相撲の大波乱の直後に発生したのでしょうか。

2014/07/24 12:00のNHKニュースでは7月23日20時過ぎの事故としていました。

 

2014年07月17日 マレーシア航空17便

 

台湾機の事故の6日ほど前に発生しました。

現在内戦状態にあるウクライナ東部上空10000mでマレーシア航空の旅客機が何者かのミサイルによって打ち落とされた事件で、ウクライナ政府は東部親露派の犯行だとし、親露派はウクライナによる犯行だと譲りません。

しかしウクライナの親露派、はまるで証拠を隠滅するかのように、飛行機やミサイルの残骸を秘かに探索・持ち出しており、ロシア軍の支援と共にどうも怪しいと言わざるを得ません。

親露派の妨害で遅れていた遺体の運び出しも始まり、空路オランダへ運ばれて検死されるとのこと。298人全員が死亡したとされますが、全員の遺体が発見されたのかどうかまでは把握していません。

またレコーダなどは発見した親露派がマレーシア側に渡し、オランダにて国際共同調査が行なわれているらしく、現段階で改ざんの疑いはないとしています。

ただし、レコーダには、飛行経路や操縦席の会話記録はあるものの、ミサイルを誰が発射したかの証拠能力はないようです。

親露派としては、証拠能力のあるミサイルの残骸をいち早く探し出し運び出しており証拠隠滅は完成しているので、新しく別の「親露派が犯人」とする証拠が出なければ、まずはひと安心というところ。

とはいえその後も同じ場所でウクライナ軍機が親露派のミサイルで撃墜されているとことから、「マレーシア旅客機撃墜が親露派により誤射された」という疑いはぬぐえません。

しかし、いくら親露派による誤射だとしても、犠牲になった乗客やその遺族にとってはとんでもない話ですが・・・・


 

2014年03月8日 マレーシア航空370便

 

上記ウクライナでの事故の4ヶ月前にマレーシア航空機が行方不明になったもの。

クアラルンプール→北京が離陸後に消息不明になったもので、4ヶ月後の現在でもまだ機体は発見されておらず乗員239人はすべて死亡とされています。

テロかハイジャックか自爆かなどなど様々に推測されていますが、迷宮入りの事件になるのでしょうか。

マレーシア航空機の4ヶ月にわたる2度の事故では、いずれも同社の責任が明確ではなく、まだ原因不明となっていますが、同社便からの客離れはしばらく続くことでしょう。

マレーシア航空は、マレーシア政府全額出資の航空会社でかつては安全性の高い優良航空会社だったようです。そういう古い体質の企業に見られる保守性ゆえか、新しいLCCブームには乗り遅れたようで、赤字路線をマレーシア国内LCCエアアジアに移管し、その後エアアジアがANAと共同で日本へも進出したものの、後にANAが単独経営になっていることからも、マレーシア航空は格安航空にはなじめないようです。

国有企業(またはそれに近い企業)が赤字に悩んだとはいえ安全性が高かったのと、民営化して赤字を解消したけれども安全性の低下が見られるなど、難しいものですね。まるで日本の旧国鉄や旧郵便局を思い出させます。