オリンピックやサッカーのワールド・カップにおいては
表彰式や試合開始前などで、当該国の国歌
が流れますね。2年ごとに見られる光景で、甲子園球場の高校野球でも勝者を讃えるために校歌が流れますから、似ているともいえますが。それについては、後に触れるとして・・・・
昔から思っていましたが
明白な根拠が見あたらないまま、忙しさにかまけて根拠を確かめる暇がなかったのですが、ようやく今回、なんとか根拠らしいものを見つけるに至りました。
韓国の国歌を聴いていて、どこかで聞いたような気がしていたのですが、今回次のようにまとめてみました。
韓国国歌がドブリッチ市歌に似ている
韓国国歌の調子がブルガリア国ドブリッチ市歌の調子に似ているという説があったので、両方を聞いてみましたが、私には、両者が似ているとは思われませんでした。
韓国国歌がドイツ国歌に似ている
念のために、もういちど両方を聞いてみましたところ、ドイツ国歌の最終部分が韓国国歌の5~8小節に、そっくりでした。
まずは、楽譜による類似性の説明
次に実際の音源による類似性の説明
ドイツ国歌(YouTube) 最後の部分に注目
韓国国歌(YouTube) 5小節目からと13小節目から
聞いてみて、いかがですか。Wikipediaによれば
ハイドン作曲(1797年)で、国歌に採用されたのが1922年。
安益泰作曲(1935年)で、国歌に採用されたのが1948年。指揮者でもあり、ヨーロッパでも指揮していたので、この作曲者はドイツ国歌(ハイドン作曲)を知っていたに違いありません。
この短い調査の結論から私は
韓国国歌の一部が、ドイツ国歌の一部からの盗作である、とは断定できません。もし作曲家が存命であっても、必ず否定することでしょう。
ただし
普段の朝鮮半島の人たちの言動、たとえばニセドル紙幣を印刷する北朝鮮はもちろんのこと、著作権法をもっているにもかかわらず知的財産権を尊重しているとは言えない韓国の国民性、などからして、著作権法ができる前という史実をふまえたとしても、作曲者がどこかでドイツ国歌の印象を引きずっていたのではないか、という説に対して、私は明確に反論する根拠を持ち合わせておりません(笑)。
近年、大韓民国憲法に抵触するのではないかとされている親日法などが施行された韓国では、現在の法律で過去を裁くという現代社会ではあり得ない法律処理など平気でしょうから、この5~6年で広まった「作曲家安益泰が大戦前に親日家だったという疑惑」を根拠として、5年後くらいの2020年ごろまでには現在の韓国国歌を廃止して新しい韓国国歌が制定される、そう私はにらんでいます。
ただし念のために言えば
- 盗作の疑惑が浮上したからではなく
- 親日家が作曲したのが韓国法律に反する
という理由で新しい韓国国歌が制定されるのではないか、と私は考えているのです。
しかし適用したその韓国の法律が、上位に位置するはずの韓国憲法に違反(抵触)してはいないのか、についての明確な判断をしないまま、というのが、まことに
「あはれ」であり
落語的にも「いとをかし」く
「いふべきにもあらず」
と感じるしだいです・・・・・・。
最後に、オリンピックやワールド・カップでの国歌の扱いに関しての私の考えですが
- たとえ国単位の戦いとはいえ、国家間の紛争が絶えない現代社会では、しばらくは、より国歌色を薄めるべきではないか。
- 近い将来、国家間の紛争が今よりも少なくなったら、今のような国歌色を表に出してもいい。
- ここで参考になるのは甲子園の高校野球大会であり、郷土の対立をあまり表に出さないで試合を楽しむのがいい。
私としては、IOCやFIFAが商売丸出しを演出して、放映権料を高騰化させているのには、どうしても賛成できません。
もうひとつ、オリンピックやワールド・カップをあからさまに政治的に利用する国が絶えないということにも注目したいものです。
現在のこの例としては、次の赤文字が注目されます。
- 2008北京オリンピックでの中国〔聖火リレーを妨害するなど今までのオリンピックではあり得なかった事件。中国がそれだけ人権を無視した国であり、世界中で強烈に反発されていることの証明か。〕
- 2014ソチ冬季オリンピックでのロシア〔直後にウクライナを侵略したロシアが、2018WCロシア大会までの長期にわたって制裁を受けるだろう。〕
- 2014ブラジルW杯
- 2016ブラジルオリンピック
- 2018ロシアW杯〔ロシアが2014にウクライナを侵略したが、各国が4年後の大会ボイコットはできないとしても、再びロシアがこれを利用すると考えられるので何らかの対応が必要。大会不成立までとはいかなくても、失敗大会になるよう世界中の国による適切な対応が必要。〕
- 2018韓国平昌オリンピック
- 2020東京オリンピック
など新旧共産圏が確信犯だと言えますかね。
日本でも予算を思い切って削って放映権の交渉をするのがいい、と思います。