『新しい太陽系』(渡部[わたなべ]潤一著、新潮新書)を読みました。
私より一歳だけ若い著者は、会津若松が生まれ育ちで、中学生のときは父親の転勤でいわき市にも住んだそうで、そのときの木星の思い出も語ってくれています。いまは国立天文台天文情報センター長。
オビには大きく「冥王星はなぜ外されたのか」とありますが、「太陽系外縁天体」であり、「準惑星」の代表格となった冥王星を含め、「水金地火木土天海」の各惑星、そして太陽系の最新の姿を示してくれます。
ちなみに著者は、冥王星を惑星から外すことを決めた昨年の国際天文学連合・惑星定義委員会のたった7人の委員の1人でした。
もう一冊は『東京電力――帝国の暗黒』(恩田勝亘著、七つ森書館)。
「暗黒」の実態に、もっと広く取材して、さらに深く解明してほしかった、という印象です。
きょうは一日党の会議があり、向こう一年間の総合計画などを議論しました。
近くの街路樹のモミジは真っ赤、向こうには先日登った湯ノ岳。