Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

鏡視下手術

2013-04-11 | 想い・雑感
1990年代初頭
腹腔鏡下手術として
外科領域に腹腔鏡下胆嚢摘出術が導入された頃から
私は非常に興味を持ち
その領域に関わってきました

現在では胆嚢摘出術だけでなく
胃癌や大腸癌に対する手術にも
腹腔鏡が広く利用されるようになってきました

鏡視下手術が行われ始められた頃は
患者さんにとっては侵襲の少ない手技だが
外科医にとってはストレスの多い難しい手技とされていました

しかし
器具の進歩とともに
手技の進歩もあり
次第に安定した手術となってきました

今や外科医にとっても
肉体的に楽な手術となってきたように思います
モニターを見ながらの細かい操作も
よく見えるので安心して行えます

外科医における女性の割合は
今でもそれほど高くはありませんが
鏡視下手術は
女医にとっても肉体的負担の手術であろうと思われ
もっと多くの女性が外科医を目指してくれるといいなと思います