遡ることかれこれ6~7年前のこと。
夫が東方航空の無料の機内誌を持ち帰って来たのですが、そこで紹介されていたのが『世界一ともいわれる規模の菜の花畑 雲南・羅平』でした。
ページいっぱいの菜の花に圧倒された私たちにとって羅平はいつか行きたい場所のひとつだったのですが、遂にそれが実現しました!
3/1~3/3。 見頃は1年でたったの3週間。
もう遅いかも・・・とドキドキしながら北京を出発。
3時間半のフライトで昆明に着き(相変わらず要領の悪い空港でうんざり)、そこから地下鉄でバスターミナルに移動。
昆明バスターミナルから更に。
こんなバスに乗って走ること4時間。
羅平バスターミナルに到着~!
って、めちゃめちゃ小っちゃいバスターミナルやん。
中国地方都市にやって来たんやなぁとしみじみ。
バスターミナル周辺は小さい商店がずら~っと並び。
ゴム手袋ば~っかり売るお店。
帽子ば~っかり。
計量器ば~っかり。
鉄パイプ萌えしそうな・・・。
タライ、たらい、TARAI・・・。
スーパーが少ない街はこんな感じ。 なんか懐かしいなぁ。
羅平に到着したのは夕暮れ時。
学校帰りの子とか子守中のおばちゃんとかが、美味しそうな蒸しパンに集まってます。
そんな街に、ど~んと掲げてあったのがこちら。
文明羅平20条。
羅平に住むものとしてのマナーや心掛けが書いてあるのだけど、公共の物を大事にとか運転はマナーを守ってとかはともかく、
パジャマで外出たらあかん
ごはん残したらあかん
そこらで大小便したら、ほんま、あかんで
・・・って、あんたら子どもか!
そんな地方都市 羅平で宿泊したのはこちら。
1泊一人数百円。 家族経営のローカルホテル。
当然、目にしたくない黒い虫も出没しましたが、でもまあ、アットホームやったからまぁいっか。
(部屋にはエアコンがなく電気毛布が敷いてあるという、これまたアットホーム感)
さて、この日の晩御飯はこちら。
口コミサイトでお店を調べたのですが、そもそも小さい街なのでほとんどお店がヒットせず。その中でまぁまぁ評価が高かったこちらのお店に行ってきました。
…ここ、誰かの家か?
一瞬、お宅訪問してしまったのかと思うような店内。実際、家族経営なのか、子守中の奥さんの姿も。
楽しそうな先客の姿がなければ、引き返していたかも!?
雲南のビールを飲みたかったけど、なぜか北京でよく見る燕京。
どうやらこの辺では、このビールがよく飲まれているみたい。
さて、ここはキノコ鍋が評判のお店。
注文は?と聞かれたので、メニューを見せてくださいなと言うと。
「メニュー、ない…」
どうやらお鍋のベースもお肉も種類が限られているらしく、口頭でお客さんの希望を聞き調理するスタイルらしい。
私たちが選んだのは、キノコ鍋、そして地鶏。
それ以外に追加したいものは、こちらから自分たちで選ぶシステム。
これ以外にお豆腐も入れたので、おなかいっぱい。美味しかった!!
ホテルまで15分程度。腹ごなしに歩いて帰りましょう。
…にしても、まだ夜の8時にもなっていないと言うのに、通りのお店は閑散として。
やっていけるんやろうか…と心配になるほど。
小さな民家が並ぶエリアに突如として現れる。
超高層マンション。
電気がついている部屋が少なく感じるけど、どれくらいの人が住んでいるんやろ?
もしかしたら投資目的で購入した人の方が多いんやろか?
〜おまけ〜
先程のきのこ鍋のお店でのこと。ちょっとブイブイ言わせてるヤンチャ風の男の子2人が入ってきました。
その二人の会話が。
「俺、ちょっとフルーツ買ってくるけど、お前どうする?」
「うーん、俺は今いいわ」
フルーツって・・・。
なんやねん。 あんたらめっちゃ可愛いやんっ!
ヤンチャな風貌と“フルーツ”が全然合わないので聞き間違えかとも思ったのですが、その後ちゃ〜んと瓜系の果物ぶら下げて戻ってきたのでした。
ほっこり。