はるかのひとりごち。

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北九州大満喫の旅その9:会館のある街

2011年01月16日 00時43分08秒 | たびろぐ九州。

さて、ほんとにどんどん書いていかないと、ほんとに永遠に追いつかなくなりそうなので、(^^;;
昨年5月(!)の北九州レポの続き、書いていきたいと思います。

小倉駅からJR日田彦山線に乗って、「田川後藤寺」駅で途中下車。
この田川後藤寺駅、JRと平成ちくほう鉄道「糸田線」が乗り入れしています。
通称「へいちく」といえば、最初に「直方」駅から「田川伊田」まで乗った「伊田線」、
「田川伊田」から「行橋」まで乗った「田川線」のほかにもうひとつ、
ここ「田川後藤寺」から伊田線の途中駅「金田」までを結ぶ「糸田線」の3路線があるんです。
旧国鉄だった3路線を、へいちくが引き継いだんですね。(よろしければこちらの路線図参照)
最後の1路線、「糸田線」に乗るため、ここで途中下車したというわけです。


乗り継ぎまでちょっと時間があったので、駅の付近を歩いてみることにしました。
駅前をほんの少し行くと、ちょっといい雰囲気のアーケードを発見。
この「銀天街」って響き、あちこちで見かけますがけっこう好きです。
どんな感じかな?と気になったけど、郵便局へ行きたかったので後ほど歩くことに。

で、交差点に出て信号待ちをしているとき、ふと右手に目線をやると、



わー!!なんか素敵!!
明らかに歴史を感じる建物との遭遇。
道路の曲線と並行に建てられた、滑らかに弧を描く壁の形状、
2階部分の細かいタイル張りの壁の下部には、
明り取りなのか格子状の装飾が、無骨ながらもいいアクセントになってて、
思わず立ち尽くしてしまった。あ、ここってバスターミナルなんだ。


吸い込まれるようにして中へ入ってみると、バスを待つ人々がベンチに座ってます。
ああ、それにしてもいい雰囲気。間違いなく現代なのに、いつの頃からか時が止まっているような空間。
ここからバスに乗って、どこかへ行きたい衝動に駆られます。

それにしてもこの建物、かなりの年季を感じたんですよね。
いったいどんな建物なんだろ?と全体を見たくて建物に沿って歩いてみると、



わー!!「ターミナル会館」って書いてある!!
この字体といい、壁の煤け具合といい、炭鉱で栄えてた頃に建てられたのかもしれない。
とにかくいい雰囲気なのです。いいな、こういう感じ大好きです。

すごく気になったので帰ってきてから調べてみると、
この2階部分には、平成の初めくらいまで映画館があったんだそうです。
そうか、だから「会館」って名が付くのかも。
いまはいったいどうなっているんだろう。どこに上がるとこがあったんだろう。
こんなことならクマなく見てくればよかったー。(悔)


そんなことをまだ知らないこのとき、ターミナル会館に入っていく西鉄バスのかっこよさに、
しばらく見惚れていたのでした。
あー!銀天街見る時間がなくなったー!!


へいちく糸田線の発車時間が近付いてきたのでホームへ行ってみると、


最初に直方から伊田線に乗ったときの車両、ちくまる号がいました。今回は縁があるね♪


もうすぐ発車時間だって言ってんのに、駅前のケーキ屋さん「さかえや」さんが気になって、
こちらの「よつ葉のシュー」を買っちゃいました。旅のお供に♪


おやつの時間には全然早かったけど、早速いただいてみましたよ♪
カスタードクリームと生クリームの2層タイプで、これがちょうどいい甘さでウマかった~☆
これだったらいくつでも食べられそうなイキオイです。朝っぱらから甘いモノでも全然大丈夫でした。
(って、それはわたしが単純に甘いモノに目がないからか??(^^;;)


車窓をノンビリと眺めているうちに、糸田線の終点でもあり、伊田線の途中駅、
「金田(かなだ)」に到着です。これにて「へいちく」全線完乗!
ここで、あまり完乗の余韻に浸る間もなく(笑)、接続している伊田線へ慌しく乗り換えです。


列車は、あっという間に金田駅を離れていきます。
あ、へいちくの車庫って、ここにあったんだなぁ。ちょっと懐かしいお顔も見えました。
あの車両は、普段走ってるんだろうか。せっかくだから乗ってみたかったです。


そして、最初に直方からへいちくに乗ったときに渡った、あの「嘉麻川橋梁」を渡り、


終点、直方駅に到着。伊田線の起点「0キロポスト」がお出迎え。
これで、2日に渡ってグルーッと一周回ってきたことになります。なんか不思議な気分だったなぁ(^^;;
旅名人きっぷ、このあともまだまだ活躍していきますよ~。

「その10」へつづく。


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6 コメント

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Unknown (スカイ)
2011-01-16 13:24:28
いいですね、ターミナル会館!わたしもこのテの建物は大好きです。旅先でこんな味のある建物に遭遇したら・・・。考えただけでテンション上がります。予備知識なしにめぐり合えたのでしょうか?さすがですね。シュークリームも美味しそう!
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Unknown (高橋)
2011-01-17 12:42:14
どーも、高橋です。
大昔にコメントさせて頂いたことがあるのですが・・お久しぶりです。
「銀天街」とは我が地元である小倉の商店街が発祥です。天井が銀色だから、当初「銀天井街」と云われたそうです。
http://www.uomachi.or.jp/modules/history/index.php?content_id=1
 
なので、北九州付近のアーケードには銀天街が多いのです。 
 
地元を客観視する事ができて、いつも楽しませて頂いております。

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バスターミナル (nobu)
2011-01-17 18:27:52
ワタシにとっては懐かしい響き・・・バスターミナル。
規模はずぅっと小さいですが、昔我が街にもありました。
今は単なる停留所みたいになってしまいましたが…
そうそう、コレ…この若干暗めの雰囲気と、古びたコンクリートの建物が何とも言えない感じでした。
暗めに感じたのは、通学時の汽車に乗り遅れてやむなく乗ってたからかも?ですが(笑)
久しぶりに産交バスと競争してみますか!
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スカイさんへ。 (はるか)
2011-01-18 18:35:00
おおっ!スカイさんもこういう建物お好きですか!
まったく予備知識なしに歩いてて出合ったので、
裏側に回って見つけた「ターミナル会館」の文字にはテンション上がりました(笑)。
こういう歴史を感じる建物が残ってるというのは、うれしいことですね。
シュークリーム、おいしかったですよ~♪
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高橋さんへ。 (はるか)
2011-01-18 19:11:28
わぁ、コメントありがとうございます!
なるほど、銀天街って小倉のあのアーケードが発祥の地だったんですね~。
教えてくださって、ありがとうございます♪
そういえば、以前訪れた松山にも「銀天街」がありました。
北九州から派生していったんですね。
また北九州のあちこちの銀天街を歩きに行きたいです。
もう少し、北九州の旅が続きます。よかったらお付き合いくださいね♪
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nobuさんへ。 (はるか)
2011-01-18 19:27:10
おおっ!どの辺にあったのでしょう?バスターミナル。
あちこち旅して思うのですが、どこも駅から少し離れたところにあったりしますよね。
確かにちょっと暗めに感じるとこが多い気がする…。
打ちっぱなしのコンクリート造りが多いからかなぁ。
排気ガスで煤けていくのもあるのかも。それがまたいい味なんですけどね~(^^;;
産交バスとの競争、くれぐれも飛ばしすぎには気をつけてくださいね♪
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