喪中はがきを受け取って

喪中はがきの季節になってすでに何枚か届いた。

そのご家族が亡くなったという知らせは寂しいだろうなという気持ちは抱くけれど、年賀状の

やり取りをしていた当の本人が亡くなったという知らせは、本当に辛い。

納戸の掃除をしていて古いアルバムを見ていたところへ新卒の頃一緒だった人の奥様から

悪性リンパ腫で１０月に亡くなったとのはがきだった。

お互いにその土地を離れてから結局一度も会う機会はなかったけれど年賀状のやり取りだけは

続いていた。

わずか２年の同僚だったけれど、お互いに若かったので若い仲間とピクニックの行ったり

食べたりしてよく遊んだ。

知り合いが亡くなるのは寂しい。

アルバムの中の夫はいつもタバコをくわえている。最後の５年間はお医者様に止められて

いやいや吸うのを辞めていたけれど、本当は吸いたかったのだ。

どうせこんなことになるのなら吸わせてあげればよかったのかとアルバムを見ながら涙がこぼれ

た。

親しんだお店の廃業と新しいお店の開業

実家に近い八百屋さんが廃業することになったとのこと。

経営者は変わったけれどかなり昔からのお店で今時スーパーが多い中で昔ながらの八百屋さん

だった。

お墓参りのときのお花やちょっとしたものを買うとき便利だったのに、こういうお店がなくなる

のは残念なことである。

今日、近くのコンビニに行ったらすこし前に廃業した中華料理屋さんでペンキの塗り替えを

していた。新しい人がここでお店を開くとのことで、近くに食べ物やさんができるのはありがた

い。

こうしてみていると商売はなかなか難しいものだとつくづく思う。

親戚一族に商売をしている人がいないのでサラリーマンには分からない苦労もあるのだろうなと

感じたことだった。

今日は暖かかった。明日は雨。今日はすこし有効に時間を使った。

風呂吹き大根と里芋の煮付け

昨日のお昼前玄関のドアを開けると大根と里芋が置いてあった。

もって来てくれた人は分かっている。農業をしている友人だ。奥さんに電話してお礼を言う。

「やはり黙っておいてきましたか」と言われた。彼はいつも黙っておいて行く。

さっそく今夜は風呂吹き大根をつくり里芋を甘辛く煮付けた。


富山で雪崩が起きて７人が亡くなった。美しい雪景色の中大きな溝が開いている。

昨日は道路を補修中の作業員の方たちが土砂崩れで亡くなっている。

雪や雨はとても危険だということがよく分かった。

南の海に突然噴火が起きて島ができたり、毎日自然のもたらす事件が起きている。

それにしても猪瀬さん、あなたもですか？

あなた、ひどいよ・・・・さっさと逝っちゃうなんて。

落ち着かない一日だった。

これといったことは何もしていないのにぐずぐずと雑用をしていたら１日が終わってしまった。

空き家にしている家のガレージのシャッターに落書きをしたけしからん者がいて、わけの分から

ない絵が描かれていると夫のいとこから連絡があった。

お歳暮を買う用事もあるので一度出掛けていかねばならない。どうしたらよいのか分からないけ

れど。

今のこの家１軒維持するだけでも大変なのに住んでいない家のことまで気苦労が覆いかぶさる。

夫の家なので、彼が生きていてくれたら何とかしてくれるだろうけれど、私にはすこし荷が重く

なってきた。

何もかも押し付けてさっさと逝っちゃうなんて、あなたひどいよ。

弁天島で夕日を眺めてきた。

浜松で浜松城を見たが工事中でがっかりだった。

弁天島に行き、そこの浜名湖が目の前に広がるホテルに宿泊。

１人１部屋宿泊で申し込んだけれど与えられた部屋に行ってみるとベッドが３つ並んでいて

トリプルだった。

広々とした部屋で湖と赤い鳥居を眺めながら夕日が空を赤く染めて沈んでいく情景を堪能した。

今年はもう旅は打ち止めのつもり。やらねばならないことがたくさん溜まっていてすこし

急がねばならない。

別に年末にしなければならないことではないのだけれどやはりすっきりと新年を迎えたいと

いう気持ちがあって毎年大童の状態で過ごすことになる。

残り４０日。暖かい日が続くとうれしいのだけれど。