はせ@SKIER's blog

自作パソコン&電子工作、車とスキーが好きー

立山、剱岳(室堂)~富山県立山町

2016-08-27 11:31:34 | 登山

 標高2450mの室堂ステーションへ立山黒部アルペンルートで入り、そこから立山の雄山/大汝山、真砂岳、別山を経て剣沢に至りテント泊。 翌日、剣沢にテントを置いたまま剱岳に空身でピストンしてから別山乗越(剣御前小屋)、雷鳥沢を経て室堂ステーションに戻りました。

 1週前から天気予報の土日が怪しく、木曜日から2泊3日の計画を1泊2日に短縮変更しました。(少し無理をした。。。) で、その計画では日曜日は八ヶ岳の赤岳をもくろんでいましたが、それは取りやめ。

 この時期は台風の到来で山に行くのはなかなか難しいですが、なんとか間隙を縫って行ってきました。 過去の記録を見ても8月下旬の山行記録はないです。

 1日目、剣沢から見る夕暮れ(19:07)の剱岳。 左下の建物は消灯前の野営場管理所。

 

2016年8月25日(木) 1日目 立山縦走

行動予定(ヤマレコより)

08:00 室堂 - 08:08 室堂平 - 08:18 玉殿岩屋 - 08:28 室堂平 - 09:08 展望台 - 09:38 浄土山 - 09:48 富山大学立山研究所 - 10:18 一ノ越 - 11:18 雄山 - 11:38 大汝山 12:08 - 12:23 富士ノ折立 - 12:48 2855m地点 - 12:58 真砂岳 - 13:43 2785m地点 - 13:58 別山 - 14:08 北峰 - 14:18 別山 - 14:28 2819m地点 - 14:48 2637m地点 - 15:08 野営場管理所(1泊)

 この計画では6:30扇沢発に乗る予定でした。 時刻表をよく見ていなかったのですが、6:30と7:00の便は運行日が限定されていたようで、始発は7:30でした。 よって、計画より1:30遅れとなる為、浄土山、富士ノ折立はパスし、別山、真砂岳は巻くことにしました。

07:50 扇沢から「関電トンネルトロリーバス」で黒部ダム到着

 扇沢~室堂往復(5日間有効)往復割引で9050円。 思わず埼玉の自宅(9:40発)から扇沢の無料駐車場(翌日2:30着)まで、国道254号を主に使用してやってきました。

 でも途中、1か所だけ三才山トンネルが有料(510円)で、真夜中の山奥だというのに有人なのには驚きでした。

08:23 「黒部ケーブルカー」で黒部平到着

 ロープウェイ出発までの間、黒部平の展望所から五竜岳(中央左)と鹿島槍ヶ岳(中央右)。

08:30 「立山ロープウェイ」に乗って、立山(大観峰)方面へ

08:59 その後「立山トンネルトロリーバス」で室堂ターミナル到着

 ここの玉殿湧水(名水100選)の水場で飲み水確保。

09:21 立山室堂(日本最古の山小屋展示)到着

09:25 いよいよ登山開始

 いっきに高い場所にきたためか、酸素不足気味の状況です。

10:09 一ノ越山荘に到着

11:26 立山一等三角点2991.8m、雄山に到着

 鳥居をくぐった先左手に小さい受付小屋があり、そこで登拝料500円を渡して3003mの雄山山頂に行くことができます。 山頂の少し下に先の人がお祓いしてもらっているあいだの待合スペースがあります。

 山頂に神主がいて、お祓いしてもらう+神主さんのお話を聞く+お神酒を飲ませてもらうことができます。 撮影はそれがおわったら次の人が上がるしばらくの時間まで自由ですが、このときカメラをもって上がるのを忘れたので神社の写真は近くで撮れていません。

12:09 鳥居の手前から左に折れて大汝山に向います。

12:15 大汝山に行く途中、雄山神社の見えるところで昼食をとりました。

 雄山神社あたりは人が多いので。

 大汝山方面

12:54 大汝山3015m到着

 本日の最高地点。

 山頂から大汝休憩所を見下ろします。

13:11 室堂平、雷鳥沢を見下ろします。

13:28 富士ノ折立の先から真砂岳と内蔵助カールを見ます。

 内蔵助カールの雪氷は氷河なんだそうです。 稜線上中央に内蔵助山荘も見えます。

14:53 別山を巻いたあたりで剱岳が見え始めました。

 下に剣沢が見えます。

15:25 剣沢キャンプ場到着

 左に管理棟、右にポッタン式の旧トイレ、もっと右の方に水洗トイレ(バイオトイレ、水を流すとき足で踏むタイプ)がありますが、管理棟で受付の時に、水洗トイレの方は汚物があふれて故障とか言っていましたが、普通に使えてました。

 水場は常に水が流れていて豊富ですが、元々生水としては使えないそうで、塩素を入れて生で飲めるようにしているとのことです。

 幕営料500円です。 沢なので、どこの幕営地も若干ですが傾斜があります。 トイレと水場に均等に近い場所を陣取りました。 全体からすると2~3割くらいテントが張られていました。

 このときはそうでもありませんでしたが、テントが飛ばされるくらい風が強いのとのことで石積みで囲われた優良幕営地もありました。

 風向きにより時々、おそらく地獄谷の硫黄が別山乗越を越えて臭います。

17:00 剱岳を眺めながら夕食、高野豆腐の煮物。

18:57 夕暮れの剣岳

21:13 夜、星がきれいだったので写真を高感度で撮ってみました。 別山方面。

 偶然写っている線は流れ星なのか飛行機なのか??? 剣岳方面。

 

2016年8月26日(金) 2日目 剱岳登山

行動予定(ヤマレコより)

04:30 野営場管理所 - 04:50 剣山荘 - 05:20 一服剱 - 06:00 前剱 - 06:40 平蔵のコル - 07:20 剱岳 07:50 - 08:20 平蔵のコル - 09:00 前剱 - 09:30 一服剱 - 10:00 くろゆりのコル - 11:30 別山乗越 - 12:40 雷鳥平 - 13:20 らいちょう温泉雷鳥荘 - 13:40 みくりが池温泉 - 13:50 室堂

 計画では、朝テントを撤収してフル装備で山頂に行くプランでしたが、テントを置いて空身(荷物を軽量化した48Lバックパック)でピストンすることにしました。

04:44 朝パスタ

05:50 キャンプ場を出発

06:02 強固な石垣に覆われた剣沢小屋に到着

 右の方から沢に降りていきます。

06:11 沢を左に見える剣山荘に向かって横切っていきます。

 剣沢小屋を振り返ります。 左には文科省の研修施設が見えます。

 その右手の別山と剣沢の残雪。

06:44 一服剣から東の奥に見える五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳

 剣山荘の左側から巻いて、剱岳に登り始めました。

 進行方向の前剣。 前剣でもこの迫力。

 南に見える別山とそのふもとの剣沢キャンプ場。 こう見ると、別山山腹から雪崩があったら剣沢はひとたまりもありませんね。

 その西隣方面に剣御前とふもとに剣山荘。

 さらに西隣方面に奥大日岳、右奥に富山市の平野が見えます。

07:40 前剣到着

07:46 5番の鎖場

 これは稀にみる高度感。

07:54 登山道から西の方向に、切り立った岩場。

 その間から西大谷山方面を見る。 「前剣の門」です。

 登山道のその反対側、平蔵谷、源次郎尾根方面。

08:17 7番鎖場(登り専用)、平蔵の頭付近。

08:23 12番鎖場

08:59 剣岳山頂2999m到着

 カニのタテバイが強烈で写真をとるのを忘れました。 帰りに撮影します。

09:20 下山開始

 天候の下り坂を感じたため。

09:42 カニのヨコバイ(下り専用)

 降りて、横移動してからまた降りる(途中ハシゴ)ようです。

 横移動の後、降りて。

09:44 ハシゴ。

09:48 小さい避難小屋。

 奥のトイレは、携帯トイレ用スペースかもしれません。 手前の居室は狭いです。一畳もないくらい。

09:50 登りの時に撮っていなかったカニのタテバイ(登り専用)

 ほぼ垂直というか印象としては微妙にオーバーハングしているところもあったような。。。

11:42 剣山荘に戻ってきました。

 途中、前剣を降りたところで旧道に迷い込み、体が2回転するほどの滑落を体験しましたが、右薬指のカスリキズだけで済んだのが不幸中の幸いでした。 それと、越後駒ケ岳でしりもちで破ったパンツのおしりをまた破いてしまった。。。

 滑落ってするわけないと私含めて誰でも考えていると思いますが、こうやって滑落するのだということをシチュエーション含めて貴重な体験をしました。 本当に何もなくてよかった。。。

 あのとき、往きとは違うという意識はあったのに吸い込まれるように旧道に入っていったので、何かに呼ばれてたのかもしれません。。。

 あと、途中、前剣手前のトラバースを通過した先で小休憩中に、普通の登山風の恰好をしているのにトレラン並みの速度で抜いて行った50代くらいのおじさんに「早月尾根からですか?」と聞かれ「いいえピストンです。」という会話だけしたのですが、その質問にどんな意図があったのか、未だ気になっています。

 

12:00頃 剣沢キャンプ場到着

 着いたらちょうど小雨が少しパラついてから回復を繰り返す天候に。 昼食をとらずテントを早々とたたみ、別山乗越(剣御前小屋)に急いで向かいます。

13:44 別山乗越(剣御前小屋)到着

14:47 雷鳥沢キャンプ場に到着

15:31 血の池の横を通過

15:44 みくりが池温泉を通過

 最終バス16:30に間に合わせるために今回はパス。 仮に雷鳥沢にキャンプしてここに来るのはなかなか難しい距離ですね。

15:52 みくりが池

16:02 室堂ターミナル到着

 油断してたら、16:00ちょうどのバスがちょうど行ってしまって、結局最終の16:30に乗ることに。。。

 ここまで、ギリギリになった根本原因は、はじめの扇沢出発時間の間違い含めて、過去に一度室堂に来たことがあることによる油断があったのだろうと思います。 雷鳥沢からの想定外の登返しでスピードダウンしたのですが、これは室堂周辺の地形の調査不足です。 計画上の反省点が多いです。

 扇沢から降りたところにある大町温泉郷の「薬師の湯」(大人700円、JAF割引で600円)に寄ってから、大町市内のガストで栄養補給して帰宅しました。

 長野県内~群馬県内~埼玉北部は、ワイパーフル稼働でもぬぐいきれない大雨に見舞われ、何回か仮眠がてらSA/PAで足止めとなったので、長野ICから高速道路なのに往き以上の時間がかかってしまいました。(大町市内21:00発~自宅・翌日2:30着)

 


エアフローセンサー故障

2016-08-21 19:19:11 | BH5(GT-B)

 17年目の愛車BH5(レガシイTW GT-B E-Tune)で普段通り買い物に出かけたところ、片側2車線の国道で信号待ち中にアイドリング停止。 1か月くらい前からたまにアイドリングが不安定になる兆候はありましたが、次乗るときに正常に戻ったりしていたため、アイドリングが停止したのは今回が初めてです。 幸いいつも相談しているスバルのディーラから遠くに行っていなかったので、なるべく止まらないように高回転を維持しながら直行しました。(今思えば冷汗の運転でした。。。)

 みてもらった結果、以下のエアフローセンサーの故障とのこと。

 家に歩いて戻ってからお昼前に調査結果の連絡が電話であったときは、部品の在庫が無いとのことでしたが、夕方には調達して修理可能とのことで、修理をお願いしました。 一般修理工場だと、平日になってから部品を取り寄せて修理実施になると思うので、スバルのディーラーで正解でした。

 当初の見積は工賃・消費税含めて23,000円でしたが、夕方修理完了後、車を取りに行ったとき、ちょうど「お客様感謝デイ」だったことから、よくわかりませんが、それと15項目点検の組合せで工賃が半額になり20,000円ちょいとのことでした。

 後からインターネットを見ると洗浄すれば、、、とかありますが、たいていダメで交換のようです。 特に原因とかはわからないとディーラーは言っていましたが、過去にリコールもあったようで、元々部品周りの設計が良くなかったのでしょうね。

 

後記(2016/9/20):

 この部品の交換のせいか不明ですが、この交換以降燃費10km/L以上に向上! 何か大きな故障の前触れで無ければいいが。。。

 


鹿島槍ヶ岳、五竜岳(扇沢口から白馬五竜スキー場への縦走)~長野県大町市

2016-08-07 19:30:42 | 登山

 1日目は、爺ヶ岳登山口(扇沢口)から柏原新道に入り、種池山荘テント場に宿泊。 2日目は、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳を経てキレット小屋に宿泊。 3日目は、五竜岳を経て五竜スキー場に下山しました。

 写真は、2日目夕方、キレット小屋からの剣岳と夕日。 

 

2016/8/4(木)

07:50 爺ヶ岳登山口(扇沢口)から入山

11:20 種池山荘に到着

 山荘にてテント場の手続き。 1張700円。

 山荘の東側には、爺ヶ岳(手前が南峰、奥が中峰)が見えます。

14:22 午後時間があるので、テント設営、昼食後、爺ヶ岳南峰に向かっています。

14:32 爺ヶ岳南峰の到着。 山荘から30分程度です。

 東側、青木湖方面です。

 

2016/8/5(金)

05:50 起床後、朝食を終えたあとテントを片付けました。

06:01 東の爺ヶ岳に向かい山荘を出発

 山荘前に来て南側の展望が良かったです。

 カシミールで山座同定。

06:08 振り返ると西側に立山、剣岳もよく見えます。

 北側に、鹿島槍ヶ岳もよく見えます。

 南側、写真真ん中くらいに、槍ケ岳が見えました。

06:31 鹿島槍ヶ岳に近づいて大きく見えてきます。

06:48 爺ヶ岳南峰の巻道に雷鳥を発見。 親1羽、ひな3羽いました。

07:20 爺ヶ岳中峰に到着。

07:28 中峰を降りたところで猿の群れを発見。

07:46 さらに鹿島槍ヶ岳に近づきます。 左下に冷池山荘とテント場が見えます。

 立山、剣岳、鹿島槍ヶ岳の展望。

08:02 振り返ると爺ヶ岳の北峰、中峰、南峰の並び

08:14 冷乗越に到着

08:42 冷池山荘に到着。 少し休憩。

10:02 鹿島槍ヶ岳の山腹にある布引岳に到着。

10:58 鹿島槍ヶ岳山頂2889mに到着。

 しばらく昼食休憩。

12:14 南峰から降りて吊尾根を北峰に向かって進みます。

 南峰出発時点で帽子からヘルメットに変更しキレット小屋まで。 翌日の五竜岳頂上までは、ヘルメットが手放せません。

12:20 吊尾根のキレット小屋と北峰の分岐に到着。

 ザックをデポして空身で北峰にピストンしに向かいます。

12:32 北峰到着。

 北峰から南峰を見ます。

13:15 吊尾根の分岐に戻りキレット小屋に向かう途中

 氷河とも言われる鹿島槍北峰から降りている谷の「カクネ里雪渓」。

13:32 八峰キレットの手前に到着。

 崖っぷちから梯子に続きます。

 さらに上の梯子を上ると頂上です。

13:48 頂上からキレット小屋が見えました。

13:53 キレット小屋に到着。

18:54 キレット小屋からの夕日と剣岳。

 

2016/8/6(土)

05:13 朝焼けと剣岳

05:50 五竜岳に向かいキレット小屋を出発

06:07 何回か垂直に近い岩場を昇り降りします。

06:25 雨飾山、妙高山、火打山、高妻山 方面

06:30 ガレた急斜面を下ります。

06:39 口ノ沢のコルに到着

06:58 鹿島槍ヶ岳を振り返ります。

07:11 北尾根の頭に到着

07:28 五竜岳と手前のG5ピーク

08:17 五竜岳とG4の先にある岩峰

 石川県の高校山岳部の集団が張り付いています。。。

08:44 五竜岳本峰の急な登りに咲く珍しいお花。

 ガレた急斜面や急な岩場が山頂まで続きます。

09:16 五竜岳山頂2814mに到着。 立山、剣岳 方面。

 唐松岳、白馬岳 方面

 白馬村の街と、雨飾山、火打山、妙高山、高妻山 方面

09:51 五竜山荘に向かって下山開始。

 ここで、ヘルメットを帽子に替えましたが、ヘルメットにしたほうがいいところが下りの最初のほうでありました。

10:16 五竜山荘に近づきます。

10:29 五竜山荘に到着。 ノンアルコールビールでしばらく休憩。

 遠見尾根や唐松岳に向かう通り道がある「白岳」の山腹に建っています。

 五竜岳を振り返ります。

11:06 遠見尾根に向かいます。

 計画では、五竜山荘のテント場に宿泊予定でしたが、当日中に降りられそうな見込みの為、下山することにしました。

11:16 白岳を遠見尾根に向かって降りたところ。。。

11:19 五竜岳と五竜山荘を振り返ります。

12:31 大遠見に到着。

13:23 中遠見に到着。

13:42 小遠見の手前の登山口看板に到着。

 小遠見は巻きます。

14:32 スキー場ゲレンデのある「地蔵の頭」に到着。

14:45頃、テレキャビン乗り場に到着。

 白馬村の温泉風呂付き「民宿かみ」に宿泊し、翌日の8/7に帰宅しました。

 3日間のコースを通しで。