北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

水に沈む万里の長城 その名も“水長城”へ!

2015-06-05 20:27:41 | 北京暮らし おでかけ編

前から気になっていた場所の一つに、“水長城”という観光地がありまして・・・。

先日、北京に遊びに来てくれた両親と一緒に行ってきました。

 

 

朝9:00に北京市内を出発すると、早くも渋滞。 週末の北京ですから仕方ありません。

それでも高速→くねくね山道をトータル2時間ほど走ると。

 

 

 

黄花城水長城” 到着です!

 門の手前にあるチケット売り場で入場券を購入。 45元/人。

 

 

 

さて、ゲートを抜けて中に入ると。

 

 

 

 

 

なんか、猛烈な勢いで雄叫びをあげている集団が・・・。

 

 

 

 

どうやらどっかの銀行職員が遠足?社内イベント?で水長城に来ているようで、見ているとこれから『水風船ぼっこぼっこ大会』が行われる模様。

手で投げるのではなく、砲台(?)のようなものまでおかれて、いやいやちょっと、危ないやん。

 

 

 

 

・・・と思っていたら。

「これからここは危険ですから、別の場所に移動してください」

と誘導されてしまった。

 

 

 

 

・・・って、いやいや、ここ。

公共の観光地やろ?

なんでわざわざここで水風船ぼっこぼっこ大会を開催するねん。

 

 

 

 

そんなわちゃわちゃが繰り広げられたのは、黄色の円で囲んだこの場所。

私たちは西門への駐車場に車を停め、そこからつながる商店街が並ぶ道を抜け、西門にたどり着いたのでした。

 

 

 

 

さて。

水風船の危険から逃れて道を進むと。

 

 

 

 

おぉ~!  ダムだ!

 

 

そうです。

このダムを造ったがために、万里の長城は水に沈んでしまったというわけ。

 

 

 

 

では、このダムの内側を歩いていきましょう。

 

 

 

 

 

中途半端な水量の水が、ぽたぽたと・・・。

 

 

 

 

それを抜けると、今度はこの階段!

おそらく他にもルートはあるのでしょうがよくわからなかったので、私たちはこの心臓破りの階段を登りました。

 

 

 

 

 

ダムの上に到着~!

 

 

 

・・・って、そのダムの上。

 

 

 

 

なんか、人がいるんですけど・・・。

 

 

 

 

 

これは・・・。

こちらでよく出没する自由人か? それとも、なんかの訓練か? あるいは娯楽のひとつか?

 

 

 

 

気にせず進みましょう。

舗装された道をてくてく。

 

 

 

 

 

市内の空気は良くなかったけど、郊外は素晴らしい晴天。

登れはしないけど、長城の一部が見えてきました。

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

あっ!!!

水の向こうに見えるは、沈んだといわれる長城!?

 

 

 

 

 

そうです。 これが“水長城”。

周りにはいくつものボート。

 

 

 

こっちの人、ボート好きやもんな~。

市内でもよく乗ってるよな~。

 

 

 

なんて思っていたら、そばにいた父親が。

 

 

 

 

「ボートに乗りたい! ボートの上でおにぎり食べたい!!!」

 

 

 

駄々をこね・・・訴えたので。

 

 

 

 

私たちも乗ることに。

 

足こぎボート4人乗りは1時間50元。(デポジットとして50元別途支払い。 ボートから降りてチケットを提示したら50元は返却してくれます)

念のため「ボートで飲食可か?」と聞くとOKとのこと。

ただし。

 

 

「ゴミを水の中に捨てたらあかんで」

 

 

 

・・・捨てるかいっ!

 

 

 

 

 

さて。最初は、

「え~? ボート?? 別にいいやん」

と思っていたのですが。

 

 

 

 

 

ボート、最高!!!

 

 

 

 

水面には心地よい風が吹き、目の前には悠久の歴史を思わせる万里の長城。

そして、手には。

 

 

 

 

おにぎり!

 

 

 

いやぁ。素晴らしい!

提案してくれたお父さん、有難う!

 

 

 

 

 

水に沈んだ長城。

近くまでボートで行くことができます。

 

 

 

 

ゆったり、ゆったり・・・。

 

 

 

 

この先はまだまだ遊歩道が続き、長城を目にできるスポットが続くようです。

 

 

 

 

それでは、駐車場へ戻りましょう。

行きは西門から来たので、帰りはダムの上を歩いて東門へ。

 

 

 

ここに出てきたわけですが、駐車場。 若干離れておりました。

東門、西門とも駐車場は道をはさんでひと続きになっているのですが、東門側の駐車場の方が一段高い場所にありました。

(歩いて移動できる距離ではありますが・・・)

 

 

初めて行った水長城。

お天気が良かったこともあり、想像以上に素晴らしい観光地でした。

 

今は大半が中国人観光客だったけど、そのうち外国人観光客も増えていくのかな???

定番の長城は見たから他の観光地へ・・・とお考えの方にはおすすめです。