父の家に、迷惑電話防止機器を取り付けてもらいました。
「この通話は、防犯上録音されますのでご了承下さい」とアナウンスが入る録音機器です。
神奈川県警では、75歳以上のお宅には、事実上無料譲渡しています。
本日昼頃、お巡りさんが家に来てくれて(私服で良かった、制服姿じゃあ、ご近所さんに何事かと思われそう・・)、あっという間に設置完了。
機器は小型で、じゃまにならないサイズ。
おお、これで安心!と思ったのもつかの間、警官が帰った途端、父が一言。
「さあ、困ったぞ。妙なもの(録音機)が入り込んできて(電話が)面倒くさいことになった。やめちゃうか?」
「は?何言ってんの?使い方は今までと何も変わらないよ。」
その後、私の携帯からかけて、父に受けてもらい、通話の練習。
「じゃあ、今度は、お父さんが、私の家にかけてみて。」と言って自宅に戻るも、一向に電話がかかってこない。
しびれを切らして父の家に行くと、「いくら待っても全く何の音もしないよ」
そこから、「電話をかける」と「電話がかかってくる」の違いを説明し始めた私も悪かった。
父「もう、お父さん、わけわからなくなっちゃった。今日はもうここまで。」
ヨロヨロとベッドへ向かい、珍しく、ベッドサイドの手すりを両手でがっちりつかんだまま、妙な横向き体制になったかと思ったら、そのまま数秒で寝入る。
子供が、不安な時にぬいぐるみ握りしめて寝に落ちる、みたいな(苦笑)
2時間後、寝室を覗くと、まだその体制のままグーグー寝てる。寝ながら鉄棒懸垂でもするのかってな位、両手でがっつりバーを握りしめているし。
「電話を触るのが恐くなってしまった、どうしよう、」みたいな感情の現れか?
あぁぁ、せっかく取り付けた録音機器、早速撤去になっちゃうのかな。