実家の方に、インターネット/IP電話を導入する目的でADSL回線を導入したので、自宅から実家の方に激甚対策のバックアップを行う目的で、VPN環境(PPTPによるプライベートネットワークのLAN間接続環境)を構築しました。
1.VPN環境の構築
簡単なネットワーク構成は以下の図の通りです。
VPN環境を構築するのにお手軽な、BHR-4RVを2台購入しました。中古で2台併せても数千円で入手できます。
自宅側とは異なるサブネットを実家側のネットワークに割り当てます。
VPN環境の構築をしてから、実家に設置する24時間稼動PCの共有フォルダにバックアップする仕組みを構築する際に、少し手間取ったので、構築ノウハウを以下2点残します。
(1)BHR-4RVの設定用Webメニューで「ネットワーク設定」→「パケットフィルタ」のNBTの通過をブロックするデフォルト設定を解除する必要があります。
(2)異なるサブネットにあるPCの共有フォルダにアクセスする際に、Windowsファイアーウォールの設定が有効な場合、「ファイルとプリンタの共有」項目の編集で確認できる「スコープの変更」に参照してくるPCが存在するサブネットを追加する必要があります。 →これ、いままで恥ずかしながらまったく知りませんでした。
2.実家のバックアップPC構築
以前、テレパソとして使用していたAtomマシンマザーボード(Jetway JNF94-270-LF (Atom N270 ))を実家で24時間運用させます。テレパソとして24時間運用の実績がありますが、現在の冷却ファンの耐久性と冷却能力に不安があったので、換装したいと思います。 以下換装前です。
テレパソを退役したあと、Mini ITX対応PCケース A-ITX-100P090S に実装して、子供用のパソコンとして使用していたのですが、ファンが小さいのがちょっと不安です。 マザーボードがテレパソ稼動として使用していたときにHTPC用ケース(SilverStone LC16M)を使っていて、スペースに余裕があり12cmファンを使って冷却していたので。。。
以下が換装後です。
12mm厚の薄型10cmファンを導入しました。「サイズ」というメーカのこのファンですが、HDDを冷却するためのHDDへの固定用金具がついていて、これと別途購入したL字型金具を2つ使用し、ケース側面のパンチ穴を利用しつつ、しっかりと取り付けをすることができました。厚さ12mmが限界のようです。これ以上の厚さになると、HDDと薄型DVDドライブなどが取り付けられる天板と干渉します。
このA-ITX-100P090Sというケース、現在もう一人のこども用に所有しているシャトルのベアボーンマシンX27Dと前面パネル以外は、なぜか同じパーツを使用しているようなので、X27Dのファン換装(冷却能力強化と静音化)にも使用できそうな手法となりそうです。