次号THE FLUTE8月10日号にて、「フルートdeスウィング」(仮)という特集を企画しているそうです。
ジャズ、ボサノバ、ポップス…など、クラシック以外の音楽をやりたいフルート愛好家への入門百科のような内容で、この中で誰でも参加できるいろいろなワークショップの紹介のひとつとして「大久保はるか Bossa Nova FLUTE ワークショップ」が取り上げられる予定です。
アンケートに答えたところですが、これが掲載される頃は、タイミング悪く、第6回最終回が終了した直後。きっかけで新たな企画が生まれたら良いのですが、という期待を込めてフライング掲載しちゃいます。
第6回 Bossa Nova FLUTE ワークショップ のご案内はこちら
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1.ボサノヴァワークショップは、アンサンブルでボサノヴァを演奏し、アドリブもその場で吹けるようになる、という内容でしたが、どんなやり方で進めていましたか?
「その場の90分で1曲完成!」を目指した内容のテキストを作成し、受講者様に配布しました。そのテキストに沿って進めるやり方です。内容は、後で復習しやすいように分かりやすく書いたつもりです。
2.ワークショップには、どんな人たちが参加していましたか?みんな玄人並の上手な人なのでしょうか?
フルート歴が1~2年の方が3割、3~10年の方が5割、10年以上の方や現役の音大生などが2割程度いらっしゃいました。大人が中心です。
3.ボサノヴァをやってみたいけれど、どう吹けばいいですか?そして何から勉強すればいいですか……?という人へのアドバイスをお願いします。
まずは曲のメロディをフィーリングよく吹く練習をするところから始めると良いと思います。
4.アドリブが吹けるようになるコツやよい練習法はありますか?
ワークショップでも度々申し上げていますが、この世の中にアドリブが出来ない人はいないのですよ。1つのスケール、例えばハ長調、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド、がフルートで吹ければ、アドリブは出来たも同然です。「え?ウソでしょ?」と思われる方は是非私のワークショップにご参加下さい(笑)。
5.大久保さんご自身が、ボサノヴァに興味を持ったきっかけは何でしたか?
ボサノヴァ歌手の小野リサ氏の歌声を聴いて、こんな風に人の心を癒やす歌声をフルートで表現したい、と思った事がきっかけです。
6.また、フルートを始めた最初はクラシック音楽を勉強されたと思いますが、そこからボサノヴァの奏法やボサノヴァという音楽そのものについて、どのように学びましたか?
数年間はジャズスクールに通って、コードネームやジャズスケール、アドリブなどの基礎を学びました。フルートを使ったボサノヴァの奏法に関しては、特に誰かに習ったことはなく、我が道を歩んでいます。おこがましい話ですが、自分が小野リサさんになったかのようなつもりで、ウィスパー・ヴォイスをフルートで表現するべく、ビブラートなしで吹いてみたり、極力小さい音でのロングトーン、ハスキーな音色などの研究、練習をしています。
7.その他、「フルートでスイングしてみたい!」という人に向けてメッセージなどお願いいたします。
今は、沢山のカラオケCD付き楽譜集が発売されていますので是非利用しましょう。最初はまさにカラオケ感覚で気楽にトライしてみると良いと思います。