この度のハルビン旅行は完全個人旅行。
中国の個人旅行…とくれば、わちゃわちゃは避けられませんね。
最初のわちゃわちゃ、空港からホテルまでのタクシーでさっそく勃発しました。
ハルビン空港情報、現地での服装などにも触れながら、その日のお話を。
話はハルビン到着直後にさかのぼります。
午前10:00。 ハルビン空港 到着です!
結構きれいな空港。
北京の気温も氷点下が当たり前・・・と、そこそこ寒いので、それなりの格好をしてきたのですが。
こちらの気温は桁が一つ違いますので、さっそく・・・。
空港内で見つけた更衣室で、お着替え、お着替え!
ちなみに今回の服装も、昨年フィンランドでオーロラを見たときと同じような防寒対策。
上: ユニクロヒートテック下着(タートル) → ユニクロヒートテックフリース(タートル) → ユニクロヒートテックフリース(ジャンパー)
下:裏起毛の分厚いレギンス → ユニクロヒートテック厚手レギンス → 薄手靴下 → あったか厚手靴下
上: ユニクロ薄手ダウン → 日本で購入した愛用ダウン
頭はフリース帽子の上にニット帽。 顔を守るためのネックウォーマーも。
下: ユニクロ裏起毛シャカシャカパンツ
ちなみに、一番大事なのは・・・ 靴! だと思います。
耐久温度がマイナス30度~40度という『ソレル』のブーツのおかげで、寒さは大丈夫でした。(とはいえ重くて歩くのしんどかったけど)
ばっちり着替えた私たち。
バスという手もあるけど、タクシーで楽しちゃいますか。
・・・と、乗り込んだら。
タクシーのおっちゃん。 メーター倒す気配なし。
ま、地方のタクシーにはよくあること。
というわけで車内で値段交渉開始。
・・・が、なかなか話がまとまらないので、夫が
「いいからもう、メーター倒して!」
と主張し、なんとかメーターが動き始めました。 めでたしめでたし。
・・・で、終わるわけがないんですよ。
私たちの、そして中国の旅が。
ホテルの正面玄関からちょっと陰になるところにタクシーが停まるので、なんかへんやな・・・と思ったのですが、いざ、支払いの段になると、運転手が一言。
「メーター、壊れた」
・・・出たよ。
ザ・チャイナ。
とはいえ、こういうベタな嘘って10年前の北京でよく耳にしたな~と、なんだか懐かしくて笑っちゃうほど。
ここでもめるのも面倒くさかったので、相場よりは高くついたけど、ま、いっか・・・とタクシーを降りたのでした。
行きのタクシーがこんなだったので、帰りはもう不要な交渉などしたくない。
というわけで。
空港行きの高速バスを利用することに。
あらかじめバス停でチェックしておいたのですが、バスは40分に1本。
ちゃ~んと間に合うように数分前にバス停に到着して、待機。
すると。
写真のこのおっさん。
さっそく私たちに近づいてきて。
「タクシー、乗らへん? バス待ってる時間も寒いし、乗ってからもバスは寒いよ」
いやいや、そういうタクシーの交渉が面倒くさいからバスにしたんですよ。
もう、私たちを放っておいてくださいよ。
・・・との拒絶にもめげず、このおっさん。
言うに事欠いて。
「空港行きのバス、5分前に行ってしもたで」
・・・・・は?
おっさん曰く、バスは行ったばかりだからこれから40分以上待たないといけない、だったらぼくのタクシーにお乗りよ!とのこと。
おい、こら、おっさん。
この国で“遅れる”ということはあっても、“早めに”なんて交通機関、これまで一度もお目にかかったことないんじゃ!
で、案の定、予定時刻より遅れること10分。
バス、しれっと来ました。
(おっさん、悪びれるそぶりもなくその辺ぶ~らぶら)
バスは20元/人。 バスの中での支払いです。
約40分ほどで無事空港に到着しました。
いやはや、行きのタクシーと言い、帰りのバス停でのおっさんと言い、手口がベタ!
ほんま、さっきも書きましたが一昔前の北京でよく見聞きした手口に思わず笑ってしまうほど。
なので、つい。
「ずるいねんけど、そう悪い人でもなかったね」
と言う私に、夫やっちゃんが一言。
「いやいや、悪い人でしょ」
冷静に考えると、思いっきりだまそうとしてるし、やっぱり悪い人・・・か?
でも、たとえば北京では、悪いことして騙そうとしてる上に怒鳴り散らしたり高圧的だったりする人が多い中、
ハルビンの人はなんというか、だます態度も素朴というか・・・。
私の中の“悪い人感知センサー”、かなり鈍ってきているようです。
日本に帰ってきた時、大丈夫でしょうか?(汗)
人を騙そうとしてるんですよ!
怒鳴り散らしたりしない分
余計に始末に負えないでしょ。
しっかりしてぇ~
でもまぁ、
平和ボケの日本にどっぷりの私なんざ、
コロッと騙されるんでしょうね
身体を傷つけられたり 命に関わるような
出来事もあるので。。。
かっちゃんさん、その程度の 小悪党と
わちゃわちゃ するのは、異邦人ならでは の
醍醐味ですから。。。
とにかく ご自分の身の安全だけは
守って下されよ。。。異国なんですから。
北京生活を通して、平気でうそつく人、平気でだます人にいやというほど出会ってきたので、うそをつきながらも「えへっ!」って感じの人は、なんだか素朴に見えてしまいました。危ない危ない・・・。
一番心配なのは、日本に帰国してそういう人に出会ったとき。
日本なのに・・・と、私の中でかなり美化されてる日本像が崩れてしまいそうです。
そうでした。
どう考えても悪い人たちでした~。
いやはや、センサー鈍ってますね~。
相手が怒鳴り散らさず「えへ、嘘ついちゃった」的な態度だったから、ついつい・・・(^_^;)
北京も他国に比べたら治安はいい方なので、私も結構ボケてきていると思います・・・。
ほんとに・・・。王子のばあやさんの所では確かに命にまでかかわってきますよね。
中国は場所によりますが、北京はほかの国に比べて安全な方なので、時々気を引き締めなおす必要があるな~と感じます。
ついつい異国ということを忘れちゃいそうになりますが、緊張感は大事ですね!