北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

北京で《浮世絵展》

2021-04-24 17:22:15 | 北京暮らし おでかけ編

先日。

 

北京で開催中の浮世絵展へ行ってきました。

 

 

 

一歩中に足を踏み入れると。

 

 

 

 

おぉっ!!! 派手やなっ!!!

 

 

 

 

浮世絵をまとったMINI。 乗りたいなぁ。

 

 

 

 

今回の展覧会。

100点以上展示されています。

 

 

 

 

かの有名な葛飾北斎の赤富士こと『凱風快晴』。

 

 

 

 

同じく葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』。

 

 

 

それぞれの作品の横にはQRコードがあり、それをスキャンすると作品の説明を読むことができます。

 

 

 

『両国橋大花火之真図』

隅田川の花火を描いた一枚。

 

橋の上の人ごみがすごい!

説明によると、1897年花火大会の最中に落ちてくる火薬を避けようとした人々が橋の上に集中して橋が壊れ死者も出たため、木製の端が鉄製に造り替えられたのだそうです。

 

 

 

 

『浅草金竜山之図』

作者井上探景はわずか26歳で死去した浮世絵師。

 

真っ白に覆われた大地、浅草寺の赤、傘をさして歩く人々、穏やかな静けさを伝える一枚。

 

 

 

 

『浅草公園遊覧之図』

 

画面後方に浅草凌雲閣。(関東大震災の時に大きく損壊し、その後再建も断念された)

中央の女性の着物には藤の画が描かれるなどとても華やか。右側の女性の着物はシンプルだけど、それでも優雅さを失わないと説明されています。

 

 

 

 

『源平八嶋大合戦之図』

 

壇ノ浦の戦いを描いた一枚。

中央の船は安徳天皇の御座船。

 

 

 

 

『奥御殿泉水遊覧図』

 

江戸城大奥で鯉に餌を与える様子を描いた一枚だけど、よく見ると魚に人面が!!!

しかもこれらは当時の歌舞伎役者を表しているらしく、例えばここでは六代目市川団蔵が描かれているそうです。

 

 

 

 

『西京四条夕涼図』

 

鴨川の床です。

 

 

 

 

 

『参宮上京道中一覧之図』

 

初代歌川広重。

すごろく風の江戸から京都までの地図です。

 

 

 

さて、浮世絵本体はもちろん、展覧会場もなかなか楽しくて。

 

 

 

入口近くのスペースには、ど~んと浮世絵を体感できるように壁一面がこのような感じ。

 

 

 

 

浮世絵の世界を体感できるスペースも。

 

 

 

 

今回の展覧は3つのテーマに分けられていて、それぞれの展示も楽しい。

 

 

 

そして・・・。

 

 

 

 

こんな体験もできるのでした!

凧揚げの人、ポージングが上手!

 

 

日本にいる時ですらきちんと浮世絵を見たことがなかったのですが、こんなにたくさんの作品を北京で見られるなんて本当に良い機会に恵まれました!

5月6日まで、今日美術館で開催中です。