はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

南九州いったりきたりその12:またまた肥薩線

2006年05月01日 23時00分48秒 | たびろぐ九州。

うーん、世の中はいつの間にか連休に突入してたんですね~。
まったく関係なく、いつもどおり仕事してるので、昨日気付きました(遅)。

そんなわけでね(どんなわけだよ)、もうちょっと南九州レポは続きます~

「はやとの風」で鹿児島へ舞い戻り、1泊したわたしたち。
前々日から降り続いた雨も、なんとかようやく上がって、
いつもながら朝からの移動、鹿児島中央からまたもや「はやとの風」に乗って、
次の停車駅、隼人(はやと)駅に到着しました。

この日のお目当ては、ちょっと悲しげな表情のこちら!


肥薩線の隼人-吉松間で活躍する、国鉄時代の急行型気動車に乗り換え。
急行型、とはいえ、ここでは鈍行(普通列車)として使われてます。
もっとも、「急行」って存在自体がどんどん廃止されちゃって、
この車両が急行として使われてるのは、広島の急行「みよし」くらい。
以前はこの肥薩線を走る、急行「くまがわ」で使われてましたが、
それも特急に格上げになったときに、姿を消しました。
昭和3~40年代に製造され、一時は一世を風靡した車両。
いまでは、めっきり数を減らし、貴重な存在となりました。
そんな気動車「キハ58」で、前日と同じルートを辿ります。


「はやとの風」は特急なので、いくつか駅を通過していきますが、
こちらはさすが鈍行、ゆったりとひとつひとつの駅を進んでいきます。
前日写真を撮った嘉例川駅も、
普通列車は停車時間なんて取ってないので、車内からパチリ。


のんびりとした各駅停車の旅を終え、吉松駅に到着。
昨日来たのに、また来ちゃった、という変な感じでありました(笑)。
ここからまたもや山越え、上り人吉行きの「しんぺい」号に乗り込みます。
そう、前日に乗った「いさぶろう」は、下り吉松行きの名称です。


「いさぶろう」の記事ではサラッと流してしまったのが、この真幸駅。
真の幸せを願うとして、ホームには「幸せの鐘」があり、
自分の幸せ度に応じて、鳴らす回数があるとか。
わたし?とりあえず3回くらい鳴らしてみましたよ(笑)。
ここは肥薩線で唯一、宮崎県に位置する駅でもあります。


この真幸駅も、前に紹介した「3段スイッチバック」の駅なのです。
写真の右下から山を上ってきて駅へ入り、進行方向を変えて、
少し上ったところでさらに向きを変え、
そしていま、これが山を上っていってるところ。わかるかなぁ?
駅で作業していた人や、お花見に来てた人たちが、
山を上っていくわたしたちの乗った列車に、ずっと手を振ってくれていました。


ループ線、スイッチバックと堪能し、人吉駅に到着。
ここからこの、九州横断特急に乗り込みます。
そう、初日に新幹線から乗り換えた、あの赤い車両。ここ人吉が始発の特急です。

しかし…、なんであたしたち、いったりきたりしてるんだ??(笑)


人吉駅のホームでは、人吉駅弁やまぐちの立売の方の姿も。
こういう光景、他ではなかなか見られなくなりましたね。


人吉から球磨川沿いを走る肥薩線、いわゆる「川線」を走っていきます。
これは球磨川を渡る「球磨川第一橋梁」。
明治39年に造られた、国内では貴重なアメリカ製のトラス橋です。
幾何学的な美しい橋桁と石造りの頑強な橋台、橋好きにはたまりません。
列車、かなり飛ばしておりましたからね、微妙に傾いちゃいました(笑)。


肥薩線の線路の上を行く、かつて鹿児島本線だった球磨川橋梁が見えてきました。
もうすぐ八代駅。長かった肥薩線往復の旅も、終わりに近付いています。


そして、熊本駅に到着。ああ、また戻ってきちゃいました(笑)。
まさに「いったりきたり」の今回の旅。あと少しだけ、熊本の車窓を堪能します!

「その13」へつづく~♪


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本一美しいホームの真幸駅 (ぽっぽ)
2006-05-01 23:53:30
前回は、スーっと話が通過してしまったので、

オヤッ?と思いましたが、やはり忘れていなかったですね!

真幸駅のことを!



鐘もさることながら、この真幸駅のまるで京都のお寺の

庭園のようなたたずまいを感じさせるホームの美しさが

とても印象に残っています。



σ(^^)が行った時も、確かボランティアの方々が、

ホームの清掃をされていました。



σ(^^)の知る限りでは、日本一美しいホームの駅なのでは

ないかと思います。
返信する
ぽっぽさんへ。 (はるか)
2006-05-02 01:00:13
今回は特に、掘り下げて書きたいことが山ほどある旅だったんだけど、

さすがに書ききれないので、ちょっとずつ小出しにね(笑)。

そうそう、あの「枯山水」っていうんですか、

ホームを降りた駅舎の前、きれいに手入れされてありましたよ~

ただね、ホーム上はいまはやってないようなんです。

団体客が大挙降りて、きれいに造られた駅舎の前の小石の中までドカドカ歩いちゃうんだもの。

ちゃんと気が付けば、もったいなくて足を踏み入れられないと思うんだけどね。

でも、地元の方にきれいにしてもらえて、愛されている駅なんだなぁ~っていうのが伝わってきますね~!
返信する
Unknown (nobu)
2006-05-03 01:29:38
私もこの春、キハ58の去就が気になって肥薩線・吉都線で乗り&録り鉄してきました。ワンマン改造型ばかりですが。

けっこう数はあるので、まだまだ大丈夫かな・・・と思いますが、九州新幹線全通時にはどうなるか・・・今のうちに乗っておきたいですね、国鉄型車輌。



ところで・・・「いさぶろう・しんぺい号」って、人吉駅での乗り換え時間が少なくて慌ただしいですね。(^^;
返信する
nobuさんへ。 (はるか)
2006-05-03 22:26:25
おお、実は今回nobuさんと同じく乗り&録りでありました

去年吉都線も乗ってきましたけど、まだまだとりあえず大丈夫そうですね。

でもこの車両だけでなく、かなり減ってきましたね、国鉄型。

身近では103やら113に乗れない時代が来たんだと、

かなり寂しく思っております。頭にEが付いたのには乗る気がしないんだなぁ~。

ところで、ほんとに乗り換え時間少なすぎですね、人吉駅(笑)。

慌ててるくせに、弧線橋の上から写真撮ったりしちゃいましたけどね
返信する
スイッチバック (35-lapis_lazuli)
2006-05-05 01:57:01
写真でみるとわかりやすい~。

けっこうな高低差をこれだけの距離で登ってしまうのね。

スイッチバックって箱根でしか乗った事なくて、こういう広々とした所で乗ったらおもしろいだろうな~。
返信する
35-lapis_lazuliさんへ。 (はるか)
2006-05-06 00:10:16
わかりやすい??ほんと??よかった~

険しい山を上っていくには、当時としてはこの方法しかなかったんだろうけど、

ほんとすごいなぁ~と感心しながら乗ってましたよ~。

箱根のスイッチバックは「く」の字だけど、3段はもう一方向あるんだよね。

広大な自然の中、トコトコ上ってく列車、乗ってて気持ちいいよぉ
返信する
プリン食べなかったの〓 (龍馬が行く)
2009-03-04 18:42:00
吉松駅となりに観光SL会館に湧水プリンってのがありとても美味しかったですよ
返信する
龍馬が行くさんへ。 (はるか)
2009-03-11 11:30:07
コメントありがとうございます。
吉松駅の隣の建物には入ったんですが、
プリンがあるのには気付かなかったかもしれません。
もうずいぶん前の訪問なので、次回機会があったら食べてみます。
返信する

コメントを投稿