あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「常磐病院がなくなる」2/市の本末転倒の姿勢

2009年01月21日 | 日々の活動



‘「いわき市立常磐病院」のホームページから’

昨年のクリスマスの日のブログに、「常磐病院がなくなる」と書きました。

常磐(じょうばん)病院というのは市立病院で、いわき市の「救急」の1割をになっている病院です。

院長によれば、「いつの間にか共立が本院、常磐が分院になっていました」。

「共立」というのは、「いわき市立総合磐城共立病院」のことです。
「常磐」が「共立の分院」になったとはいえ、「いわき市立常磐病院」のホームページは健在です。

いわき市は、現場責任者の声に耳を傾ける姿勢をもっていません。

総務省が今年3月まで「公立病院改革プラン」を策定するように「公立病院改革ガイドライン」で言っているからつくらざるをえないかのように、市民に迫る市の姿勢は、まったくおかしな話です。総務省自身が「強制するものではない」と言っているのです。

だいたい、この「ガイドライン」のおおもとになっている「構造改革」は2年前の参院選で国民は「ノー」の審判をくだしたのです。

まして現場責任者をはじめとした医療従事者、住民、行政がいわき市の地域医療を守るために知恵を出しあわないといけないときに、その3者の声もろくに聞かず、「ノー」を突きつけられた総務省の声だけ聞くのは本末転倒もはなはだしい。

しかも、「医療崩壊」の根本原因は国による30年近くにわたる医療費抑制・医師養成抑制政策です。そのツケを自治体が住民に押しつけるなど、これまた本末転倒で、国の失政を住民といっしょに正すことと、「住民の福祉の増進を図る」(地方自治法)姿勢を明確にすることこそ、いわき市には求められると思います。

そんなことを医療生協ニュースに書いてお知らせしました。

じゃんがら

2009年01月20日 | 日々の活動



‘「いわき市暮らしの伝承郷」ホームページから「中山青年会」のじゃんがら’

医療生協の東北ブロック組合員活動交流集会のオープニングで「じゃんがら念仏踊り」をしていただく予定で、打ち合わせをしました。

いわき市指定無形民俗文化財にもなっていますが、それぞれの地域で親たちから見よう見まねで継承していて、地域ごとにいろんな差異があるそうです。

『観光パーフェクトガイド いわき』(歴史春秋社)によると、いわき市に伝えられたのは江戸時代のはじめで、1671年には「念仏踊りを行なうのは結構だが、大勢で華美にやってはいけない」とお触れが出されるほどに受け入れられたようです。

ところが明治に入り、1873年には、“男女が徒党をなし、夜遅くまで遊び歩いて言語道断、文明開化の今の世の中にあってはならない”と禁止令が出されました。



‘2年前、同級生を供養する友人たちのじゃんがら’

それによって一時は衰退したものの、その後は息を吹き返し、明治中ごろには現在目にするようなものにまで復活した、とのこと。




新年会/「生き抜いた」/新成人向け広告

2009年01月19日 | 日々の活動


医療生協泉支部の食事会と認知症学習会をかねた新年会がありました。

認知症の話をしてくれたのは保健師の資格をもち、医療生協の居宅介護支援事業所の切り盛りもする川崎美和子さん。

認知症は誰でもが発症しうる病気であり、予防のために脳を鍛えることや、患者さんをありのままに受け入れる対応が大切なことを学びました。

食事をしながら、みなさんと話をしていると、「亡くなる」という言葉は「生き抜かれた」と表現したら、と話題になっている、とのこと。そうかもしれません。

夕刻には、小学校の同級生の亡くなられたお父さんのお通夜に参列。

私たちの年代の亡くなられた親の生前の姿に思いをはせつつ、しっかりと見送ることが、私たちの世代の残る生を、社会的責任を持って生き抜くことにつながると思います。



いまさらなんですが、成人の日を前に地元夕刊紙に掲載されたいわき市九条の会連絡会の新成人へ向けた広告。

「我が窮状」/内郷後援会

2009年01月18日 | 日々の活動



ピアノ伴奏で「我が窮状」の最初で最後のレッスンをしました。

今度の土曜日に、小名浜地域の党後援会「新春のつどい」で歌う予定です。

これまでも「ネット」を通し、口ずさむぐらいの練習をパソコン前にしていましたが、実際に声に出してみると、感じていたとおりかなりキーが高い。

やっぱりジュリーはうまい!



午後は内郷地域の党後援会「新春のつどい」があり、ここぞとばかり、この「我が窮状」を伴奏なしで本邦初公開しました。


憲法に聞き耳/生活実態共有訪問/新年会

2009年01月17日 | 日々の活動



午前中は月一回恒例の「日本国憲法を守るいわき市共同センター」の街頭からの訴えを、浜通り医療生協九条の会として実施しました。

いつものスーパー前なのですが、お店の入り口や駐車場で聞き耳を立ててくださる様子のかたがいつにもまして多い日でした。

午後、衆院東北ブロック比例代表予定候補の宮本しづえさんと、日ごろお世話になっている医療生協組合員さん宅をたずねました。

顔を会わせるや「ちょっとあんた、がんばってよ」と声をかけてくださるかた、「給付金なんかいらないから消費税をなくしてよ」と切実に訴えるかた、「手術をして医療費がかかる。安心して医療にかかれないし年も取れない」と政治に不満をぶちまけるかた、そしてみなさんが共産党への期待を語ってくれ、生活実態を共有できただけでなく、励まされた訪問でした。



その合間に、平地域の後援会新年会に宮本さんと寄らせていただき、高橋あき子市議とともにごあいさつしました。


トヨタ「赤字」宣伝の検証/内需経済が企業基盤を固める

2009年01月16日 | 日々の活動


「今期は連結で1500億円、単独で2200億円の赤字」とトヨタが労組に対し示し、労働者にも犠牲が広がるのはやむをえないとばかりに、「赤字」宣伝を繰り広げています。

世界に冠たるトヨタが「赤字」では大量解雇もやむなし、と思わせたいのだと思います。

「しんぶん赤旗」が14日から16日の3回連載でその「赤字」宣伝を検証しています。

トヨタが労組に示した説明資料を見ると、営業外収支を含めた経常利益から、特別損失と税金を差し引いた純利益は、連結ベースで500億円、単独で2200億円の黒字です。「赤字」といっているのは営業利益のこと。

03年から08年の5年間でトヨタは内部留保を5.4兆円ふやし、非正規労働者は5.8万人ふやしています。この間、非正規労働者を1万人ふやすごとに内部留保を1兆円近くため込んだ計算です。



その一方で配当金総額は03年の1512億円から07年には4432億円へ3倍、役員報酬は1人あたり7000万円から1億2200万円に5000万円以上もふえ、従業員給与は横ばい。

体力は充分すぎるほどなのに、アメリカ経済に極端に依存する企業体質をつくったことが、業績悪化の要因でもあり、その責任が労働者にあるわけではさらさらありません。

「赤字」宣伝を打ち破り、「非正規切り」をやめさせ、日本経済の外需頼みから内需主導に転換させることは、トヨタの安定した企業基盤を固めることになるのではないでしょうか。

「教育破綻が日本を滅ぼす」/教育長辞意/暖を取るハト

2009年01月15日 | 日々の活動



『教育破綻が日本を滅ぼす!』(尾木直樹著、KKベストセラーズ・ベスト新書)を読みました。

そしたら福島県の教育長が任期を3年残して辞意を表明(13日)のニュースに接し、ちょっとびっくりしました。

この本は、「都道府県ならびに市町村教委が機能を正常化し、現場の教師や保護者、子ども達から信頼され頼りにされる存在になれば、間違いなく日本の教育は再生できます」と熱っぽく語ってくれています。

もちろんそれが簡単なことではなく、大分県での「教員偽装」といっていい昨年の大事件はじめ、「“教師は立ち去り”子ども達が自己肯定感をもてず自信喪失に陥って次々と“壊れている”現状」を「引き起こしている真犯人はどうやら一番身近な教育委員会であることがはっきりしてきました」という認識が著者にはあります。

教育長といえば、教育委員会の事務局長ですから、福島県の教育委員会もこの本の提言にそった「再生」がはかれれば、などと思った矢先でした。

彼が農林水産部長や総務部長を務めていた際に、議会の内外でもざっくばらんにやり取りし、話をしやすい幹部だっただけに、これが責任の取りかたなのかは少しばかり疑問です。



「暖」を取りに来たのか、職場の入り口のハト。

労組旗開き/「労働、社会保障政策の転換」

2009年01月14日 | 日々の活動



浜通り医療生協労組の旗開きがあり、党の代表としてごあいさつしました。

今年は総選挙といわき市長選挙があり、国においても市においても、政治を住民本意に切り換えることができる年です。

「派遣切り」「期間工切り」が大規模に強行されたもとで労働者が立ち上がり、高齢者が「うば捨て」を強行されたもとで列島騒然となり、後期高齢者医療制度廃止法案が参議院を通って衆議院で審議されるまでに国民の反撃が始まっています。

社会的連帯の力で政治を変える年にしたいと思います。



『労働、社会保障政策の転換を』(今野晴貴・本田由紀他著、岩波ブックレット)を読みました。

都内の街頭で06~08年に大学生たちが調査票を持って若者たちから「働くこと」の実態を聞き取った調査報告と、そこから明らかになった現状ときっぱり決別するための政策提言です。





同質・同類の自民・民主/生協ニュースボランティア

2009年01月13日 | 日々の活動



渡辺善美元行革担当相が自民党を離党したことが大ニュースのように報じられ、民主党幹部は「これでフリーに話し合える」とコメントしていました。

昨年の12月11日には、菅直人民主党代表代行が記者会見で「自民党政権を支えているみなさん」が「もう自民党政権ではダメだと腹を決めて発言し、行動するのであれば…私たちも何らかの対応を考え」ると言い、19日には鳩山由紀夫同党幹事長も、自民党からの離党者を想定し、「民主党に合流したいという方が出てくれば、当然、民主党の党員」なので、選挙区擁立の再調整の可能性を語っていました。

これって、「民主党は自民党と同質・同類です」と幹部自らが語ってくれているのですが、そういう指摘をする報道がないことにものすごく違和感を感じます。

きょうは医療生協ニュース新年号の折込作業があり、ボランティアで来ていただいている組合員のみなさんに、今年最初のごあいさつ。


雪が舞った/「パレスチナとイスラエル」/惨劇を終わらせよ

2009年01月12日 | 日々の活動


けさ、「しんぶん赤旗」日刊紙を配達している途中、5時半過ぎぐらいに雪が舞ってきました。

いわき市ではこの冬はじめての景色。

うっすらとした雪は7時過ぎにはもう消えていました。



『これならわかる パレスチナとイスラエルの歴史Q&A』(野口宏著、大月書店、05年2月刊)を読みました。

先月27日からイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続け、新残虐兵器の使用も疑われています。

国連安保理による8日の停戦決議を無視するイスラエルに対し、世界各地から抗議とガザ市民への連帯の動きが広がっています。

お互いが、お互いの存在を認めようとしない勢力があること自体が理解しがたいことですが、国際的ルールにのっとって、一刻も早く惨劇を終わらせることを望みます。