あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「立ち上がる老人クラブ」/絵画展ポスター/海

2007年12月21日 | 日々の活動



ある地域の老人会の「カラオケサークル」に呼ばれ、カラオケ練習後に後期高齢者医療制度の勉強会をしました。

折しも、手元には12月23日づけの「しんぶん赤旗」日曜版の一面に「立ち上がる老人クラブ」。

「名前だけは聞いていたけど中身については初めて聞いた」、「こんなひどい話はない。ウチの老人クラブもやらなくちゃ」、「役員に勉強会企画を提案する」と、こもごも語られました。

きのう、きょうと、医療生協肩書きの名刺をもって「障がい者の自立生活支援 チャリティ絵画展」のポスター張り出しを依頼してわが家の近所の店舗、市内の病院・老健施設など40軒ほどを回りました。



51cm×73cmの比較的大きなポスターですが、みなさんからこころよく応じていただき、ありがたいばかりです。



途中、漁船が見えた海の様子をちょっとながめてきました。

歴史認識と政治家/ペロ命名のゆえん

2007年12月20日 | 日々の活動
「明治から大正、昭和の時代にこの国が…他国に侵略していき、他国の多くの非戦闘員や、自国民にまで多大な犠牲を強いた事実は、どうしたって否定することはできないのです」。

「再び戦死者が靖国神社に祀られるようなことだけは絶対にあってはなりません。私は、靖国に祀られて喜ぶ人はいないと思っています」。

「北朝鮮との国交回復・賠償の問題…中国に日本軍が遺棄してきた化学兵器の問題や中国残留孤児の問題など…多くの未解決の傷跡を見るとき、まだまだ日本は無謀な戦争の責任をとれていないと思います」。

「岸信介が、釈放後に政界へ復帰し、やがて日本の総理になったことは、日本において戦争責任が果たされていない典型です」。

「若い人々が戦争体験を持っていないのは幸せなことです。ただ、戦争を知らないがゆえに、無責任な言動も増えています。若い政治家や、政治家を志す人々には、昭和二〇年の敗戦に至るまでの異常な日本の歴史を冷静な眼で眺め、どんな不幸を関係諸国に与えてきたのかに思いを馳せていただきたい。そしてその傷跡を今も残しつづけていることは民族の恥だと考えなくてはいけないと思います」。

ずいぶんとながながと引用させていただきましたが、どなたの発言かおわかりになるでしょうか。

自民党幹事長、内閣官房長官を歴任した野中広務氏です(『世界』08年1月号)。

日本の政治に責任を持とうとするならば、野中氏のこの認識を前提にできる政治家でなければならないし、有権者はその認識を見きわめて議員を選ばないとならない時代に来ていると思います。

野中氏は、安倍前総理が「過去を美化する傾向を持ったグループと共に行動していたので、私は心配していた」と語っていますが、有権者のどれほどの人が、議員になろうとする人の歴史認識を承知しているか、これが日本の進路に重要な意味を持つと思います。



ずいぶん古い写真ですが、ペロと命名することとなった証拠写真。生まれた直後にわが家に来てから、ペロペロペロとなめまわす習性はいまも変わりません。

08.1.19~21チャリティ絵画展/ショートステイ

2007年12月19日 | 日々の活動


来年(2008年)1月19日(土)~21日(月)に「障がい者の自立生活支援 チャリティ絵画展」があります。

会場は「いわきグリーンプラザ」(いわき市平谷川瀬[たいら・やがわせ])、時間は午前10時~午後6時半。

シャガール・ピカソ・ユトリロ・東山魁夷・平山郁夫・原宏之など巨匠から現代作家までの120余点が展覧されます。


今回は、開催中の3日間、フランス画家のミシェル=ジラード氏が会場でサイン会をします。



夕刻に「絵画展を成功させる会」実行委員会がありました。実行委員長は医師の木村守和さん。高校の同期で、飲み仲間でもあります。



きょうは、明治団地に9月に開設した「山内クリニック ショートステイ」を4人の職員でたずね、生活相談員の添田一彦さんに案内してもらいながら、話を聞かせていただきました。




じん肺患者さん勉強会/「星宿り」

2007年12月18日 | 会議・学習会・講演会



いわき市のじん肺患者同盟の「高齢者医療説明会」があり、後期高齢者医療制度のお話をさせていただきました。車座の勉強会でした。

15人の参加者は、80代半ばのかたを含めてほとんどが後期高齢者。

「新聞をこまめに読んでいるが、さっぱりわからない」「かあちゃんと2人暮らしで2人とも75歳を超えている。今とどう変わるのか」との話はつねに出ます。

「病院に行くな、と国は言うようだが、年をとればいろんな病気になる。要するに年をとる前に死んじまえ、ということか」との声もいつも出ます。

「不老長寿」を喜ぶ社会にすることが政治の仕事なのに、長生きしていることを心苦しく思わせる政治はぜったいに間違っています。



じん肺患者さんの「裁判闘争」での「勝利和解」を記念する碑が「星宿り」の作品として、小名浜生協病院の正面玄関前にも建てられています。

「正しく年金をお支払い」/「言ったかな?」/ペロ

2007年12月17日 | 日々の活動


「正直申し上げてどう言っていたのか、さっと頭に浮かばなかった」(13日、参院外交防衛委員会)
年金問題で、「参院選での公約違反ではないか」との野党の批判に「公約違反は大げさ」(12日)と言ったことへの福田首相の釈明でした。

11日には「解決すると言ったかな?」と福田首相。

安倍前首相が「保険料をまじめに払っていただいた方々に正しく年金をお支払いしていく」(7月5日、通常国会後の記者会見)と言った言葉は、この間、選挙期間中の街頭からの話を含め、何度となく私たちはテレビ放映で聞かされました。

参院選中の政府広報は「最後のお一人まで正しく年金をお支払いできるよう着実に対策を進めています」と明記しています(「あしたのニッポン」7月号「年金記録問題への対策」)。

公明党の浜四津敏子代表代行も、7月22日、大阪市で「一年以内にこの問題を解決する」と明言し、6月21日付け「公明新聞」も「必ずやります」「一年以内に名寄せを完了」と明記していました。

こうした発言は消せませんが、「年金は消える」。舛添厚労相はこれをもって「すべて年金問題がばら色の解決ができて、全部終わっているという誤解」と言い放ちました。

内閣支持率急落は当然と思いますが、政権担当の資格も能力もない、と断言できるのではないでしょうか。

衆議院の解散・総選挙で国民が審判をくだすべきときだと思います。



二本足で立つペロ。






年金者/「75歳になる者は…」

2007年12月16日 | 会議・学習会・講演会



いわきの年金者組合にはいくつかのサークルがあり、きょうは日帰り旅行サークルと山歩きサークルの合同懇親・忘年会でした。

きのうの九条講演会のときに、「あした、短時間でも後期高齢者医療制度の話をしに来てくれないか」といわれ、喜んではせ参じました。

宴会の場での勉強会という機会もめったにありませんが、いわき市が全戸に配付し始めたチラシを示しながら、制度解説し、「こんな制度は中止・撤回」と話しました。

「いまだにほとんどの人は知らないし、不安ばかりだから、こういう機会をもってほしい」と声がかかりました。

またあるかたは、「75歳になる者はギロチン刑に処する、としたほうが早いんじゃないか」と。
ともかく私の主観では、制度のしくみを話すことに徹しているつもりですが、こうした感想は制度の本質を突いていると思うのです。

7~8年前のことですが、市職員が老人会で介護保険制度の出前講座をしたところ、「早く死ね、ということか」といわれてショックを受けた、という話を聞いたことを思い出します。

憲法の人生と世界的意味/品川正治さん/金本友孝さん

2007年12月15日 | 会議・学習会・講演会


経済同友会終身幹事の品川正治(しながわ・まさじ)さんの講演を聞きました。

テーマは「戦争、人間、そして憲法九条」、講演会を主催したのは「いわき市『九条の会』連絡会」。

83歳の品川さんは、1時間半、おだやかな口調で、きわめて熱い思いを語ってくれました。

「ぜったい戦争はしない国に日本をしなくてはならない」との決意で1945年11月に中国から日本へ帰る復員船上で、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とした憲法草案を報じた新聞記事を見たときに、船上にいたみなさんの涙が止まらなかった話は圧巻です。



その話までの50分間は戦場体験であり、憲法九条二項と品川さんの戦後に生きる道が一体だっただけに、「これをなくしてはならない」の訴えは、生きとし生ける人間、グローバル社会のなかの人間としてあたりまえの姿に私にははっきりと見えました。

その後、いわきホームチャペルの牧師で、「在日」三世の金本友孝(かねもと・ともたか)さんをたずねて懇談しました。
「平和憲法が変えられてしまったら、私はこの日本でどうして生きたらいいのか、との思いだ」との言葉は、ずしりと響きました。



グローバル社会のなかでいま、平和な地球世界を願う人たちのよすがとなっている日本国憲法の人生的・世界的意味を感じさせられました。

分散会/ダイナミズムと多様性/読書3冊/散髪したペロ

2007年12月14日 | 日々の活動
研修2日目は、5班に別れた分散会。
「いつまでも住みつづけられるまちづくりと組織活動、各生協の活動交流」がテーマ。

私は第5分散会の座長。各医療生協の組織担当者の「悩み」も多様に出されましたが、組織活動と仕事のダイナミズムと多様性が医療生協の特徴だと強く感じました。



鶴岡への行き・帰りと、運転してくれる職員と時どき会話しながら、私は読書時間。
岩波ブックレットの『歴史教育と歴史研究をつなぐ』(山田朗編)、『世界史なんていらない?』(南塚信吾著)、それにKKベストセラーズのベスト新書『おとなの男の心理学』(香山リカ著)を読みました。

私としては、「歴史的に現在を見、将来を考える」ことに慣れていないだけに、2冊のブックレットはためになります。

「おとなの男」の結論は要するに「今を受け入れ、未来を恐れないこと、これまでの人生を伴走してくれた家族や友だちと、惰性だけでつきあい続けるのをやめて、その関係を見直してみること」ということなのですが、むしろ、著者の臨床現場での体験と現実が身につまされる感じです。



帰宅すると、ペロは散髪してさっぱりしていました。

雪の山形/「庄内の協同組合運動」

2007年12月13日 | 日々の活動



医療生協東北ブロックの組織担当者研修会が山形県鶴岡市でありました。

私の職場からは2人。磐越道・東北道・山形道と高速道路を通りますが、山形に入ると激しい雪。場所によっては助手席から正面が見えないほど。

車窓からの景色もいわきではまず見られません。



鶴岡に入ると、雪景色は見られませんでした。

午後からの研修では、「庄内地域の協同組合運動から学ぶ」をテーマに、「まちづくり協同組合『虹』」の理事長でもあり、購買生協「共立社」の理事長でもある山中洋さんから「地域の協同と生協運動」、庄内医療生協専務理事の松本弘道さんから「住みなれた地域で『最後まで安心して』をどう支えるか」の講演を聞き質疑しまし
た。



その後は「虹」の施設(デイサービス、高齢者住宅、療養通所介護)、庄内医療生協のメディカルフィットネス・健診センターを見学しました。

夕刻には湯の浜温泉に移動し、交流会。私はその場で「閉会のあいさつ」をおおせつかりました。

即席勉強会/本質に迫る政治談議/いわきの冬

2007年12月12日 | 日々の活動



入院患者さんたちの体をきれいに拭くための布を用意してくれるボランティアさんたちが定期的に集まってくれます。

きょうは80歳代が2人、まもなく80になるかたが1人、60代が2人の5人でした。
「後期高齢者ってのは凍結になったんだよね」との会話から始まって、その場で即席勉強会が始まりました。

「凍結」は名ばかりのごまかしであること、消費税が大企業減税の埋め合わせに使われていること、高齢者医療費を削減しようとすることは、けっきょく長生きする人を減らそうとすること(「長生きする前に死んでしまえ」!)、と話は政治の本質に迫る談義になります。



この時期は存置林から病院の建物が見えます。いわきの冬のおとずれです。

あす、あさってと医療生協の研修で山形県鶴岡市へ行ってきます。