あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「100億円はゴミ」「肥満を科学」

2007年11月20日 | 日々の活動



興味本位に、『100億円はゴミ同然』(坪井信行著、幻冬舎新書)を読んでみました。「アナリスト、トレーダーの24時間」が副題。

「どの証券にどのようなタイミングでどの程度の金額の投資を行うのが望ましいのか」分析するのがアナリスト、「証券市場と直接対峙」して「証券を売買することで収益機会を得」るのがトレーダーです。

「お金の匂い」に敏感なことがこの業界で成功する資質のようです。

本書に時どき出てくる表現が「市場は見えざる手に操られるものなので、神ならぬ身にとっては、予想できないのも当たり前」。

ともかく、「一度の案件で数千億円の資金が動くことも珍しくない世界」で、「100億円という巨額マネーを、『ゴミ』と感じることがありえる」んだそうです。

もう一冊は『人はなぜ太るのか――肥満を科学する』(岡田正彦著、岩波新書)。

著者は、「コレステロール、中性脂肪、血糖、血圧などの検査値が悪いだけで、まだ深刻な病気にはなっていない」人を対象に、予防医学の外来を長年担当。

その経験から、「肥満を解消するだけで検査値の良くなる人が非常に多い、という事実」を知り、「この事実を多くの人に知っていただきたかった」ことが本書執筆のきっかけだそうです。

「太る原因」「どれくらい太っていれば肥満か」「肥満がなぜ体に悪いか」「健康的にやせるにはどうすればいいか」の章立て。

政府交渉/医療費抑制策転換を/後期高齢者医療制度撤回を

2007年11月19日 | 日々の活動
きょうは休暇を取り、党の県委員会の政府交渉にのぞみました。
参加したのは3人の県議団、県内市町村議員中心に14人。
衆議院第2議員会館に国土交通省、総務省、農水省、厚生労働省、文部科学省、経済産業省の担当者に来ていただきました。




農水省では紙智子参院議員、厚労省では高橋ちづ子衆院議員も同席しました。



厚労省に対しては、いわき市内各病院が医師不足に悩む現状、医療費抑制策・医師養成抑制策の転換を求めていることを伝えました。

また、後期高齢者医療制度については、政府のころころ変わる姿勢の影響で住民に市自身が知らせられないでいること、そもそも住民のみなさんが私たちの勉強会で初めて驚くべき制度であることを知ることを伝え、撤回すべきことを強く要請しました。




生協9条の会2周年「講演と落語」/「かけはし」配付/散髪

2007年11月18日 | 日々の活動



「浜通り医療生協9条の会」の誕生2周年企画の「講演と落語のつどい」がありました。

講演と落語をしていただいたのは、東京民医連の芝病院名誉院長で、今でも週に一回、診察している88歳の現役医師・稲垣元博(いながき・もとひろ)さん。医者の家系六代目の長男だそうです。

『一〇〇歳までの上手な生きかた』(角川oneテーマ21、02年9月刊)、『定年後を共に楽しく』(かもがわ出版、03年12月刊)の著書があります。
きょうの講演「あなたも100まで生きられる」、落語「オッパイは成功のもと」もこれらの著書を「凝縮」してくれたお話でした。




落語のあとに稲垣さんは、「医者の目から見て長生きできる話をしたが、長生きをさせないようとする政治は大問題。憲法を守り、政治を変えることもまた大事なこと」の話も心に響きました。



閉会のあいさつで私は、「12年後、私はこうして100まで生きた、の話をしに来てほしい」と言ったのですが、まぁともかく、100人を超えた参加者のみなさんが元気をもらえたことは間違いありません。

午前中は、選挙落選後に製作資金上2か月に1回にした通信「かけはし」と、「後期高齢者医療制度」のチラシを組んでご近所220軒あまりに配布しました。1時間はかかるので、いい運動です。顔をあわせるみなさんからは「いつもありがとう」「がんばって」「楽しみにしてる」と声をかけられ、ありがたいです。

夕刻は懸案だった散髪もして、すっきりしました。

9条宣伝/後期高齢者「講話」/ラーメン大喜へ

2007年11月17日 | 日々の活動
毎月第三土曜日は、「日本国憲法を守るいわき市共同センター」の呼びかけで、市内でいっせいに「9条守れ!!」と宣伝しています。
それぞれの地域で「9条の会」のメンバーがくり出しますが、小名浜でも、「医療生協9条の会」の4人で実施しました。きょうは市内6か所で「憲法守れ!」の声がこだましました。



午後は「いわき退職女性教職員の会」の総会に招かれ、後期高齢者医療制度について「講話」しました。50人ほどの会員のみなさんが参加されました。

学校の元教師・職員のみなさんですが、やはり初めて聞かれるかたがほとんどで、話の途中で「え~!?」という声があちこちから。
質疑も終えて、「講話」終了時の大きな拍手に感激してしまいました。



その後、刷り上った私の通信「かけはし」をもって、「ラーメン大喜」(10月7日ブログ参照)へ届けました。





枯れ木に水・ぬか喜び・良心も情けもない/イチョウ/署名用紙

2007年11月16日 | 日々の活動



新日本婦人の会の地域の班が主催した後期高齢者医療制度の勉強会がありました。

「何度でも聞いて、回りの人たちに伝えたい」と、党後援会の勉強会、医療生協での勉強会に続いて2度目、3度目の参加のかたも複数いらっしゃいました。
こうして世論が広がるのだと思います。

「枯れ木に水はいらない、ということか」「若いころは働いて世の中に貢献してきたのであって、最初から年をとってたわけじゃない」「凍結と首相が言っていたのに、自分には関係ないと知ってぬか喜びだった」「与党の政治家には良心も情けもない。名前を出されて、記憶がない、などと言う現職閣僚はその象徴だ」「構造改革の正体がこれだ」と、ほんとうにいろんな表現で、怒り爆発です。

「知る機会をもっともって、撤回させよう」と意気盛んでした。



近所に長徳寺というお寺があり、たいそう大きなイチョウの木がありました。実がいっぱい生っています。

午前中には、先日勉強会を主催していただいた老人会会長さんが、「後期高齢者医療制度を撤回させる署名用紙がいっぱいほしい」と、私の職場をたずねてこられました。

デイハウス勉強会/軍事費と窓口負担

2007年11月15日 | 日々の活動


浜通り医療生協の「助け合いの会」のボランティアさんたちは、毎週木曜日に「デイハウス」を開いています。太平洋が目の前で、下に見える屋根の下がデイハウス。



きょうの利用者は14人で、全員元気な「後期高齢者」。
6人のボランティアさんといっしょに後期高齢者医療の勉強会をしました。

「介護保険料を天引きされるだけで大変なのに、これからは水だけ飲んで暮らせというの?」、「日本は戦争しないんだから、軍事費は使わないはずじゃないの?」、「病院へ行く年寄りを減らすというのは、けっきょく早く死ね、ということじゃないの?」、「こんなことを決める国会でモノを言う議員はいないの?」と、たいへんでした。

ちなみに、2002年(サラリーマンの窓口負担が3割に引き上げられた前の年)の日本の医療費31.1兆円のうち、患者さんが窓口で支払わされる「本人負担」は15%で、約4.7兆円でした。
日本の軍事費も約5兆円。
憲法9条と25条どおりの財政運営をすれば、軍事費と窓口負担が相殺されて、どちらもゼロにできます。

主戦場は自治体

2007年11月14日 | 日々の活動



昨年6月に自民・公明が強行採決した「医療改革関連法」は、2025(平成37)年までに医療給付費を8兆円削減するしくみを作ることが目的です。

これを受け、各県がそのための計画作りをさせられました。
福島県でもこの国策に従うために、内臓脂肪症候群該当者を5年間で1万人削減する健康増進計画や、療養ベッドを5年間で55%削減する地域ケア体制整備構想が公表されています。

これらを「県民誰もが、生涯にわたり、健康で幸せに暮らせる社会の実現」をめざす計画だ、と県民に言わざるをえないのです(「福島県医療費適正化計画一次案」)。

「40歳代から生活習慣病の発症が上昇してくるということは、それ以前からの不健康な生活習慣が影響している」のはなぜなのか、「療養病床入院患者の状態をみると、症状が安定した、比較的医療の必要性が低い患者が多く入院している傾向がある」のはなぜなのか、さっぱり分析がないのです。

国による「医療費削減先にありき」がありありです。

「誰もが生涯にわたり幸せに暮らせる社会」へ向け、本格的な論戦と施策実践の主戦場は各自治体になります。


『誰が日本の医療を殺すのか』

2007年11月13日 | 日々の活動



『誰が日本の医療を殺すのか』(本田宏著、洋泉社新書)を読みました。
10月28日に、副題が「医師不足が招く医療崩壊」の『貧乏人は医者にかかるな!』を紹介しましたが、この本のほぼ1か月前の発行です。

この本の副題は「『医療崩壊』の知られざる真実」。
著者は病院の副院長兼外科部長。まさに医療現場の最前線で働く医師からの医療崩壊の「告発」であり、「明日の医療」へ向けた「叫び」です。

「私はずっと、日本は民主主義国家だと思っていた。政府は正確なデータに基づいて政策を決定し、国民中心に考えているはず、と信じて疑わなかった…しかし、現実はまったく違う」。

その「現実」をまさに現場の「真実」として伝えてくれます。




日の出/ウミネコ/集団自決?自爆テロ?/金華山

2007年11月12日 | 日々の活動


宿泊したのは宮城県南三陸のホテル。
私は8階の部屋に5人で泊まりましたが、日の出がみごとでした。



部屋のまん前にはエサを求めるウミネコたち。

バスの車中では朝一番で後期高齢者医療の「制度解説」を私から。
話し終えるや、、「75歳以上の人たちは永田町へ押しかけて集団自決だ」「いや、自爆テロだ」「そんなことをして死んじゃってから制度を変えても意味がない」という話になってしまうような制度です。

あとから、「年寄りは早く死ね、ということだが、ともかく制度のことを知らせてもらってよかった」「凍結されたもんだと思っていたら、私に凍結は関係ないことがわかった。話にならない」と意見が寄せられました。



金華山へ船で渡り、またもどってから海鮮いちばに寄り、いわきへもどりました。

高齢者が中心の旅で、足に負担がないような旅程で、バス車中が長い旅でしたが、みなさんから「楽しかった」と満足していただき、いい旅でした。

組合員旅行/岩手・遠野

2007年11月11日 | 日々の活動
朝6時に病院を出発する浜通り医療生協組合員旅行のために、家を朝5時過ぎに出ました。

市内の高速道路インターチェンジへ行くまでの2か所で乗り込んでいただいたかたを含め、39人のみなさんが参加されました。



きょうは一路、岩手県の遠野へ。



参加者最年長の佐藤春吉さんはまもなく90歳です。

伝承園とカッパ橋を散策しました。