あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

市民犠牲「見積もり」空爆/戦争をしてきた戦後日本

2007年12月08日 | 日々の活動


10月28日にアメリカのCBS放送の人気ドキュメンタリー番組「60minuts」で、アフガンのカルザイ大統領のインタビューが放映されたそうです。

大統領は「米軍等はアフガニスタンを助けるためにアフガニスタンに来ている。しかし、アフガン人は、五、六年もたってなぜいまだに空軍力が必要なのか、まったく理解できない」と述べて、空爆の中止を求めているんだそうです。

大統領のこの発言の前半部分だけを切り取って、「米軍などの掃討作戦がアフガン政府の支持と要請のもとに行なわれている」と高村(こうむら)外相は繰り返し答弁していたのです。

そのうえ、その番組ではアフガン空爆を管理する指揮所の副責任者が登場し、軍事目標を空爆する歳に、市民の犠牲についても見積もりし、現地指揮官の判断で攻撃しているそうです。

「誤爆」による市民の犠牲ではなく、「見積もり」したうえでの犠牲なのです。

これらを6日の参院外交防衛委員会で井上哲士(さとし)議員が明快に示し、総理と外相に空爆をやめ、和平の努力への支援に切り替えるよう迫りました。新テロ特措法など、廃案のほかにありません。



『戦後日本は戦争をしてきた』(姜尚中[カン・サンジュン]・小森陽一、角川oneテーマ21)を読みました。
日本という国が第二次世界大戦に敗戦してからの歴史を、あらためて検討することを目的にした、政治学者と文学者による対談です。

昨年(2006年)11月から今年8月にかけての4回の対談です。

まさに「現在」のまっただ中で、第二次世界大戦の終わりが同時に新たな世界戦争のはじまりでもあり、せっせとアメリカに従属することに血道を上げ、戦争をしてきた「日本」をしっかりと見つめなおすには、きわめて刺激的です。