新型インフルエンザに麻黄湯:専門家のコメント

麻黄湯がインフルエンザに効果的であることを示す記事が、日経メディカルオンライにアップロードされています。一つの識見として、とても参考になると思います。

(内容の一部)

2008~2009年のシーズン中、静岡県富士市のかわむらこどもクリニック院長・河村研一医師は、インフルエンザに感染した患児400症例を対象に、治療法別に発熱期間を調査しました。 その結果、A型では、対症療法群が84.45時間だったのに対し、麻黄湯群が60.46時間・タミフル群が49.36時間、B型では、対症療法群81.17時間、麻黄湯群58.97時間・タミフル群62.64時間と、いずれの型においても、麻黄湯群は対症療法群に比べ有意な解熱効果を示したということです。

更に、ウイルスが消失するまでの時間を調査したところ、いずれの型も麻黄湯群は有効で、麻黄湯群とタミフル群との有意差はなかったということです。

富山大学医学薬学研究部教授・白木公康氏(ウイルス学)は、マオウはインフルエンザウイルスが細胞に吸着するのを阻害し発熱を抑制すると述べています。

記事は、図解入りでわかりやすく説明されています。是非、詳細を一読されることをお薦めします。 

日経メディカルオンライン『ガイドラインに載っていない日常診療の裏ワザ~インフルエンザに漢方薬(2009.8.11)』 (記事を読むには会員登録が必要です。)

☆麻黄湯の服用に際しての注意。

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