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‘「いわき市立常磐病院」のホームページから’
昨年のクリスマスの日のブログに、「常磐病院がなくなる」と書きました。
常磐(じょうばん)病院というのは市立病院で、いわき市の「救急」の1割をになっている病院です。
院長によれば、「いつの間にか共立が本院、常磐が分院になっていました」。
「共立」というのは、「いわき市立総合磐城共立病院」のことです。
「常磐」が「共立の分院」になったとはいえ、「いわき市立常磐病院」のホームページは健在です。
いわき市は、現場責任者の声に耳を傾ける姿勢をもっていません。
総務省が今年3月まで「公立病院改革プラン」を策定するように「公立病院改革ガイドライン」で言っているからつくらざるをえないかのように、市民に迫る市の姿勢は、まったくおかしな話です。総務省自身が「強制するものではない」と言っているのです。
だいたい、この「ガイドライン」のおおもとになっている「構造改革」は2年前の参院選で国民は「ノー」の審判をくだしたのです。
まして現場責任者をはじめとした医療従事者、住民、行政がいわき市の地域医療を守るために知恵を出しあわないといけないときに、その3者の声もろくに聞かず、「ノー」を突きつけられた総務省の声だけ聞くのは本末転倒もはなはだしい。
しかも、「医療崩壊」の根本原因は国による30年近くにわたる医療費抑制・医師養成抑制政策です。そのツケを自治体が住民に押しつけるなど、これまた本末転倒で、国の失政を住民といっしょに正すことと、「住民の福祉の増進を図る」(地方自治法)姿勢を明確にすることこそ、いわき市には求められると思います。
そんなことを医療生協ニュースに書いてお知らせしました。