はせ@SKIER's blog

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AC自動切替器の製作と商用電源バックアップシステムの運用

2011-06-06 01:48:57 | 電源システム研究

 AC自動切替器の部品は先日買ってきたものの、なかなか作る時間がとれなかったのですが、やっと製作して独立型交流電源システムを商用電源バックアップシステムに組み上げることができました。

 

1.AC自動切替器の製作

(1)ケースの製作

 最初から、AC自動切替器、正弦波インバータ、充電器を一体化するアイデアがありました。お互いの配線を引っ張りまわすのは、見た目が美しくなく、今後システムの場所を移動するときに配線と外したり接続したりする中でのショート事故が発生する恐れがあるためです。
 ただし、作るのが面倒くさいので、なるべく加工が簡単になるようにアルミパネルと木材を組合わせて作ることにしました。 ただ、それでもCR-6や、ACコネクタをはめ込むためのアルミ板の加工はかなり面倒くさかったです。

(2)配線

 前前回に設計した回路図に従って配線しました。 すこし、線材が無駄に太かったようで、リレー端子にかっちりとビスで留めづらかったです。その他は半田付けで配線しました。

(3)組み込み

 リレーとACコネクタの乗ったアルミ板を木のケースに取り付けて完成です。

後ろから見たかんじ。

前から見たかんじ。

 

2.商用電源バックアップシステムの動作テスト

(1)商用電源運用

 ACがそのまま出力されています。出力には扇風機をつなげています。

(2)手動バッテリー運用への切替

 CR-6のボタンを押して、手動でバッテリー運用に切替てみます。 扇風機は瞬断のせいか止まりました。扇風機の電源を入れると問題なく動作します。 CR-6とインバータのインジケータが点灯し、バッテリー運用であることがわかります。 充電器は設計通り電源オフになっています。

(3)商用電源運用への切戻し

 もう一度CR-6のボタンを押して、商用電源運用(バッテリー運用オフ)へ切替えます。 CR-6、インバータのインジケータが消灯し、充電器の電源がオンになりました。 このときは、扇風機は止まらず動き続けました。 インバータの電源投入時は出力タイムラグがあるため、バッテリー運用への切替の時に扇風機が停止し、切戻しのときは停止しないのでしょう。 冷蔵庫の場合は問題ないとは思います。

(4)自動でのバッテリー運用への切替

 停電を想定し、AC自動切替器に入力されている商用電源コンセントを抜きます。 CR-6、インバータのインジケータが点灯し、充電器がオフになり、バッテリー運用が開始されました。 手動切替のときと同様、瞬断のため扇風機が停止しましたが、扇風機の電源を入れて問題なく動作しました。

(5)自動での商用電源運用への切戻し

 コンセントを接続すると、商用電源に切り戻りました。 その他、挙動は手動のときと同様です。

 当初テストNGでしたが、CR-6のジャンパピン開放(イグニッションロックアウト:出荷時設定)から短絡(リターンオーバライド)に変更するのを忘れていました。。。

 イグニッションロックアウト機能 : CR-6のAUX端子=12V→インバータ常時オフ
 リターンオーバライド機能 : CR-6のAUX端子=+12V→インバータ常時オン

 

3.商用電源バックアップシステムの運用開始

 ラックに据え付けてひとまず無負荷の運用テストを開始しました。 「計画停電いつでもいらっしゃい」ということで。

 


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